散歩日記XX

主に趣味の話を書いているブログです。

なぜか長野(10)企業系ね

2023-09-25 19:21:40 | 飲み歩き・日本国内
さて、夜になり長野の繁華街がどのあたりなのかよく分かっていないが、とりあえず駅前のホテルの裏側はかなりの飲食店街になっているようだ。その辺をぶらついて、行くところを決めよう(もちろん、事前調査はある程度してある)。

何だか店構えを見て「そうじゃない」感が強くなってきた「SNS」へ。疲れたので判断力が無くなっていたのかもしれない。店は派手で目立つが、入口はわざと狭く、昔のくぐり戸を模した作りになっている。



囲炉裏端のようなところに座り、ビールを注文すると一瞬のすきもなく「通しです」と言われて陶板焼きのようなものが2つも出てくる。1つは湯豆腐(う~ん)。もう一つは豚すき。何だかかなり貧相だが、ネット上で昔の訪問記を見ると、陶板が1つだった時代もあるようなので、かさ増しして値段が高くなったのかもしれない。





豚すきには玉子を付けて食べるのだが、玉子が大幅に余るよな(鍋の具が少なすぎて)。



さて、ビールを飲みつつ、メニューを検討するが、なかなかの強気値段だね。



まずは郷土料理コーナーからなす煎餅というのを頼んでみたのだが、出てきたのを見るとナスお好み焼きじゃない。マヨネーズとソースを使っているけど、本当に郷土料理なのかね(見た目の通りの味がするだけで、不味くはない)。



日本酒は県内全銘柄を押えているらしいが、私が今日、上田で見かけた亀齢は品切れだそうで、オバステ政宗を注文。酒は美味い。



次の料理は信州黄金軍鶏のクワ焼き。これは粒胡椒の辛味が強すぎることを除けば、しっかりした鶏の味わいがあって美味かった。ボリュームもなかなかある。



そして北海道ではなかなか食べられないぬか漬け。ま、こんなものだろう。



珍味、味噌チーズ。予想通りの味である。



酒をもう一杯、中野市の勢正宗を注文。県内の酒をこれだけそろえているのは良いことだと思う。飲んでみてもちゃんとした状態を保っているようだ(少なくとも今日飲んだ2種類は)。



後はバイトの兄ちゃんかな。何となく素人丸出しというか、店側のやりたいことだけに注力するのが精一杯という感じが辛い。料理の注文も忘れ去られているやつが一つあったし…。



やっぱり飲み屋を探す時はネットの情報に頼らず(なぜか褒めちぎる評価が多い)、店構えをちゃんと見て総合的に判断すべきだと思い知った夜であった。大体「○○○○酒場」と名付けて最近できたレトロ調の店って、私は普通入らないよな。
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なぜか長野(8)美味だれ美味し

2023-09-25 13:20:50 | 飲み歩き・日本国内
さあ、昼をまわったところで上田駅前で気になっていた店に行き、昼食だ。いや、一杯だ。



酒場兼食堂である「NG」へ。店内は半分強の客入りかな。カウンターで定食を食べているサラリーマンから、早くも一杯始めた観光客まで、客層はまちまちである。私は途中から水分を控えめにしていたので(←健康には注意されたし)、まずはガツンと生ビールでスタート。



豊富な酒のつまみから美味だれ串おまかせ5本を注文。まずはキャベツと辛味噌の通しが来た。



しばらくキャベツを食べていたが、焼物には時間がかかることに気がついて、信州馬刺しを注文。よし、こっちの方が早く出てきた。



馬刺しはゴマ油+塩と生姜、ニンニクで食べるようだ。一切れ目をゴマ油で食べたが、どっちかというと醤油+薬味の方が好みなんだよね。あまり醤油をかけすぎないように気を付けて、それに生姜を乗せて食べる。うーむ、美味い。

