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ほっと★スペース

放課後と長いお休みのときの子どもの家

子どもだって大変なのだ

2013年06月25日 | Weblog

小学生といえども人づきあいは大変です。

時系列無視で例をあげてみます。

 

6年生の女の子。

学校で何かの取り組みの際、ペアを組んでいる女の子からいろいろ嫌なことを言われる。

自分のことだけならともかく、家族のことまで言われる。

協力的でないので取り組みも進まず、先生から遅れを注意される。

ほっと★に帰るなり、時には半泣きで悔しい気持ちをぶちまけました。何日も。

でも、お母さんに言えば先生に連絡されるだけだから言いたくない。

自分で何とかできるから大丈夫。彼女はそう言って、ちゃんと自分で乗り切りました。

 

6年生の男の子。

3年生の時、担任の先生とそりが合わず、勉強にも身が入らなかった。

そのときから漢字がちょっと苦手になった。

(本人が言うほどではなく、漢字もしっかり書けますが、本人の苦手意識ですね)

自分で苦手を克服したいと考えて、宿題の漢字練習を人の2倍しています。

 

4年生の男の子。

仲良くしていた女の子が、なかなか話をしてくれなくなった。

(女の子の方はお年頃なので、男子と話すのがはばかられるようになった…)

そのため、気をひきたくてイタズラをしたり、ちょっかいをかける。

相手との間でケンカ状態になった。

気持ちの行き場がないと、ほかのところで鬱憤を晴らしたくなりますよね。

ほっと★でイライラして八つ当たりする場面も見受けられるようになりました…。

学校でのことは担任の先生からお聞きしていたので、

ちょっとだけ見て見ぬふり、というか、叱ったり諭したりすることは最少にして、

家に帰る前に気持ちのリセットができるように見守るようにしていました。

時間が経って落ち着いてくると、以前と同じような態度に戻りました。

 

1年生の男の子と女の子。

1年生にありがちな(幼稚な)ケンカが頻繁に起きる。

ほっと★から帰った後も一緒に遊ぶことがあり、やはりケンカ。

話を聞いたり遊んでいる様子を見た一方の保護者が、

相手の保護者にクレーム。

一方的に責められたと感じた相手の保護者との間で感情的なミゾ…。

「一緒に遊ばせたくないから」とほっと★を退会。

最終的には双方ともほっと★を去りました。

私にできることは何もありませんでした。

 

1年生の女の子2人。

クラスが違って、接点はほっと★だけ。

なんとなくムシが好かないのか(^_^;)、気性が合わないのか、

一向に仲良くなれない。

互いの主張が交わらない時はケンカ別れで別々の遊びをする。

驚くことに2年生になって同じクラスになった途端、とっても仲良しに。

このパターンは逆もあります。

男の子同士でも同じことがあります。

 

子ども同士を無理やり仲良くさせる、なんてことできるわけがありません。

反感を覚える先生に感情を押し殺して素直に従う、なんてできると思いますか?

大人の社会だって、そりの合わない上司、同僚、部下がいるはずです。

人間関係がうまくいかなくて転職する人だって多いでしょう。

子どもたちは、嫌な友だちや先生がいるからといって、

学校を変わったり、クラスを変わったりできません。少なくとも学年末までは。

 

では、できることはないのでしょうか。

そんなことはありません。

まず、嫌なことをされたり言われたときに、お家の人に辛い気持ちを言える…

そんな環境を作ってあげてほしいです。低学年のうちに…。

学年が上がれば、そんなに素直に何でも話すことはなくなります。

その代わり自分で解決する力が備わってきます。経験値もモノを言います。

 

気持ちを打ち明けられたら…、

「じゃあ、その子と遊ばなければええが」と言ってしまうかもしれませんね。

「先生に話してあげようか?」と助け舟を出そうとするかもしれません。

「やられたら、やりかえせ」と発破をかけてしまう人だっているかも(^_^;)

 

いろいろ見てきて私の思うところは、

基本は、「そうか、辛かったね、よく話してくれたね」と

ヨシヨシしてあげれば十分だということです。

ヨシヨシされると子どもの気持ちは癒されます。癒されるとパワーがわきます。

 

もちろん、それがイジメであるなら親は断固とした態度で子どもを守らなければいけません。

学校なんて少しぐらい休んだってどうということはありません。

子どもの心に深刻なキズが残れば、問題は形を変えて長引きます。

解決されるまで学校には行かせない!ぐらいの気概は必要です。

また、持ち物が取られる・壊されるといった場合は

保護者として学校に事実を伝えて、きちんと対応してもらえばいいと思います。

 

お友だちのことで嫌なことがあって、

そのことをお家の人から先生に話してほしいとお子さんが言うなら、

そのまま伝えればいいと思います。だって、お子さんが望んでいるのですから。

望んでもいないのに先生に伝えるのは余計なおせっかいです。

よかれと思ってしたことが、子どもの成長を阻むことになりかねません。

 

親に辛い気持ちをしっかり受け止めてもらえた子どもは、

また外で頑張れます(*^。^*)

逆に、あまり本気で聞いてもらえなかったり、信じてもらえなかったりすると

だんだんと親に本心を言わなくなります。

嘘だとわかっても「そうか、そうか」が必要なときはあります。

子どもは家庭で見せる顔、学校で見せる顔、友だちの前で見せる顔、ほっと★で見せる顔、

違うことがしばしばです。

学校で嫌なことがあると、私でもちょっとしたことで異変を感じます。

逆に、それを見せない子もいます。

「おかしい」と感じる親の直観は大事にしてください。

私も、それが大切な役目の一つだと思っています。

 

子どものことで悩んでいるお父さん、お母さん!

悩めるってことも幸せですよ~。

その機会のない人だっています。

そのゆとりのない人だっています。

しっかり悩んで、アタフタして、オロオロして、

 (ただし、親の心配を子どもにおっかぶせて、子どもの心を不安でいっぱいにしないでください)

親ライフを楽しみましょう。

どうせ、あと10年ほどですから! 

子どもが自分の足でしっかりと立って人生を歩み始めるまで…。

 

 

 

 

 

 


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