そして焼物が到着。部位が良く分からないが、豚と鶏ハツ、鶏せせりあたりかな。しかしながら、ここで特筆すべきは右上に見えるタレである。これは上田の名物で「美味だれ」(おいだれと読む)なのである。従って、この記事のタイトル「美味だれ美味し」は「おいだれうまし」と読むのである。



さあ、早速食べてみよう。味はというと、さっきのキャベツについてきた辛味噌を大根おろしで割ったような感じがしていたのだが、今ネットで検索してみると、醤油と味醂にニンニク、玉ねぎ、生姜などを入れ、さらにリンゴやナシなどのフルーツを入れたものらしい。味オンチがバレバレである。

で、このタレがメチャクチャ美味い。タレをちょっとだけ付けるなどという加減は全く不要で、焼物の全面に隅から隅まで付けたい。さらにはもしここにご飯や豆腐や野菜があったら、それにも付けたい。いやいや、淡泊な魚や肉にも付けたい(肉には今付けてるか)。そのくらいの味だと思う。

酒は上田の地酒、福無量を冷やでもらう。



いやもう最高だな。焼物は1本単位で追加できるので、何か食べたい気にもなったが、次に行くところもあるし、これくらいにしておくか。勘定をして貰った際、店のお姉さんに「このタレは美味いですね」と絶賛しておいた。



いや、満足したよ。

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なぜか長野(4)バーの街

2023-09-24 22:10:52 | 飲み歩き・日本国内
一軒目のなかなかの人気店を出て、続いて日曜日に空いている数少ないバー「A」へ。松本はバーの街として有名なのだが、日曜休業の所が多く、選択の余地がなかったのだが、果たしてどうだろうか。

それにしてもまた店の場所が分からず、しばし迷う。今回は地図の問題もあったが、店の外観がバーっぽくないのである。大きな通りに面した路面店であるのに、何とか店を発見して入る。



開店すぐだったので、先客もなく長いカウンター席の真ん中辺に座る。バックバーは品揃えが良く、一枚板と思われるカウンターも素晴らしい。

1杯目はジンソニックでスタート。たっぷり氷を使うのは松本スタイルのような気がするのだが、見ていて作り方が申し分ない。



通しはチョコレート3種。



美味いジンソニックを飲み干して、2杯目に「長野といったら、やっぱりマルスウイスキーなんですかね」(上伊那郡宮田村というところに、信州蒸留所がある)と聞いてみると、マスター氏が我が意を得たりとすごいおすすめが出てきた。



まずは右のシングルモルト駒ヶ岳2023エディション。これはバーボンバレル、シェリーカスク、ポートカスクで熟成したウイスキーを合わせたモルトウイスキーで、スタンダードながらしっかりした美味さがある。大体日本の熟成年数が浅いウイスキーはちょっと物足りなかったりするのだが、これは十分じゃないか?

そして次が、真ん中のシングルモルト駒ヶ岳IPAカスクフィニッシュBottled in 2022である。これはインディアン・ペールエール(IPA)という苦みの強いビールを熟成した空き樽でフィニッシングしたシングルモルトウイスキーなのだ。しかも、今年の製品ではなく去年のだから、もう飲めないな。



ウイスキーも期待通りの苦みの強い仕上がりで、個性的な変化球として飲んでおきたい味である。

そして左端がMARS The Y.A. #02という屋久島で熟成されたモルト原酒である。台湾のカバランというウイスキーはその気候により熟成が早まると言われているが、屋久島で熟成したこれにも同じような効果が出ているのかもしれない。



変化球を飲んだ後の私には、一周して穏やかに熟成されたウイスキーという気がして、なかなか良かった。「マルスを指定してくださるお客さまには、ご相談の上ですが、いろいろ飲んでいただきたく」とマスターが言う通り、いきなりの飛び込みだが、良いウイスキーを出してもらった。



少しよろよろしながらホテルに戻り(道には迷わなかった)、大浴場があるので、そこで一汗流す。出たところにマッサージルームがあるので、期待していたのだが2台しかないマッサージ機は使われていたので断念。

その後、エレベータに案内のあった、出汁茶漬けを食べに1階へ。



まあ、なかなか美味かったと思うが、食べ過ぎかも。


→沢庵、野沢菜、鮭そぼろ、海苔などが乗っている。

初日は14,623歩で、早めに就寝。
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なぜか長野(3)馬尽くし

2023-09-24 19:00:06 | 飲み歩き・日本国内
少しばかりの休息の後、17時になり早速調べておいた居酒屋へ。といっても、私は印刷した紙地図に行きたい店のマークを付けて使うようにしているのだが、なかなか店が発見できずに困った。地図の印刷が薄めなのと(プリンタのせい)、マークを付けた位置が結構適当なのと(自分のせい)、目が悪くて見えないのと(自分のせい)、道路が直交しておらず(松本市のせい)、方向音痴(自分のせい)なのが相まってしまったのである。結局、スマホで場所を探したりして、全然地図の意味ないじゃん。昔はこれで十分だったのだが、私も年老いたものよのう。

さて、松本駅前にある蕎麦居酒屋「KM」に行くと、まだ先客が誰もいないのに予約がいっぱいに入っている様子だった。なんとかカウンター席に座ることが出来て、ビールでスタート。



通しはマグロの角煮ともやしのナムル。あまり郷土料理らしくないな。

まずは穂高わさび三種盛り合わせ(わさび菜醤油漬け、わさび味噌、わさびのり)がやってきた。わさび菜醤油漬けはまあ普通に予想できる味だったのだが、他の2品がもうヤバい。わさび味噌は酒を飲ませるしょっぱさをわさびの爽やかさが中和して、ついバクバク行ってしまいそうになる味。わさびのりも甘ったるさが無くて、酒を進ませること請け合いである。



ビール飲んでる場合じゃないぜということで、信州の地酒メニュートップにあった善哉夫婦松(松本)で日本酒スタート。



そしてやってきた馬刺し3種盛り。今日は外モモ、たてがみ、ハツの3種を盛り合せたものである。



これをどうやって食べるかというと、薬味らしきものが3つ出されて、馬の脂身に塩胡椒したもの(下)は赤身に合い、それ以外は醤油と生姜(中)、ニンニク(上)で食べるのである。



醤油も特選っぽかった。



なるほど、外モモに馬の脂身というのは合うね。脂は室温で溶けてしまうので、後でまた使ってみようと思っていたら、半分以上、勝手に液体化しているくらいさっぱりしたものなのだ。それ以外は醤油で食べるが、たてがみなんて本体が全部脂じゃんと思うのだが、それがまた美味しいのである(こっちは放置しておいてもなぜか溶けない)。

そして次は「おたぐり」だね。これは馬の腸を煮たもので、北海道でいうところの(いや、歌志内と三笠くらいでしか言わないか)「なんこ」である。いろいろな作り方があるのだろうが、今回のものにはニンジン、ゴボウなどの野菜も入っており、多少臭いはするが何とか上品に仕上げた感じなのである。



ここで、北安大国純米吟醸(大町)に酒を切り替える。そして、今日の私は馬攻めだ。馬肉カツレツレアー仕立てというのも行っちゃおう。



私の好みではもう少しばかり火を入れても良い気がするが、実に肉を食べている感じがした。そして、蕎麦居酒屋なので、締めの蕎麦(量が少な目)を注文。蕎麦はかなり細め、汁は江戸前風の濃いやつではなく、たっぷりそばを付けても大丈夫なやつなのだ。



これもするすると食べられて、美味かった。日曜日なので、店の選択余地が少な目だったのだが、何とか良いところに当たったと思う。

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2023年7月のカクテル

2023-07-31 23:51:51 | 飲み歩き・日本国内
今月は静岡遠征もあったりしての29杯。静岡のバーは念願の「V」には行けたが、楽しみにしていた「g」は休業中であった。残念。

ウイスキー 11
モスコミュール 2
ミントジュレップ 2
ウイスキーソーダ 1
ロブロイ 1
サイドカー 1
シャンゼリゼ 1
ピーチダイキリ 1
クラシック 1
カイピリーニャ 1
ゴッドファーザー 1
コスモポリタン 1
シャルトリューズ 1
ビール 1
ブルームーン 1
ベリーニ 1
雪国 1
合計 29
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なぜこんな時に静岡(16)

2023-07-30 11:45:35 | 飲み歩き・日本国内
さて、最終日。静岡には2016年に静岡近代美術館というのができたらしいが、公設の美術館ではなく私設美術館のようである。「シャガール展」というのが微妙だったのと(あまり好きではない)、オープンが10時半で時間的余裕があまりないので断念し、駅前のデパート松坂屋へ。

地下でお土産を見てから、最上階に上がると雑貨フェアをやっていた。



そこから1階降りると、街中ビル内水族館があるみたい。行かなかったけれども、最近札幌にもできた都市型水族館というのは人気があるのかも。



この後は、静岡駅方面で早めの昼食場所を探す。ふむふむ1000円か。マグロの質がどうなんだろう。



「まるごと静岡セット」はかなり充実した感じ。



大衆酒場もオープン直前だ。ここの「ほろ酔いセット」は南鮪赤身刺し(天然南まぐろ)って書いてあるから、期待できるかも。





違う店では入荷無しだった生しらすが入荷している店を見つけた。店によって違うもんかね。



チェーン店っぽい寿司屋さんがあったのだが、「プレミアム」にもほどが過ぎるだろう。



飲食店は概ね11時に開店しそうなので、その時間に飛び込みたいのだが、人気の店は徐々に行列ができ始めている。そこまでして食べたいものもなあ…。私は11時になった瞬間に行列のできていなかったこの店に飛び込んでみることにした。



1番目の客なので、落ち着くカウンター席の端に座り、これを注文。



飲物はメニューにあるやつが「ほとんど大丈夫です」ということで、マルエフ中瓶(650円)にした。



ビールを飲んでいるとすぐ出てきたのが、あらかじめ用意しているのであろう清水鮪(ぶつ盛り)。これは後に取っておいて日本酒に合わせよう。



そしてこれも当然用意ができている静岡おでん。大根と竹輪が出てきた。魚粉の香りが良く、大根から食べるとその汁気が実に美味い。色ほどしょっぱいわけではなくて、大根の味を引き立てる味付けなのだ(竹輪はまあ普通だな)。



そして静岡で浜松餃子。静岡とは距離も遠く、県庁所在地である静岡市より人口が多い浜松市。仲が悪いと聞くが、この店に行列ができていなかったのも、浜松系列だからとかそういう理由なのかな(今調べたら、勘繰り過ぎで静岡市の会社だった)。最初からタレが辛いのがなんだが、この餃子美味いね。4個というのもちょうどいい。



餃子でビールが捗ったので、静岡は岡部の酒、初亀プレミアムを追加注文。



そしてお好きな1品から黒はんぺん焼き。黒はんぺんは結構甘みがあり、そこをネギと生姜でさっぱり食べる。そしてさっき取っておいたマグロぶつも、マグロ刺身を出したときに端っこが残るのだろう。日本酒にピッタリで悪くないよ。



ということで酒も食べ物も十分だ。適当に入った割には良い店で、お勧めできる昼酒セットだった。静岡の飲食店街は札幌に比べてはるかに昼酒セットが充実していてうらやましい。「静岡市はいいねえ。」


→あんた、今は合併して静岡市だけど、元清水市の出身だよね。
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なぜこんな時に静岡(13)

2023-07-29 19:29:26 | 飲み歩き・日本国内
何故ここまで苦労して沼津に来たのか。ついに今回のメインイベントである沼津の名バー「V」へ。この店を再訪するのが目的だったのである。あまりの人出についビビってしまい、予約の電話を入れておいたので安心しての訪問である。





階段を登り、バーに入ると先客1名で、やはりお祭りの日のオーセンティックバーは静かである理論は正解かもしれない。カウンター席の中程に座り、モスコミュールでスタート。ここはマスターが作ってくれる。



これを飲みながら「何かご旅行ですか?」と若マスターに聞かれるままに、札幌から来たことを説明する。今朝、沼津では祭りがあるので来るかどうか迷ったのだが、ここに来たかったので、思い切って来てみたという話をした。

そしてこの店の通しは気が利いている。今日はコンビーフのキッシュ、生ハム+キウィ、カボチャサラダの3点である。



2杯目はロブロイ。黙ってお任せすると、デュワーズ12年を使って、しっかりした味に仕立ててくれた。



3杯目は「今年はスタンダードカクテルをあらためて飲むということをやっていて…」とブランデーのカクテルを相談すると、「やはりそこはサイドカーでしょう」ということで、作ってもらった。



ふーむ、これはさっぱりしながらもブランデーの味わいが効いているね。

締めに「何か少し珍しい、それでいてあまり値段の高くないウイスキーを」ということで相談すると、「最近、富士ブランドのシングルモルトが出たのでそれはどうでしょうか」ということで、それは静岡に来たのだから、乗っかることにしよう。



これまで富士のグレーン、富士山麓というかなり度数の強いウイスキーが出ていたのだが、これは46度のシングルモルト。そんなにスモーキーさは無く(当然だが)、ジャパニーズウイスキーのふんわりした味わいがする。

今日はあまりの楽しさに4杯とちょっと飲みすぎた。勘定をしてもらって店を出ると、前回と同じく、マスター、若マスターが店の外まで見送りをしてくれるのだ。道の角まで歩いてから振り返ると、これまた同じようにまだ見送ってくれているのだよなあ。前回は申し訳なさに困った記憶があるが、今回はこれに乗っかって、私も思いっきり手を振って挨拶をした。いやー、来て良かった。なんとも気持ちよく、素敵なバーである。


→これはさすがに一旦角を曲がり、マスターたちが姿を消した後にバーの方向を撮影したものである。

この後は、花火大会が終わる前に早く帰ろう。裏道をまっすぐ沼津駅に向かい、静岡行きの普通列車に乗る。





しばらく座れなかったが、途中から席に座り、少しばかりウトウトしながら静岡へ。
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なぜこんな時に静岡(12)

2023-07-29 17:52:28 | 飲み歩き・日本国内
街中で一杯やってから目的地へと思っていたのだが、とにかく大混雑でどうにもならない。



普通の飲食店も店の前でミニ屋台というか販売コーナーを作っており、そういうところに行く気はなかなかしない。普段ならこのアーケード名店街ももう少し落ち着いているだろうになあ。



落ち着いて飲めそうな店が全く見つからないので、ついに諦めてちょっと高級な雰囲気の寿司屋に行ってみることにした。値段はせいぜい1万円だろう。なんとかなるのではなかろうか。



しかし、しかしであった。1軒目の寿司屋さんは予約で満席、もう1軒飛び込んでみた店も予約で満席。こりゃどうにもならんぞ。



さらに妥協して、この店はちょっと見た感じでいいと思えないけどなというところに飛び込んでみた。中に入ってみると、これだけ街の中に人が出ているのに、私が一番目の客である。失敗したかな。

とりあえずあまりの暑さにビールを注文。通しが実につまらない枝豆だったので、もうガッカリ。とりあえず1時間時間がつぶせれば良いかということで、刺身盛り合わせを注文する。これが意外な出来栄えだった。



刺身で出てきたのは、ブリ、トロ、キンメ、鯵、甘エビ、タコ、ハタという品揃えである。トロは見ての通りの脂ののり具合だったが、ブリもそれに匹敵する品である。鯵ももっちりと美味かったが、驚いたのはハタの歯応えの良さである。これはなかなか食べられるものではないと思う(値段が多分1650円)。


→残念ながらカウンター席が暗くて、写真がボケた。



思わず日本酒を飲みたくなり石鎚を注文。しばらく刺身を食べてから、あまり時間がないので締めのスキ身巻きを注文。これも寿司飯とマグロのスキ身がよくマッチした佳品であった。





店の人に「刺身、美味かったです」と挨拶をして店を出た。悪くなかったじゃないか。

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なぜこんな時に静岡(6)

2023-07-28 20:00:48 | 飲み歩き・日本国内
さて、次は静岡といえばこれがメインイベントの第一弾。東京新橋時代から通うバー「g」へ。久しぶりだなあとワクワクしながら行ったら、あれれ、店が開いていない。



シャッターに貼ってある紙を見ると、理由は不明だが、7月末まで休業らしい。なんということだろうか…。



落胆しつつも気持ちを切り替えて、前回静岡に来た時に訪問したバー「LR」へと向かう。





ここは16時開店という札幌にあれば私が重宝しそうな店なのである。店の扉を開けると先客なし。カウンター席の真ん中に案内され、メニュートップのミントジュレップでスタート。ウイスキーはエズラブルックスを使っているということで、飲みごたえがある。



2杯目はなかなかメニューに載せてある店は少ないシャンゼリゼを注文。これもアルコールがしっかりしたカクテルだ。マスターに聞くと「やはりショートカクテルはアルコール感がしっかりなくては」とのことであった。



3杯目はバックバーに置いてあるのが気になった「TORABHAIG」というボトルである。カタカナ表記にすると、トルベイグ(トラベイグ)・アルトグラン・レガシーシリーズというウイスキーらしい。高すぎると困るので一応値段を聞いてから注文した。



これは初めて飲むが、香りのはっきりしたウイスキーであった(スカイ島のものだ)。期待したバーが空いていなかったが、ここもやはり名店である。次のお客さんがちょうど来たところで勘定をしてもらおう。



静岡駅前に戻る。



そこそこ飲んだこともあって、コンビニで夜食を購入してからやや力なくホテルへ。風呂に入ってから一杯飲んで、少し早めに寝た。


本日、11,873歩。
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なぜこんな時に静岡(5)

2023-07-28 17:22:02 | 飲み歩き・日本国内
さて、静岡にやってきて一発目は、この街に名居酒屋ありという「TKN」へ。確か16時半開店のはずなのだが、すでにのれんが出ており、店内にも客がいるようだった。



店に入り「電話した〇〇と申します」というと無事にカウンター席に通されたが、その後の様子を見ると、1人客でも予約をして正解だったようだ。タイミングによっては入れない人も結構いたし、電話での予約は途中から全部お断りになっていた。

さて、私はまずハートランドでスタート。通しは和風ナムルっぽい味付けの青菜と揚げに、ちょっとだけ魚のアラ煮を載せてくれるのが嬉しい。



刺身類は軒並み千円以上となかなかの値段になっているところから、私は渋く値段が控えめの鯵酢を注文。ほんのりと酢締めになり、身がもちもちした鯵が美味い。



それから、ここに来たら頼みたくなるながらみ(貝)を注文する。過去に頼んだ時は煮てから冷ました状態で出てきたのだが、今回はほんのり温かい状態だ。貝の身離れもいつもより良い気がする。



飲み物は喜平極純(冷酒)に切り替える。



ながらみを食べ終えたところで若鮎から揚げを注文。これは北海道ではなかなか食べられない品物で、食べてみるとほろ苦いところが酒に合う。



この先がどうなるか深く考えていないのだが、これで一旦勘定をしてもらうことにした。相変わらず3代目の仕切りはよく、それをサポートする2代目夫婦の安定感も間違いない名店であった。多少混雑しすぎるきらいはあるがなあ。

でも、久しぶり(静岡に4回来て4回とも行っているはず)の訪問に満足した。


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