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多様な幼児教育・保育をどう補助するか

2017年11月08日 09時39分32秒 | 教育・研究
現在も自治体によって一定額の補助が出ているところが多いです。
国がきちんと実施するのは良いことだと思います。


ただ、考えなくてはいけないのは、

(1)多様な幼児教育・保育をどう補助するのか

(2)私立任せで良いのか

(3)幼児教育や保育を担う人材をどう確保するか

ということだと思います。


(1)の多様さですが、

これは実に悩ましいです。

幼稚園でも定員が少ないところもあれば、少人数でやっている
ところもあります。また、授業料も様々です。

また、保育も認可もあれば、無認可もあります。

無認可が悪いのではなく、それぞれが理想を追求して
いるところも少なくありません。


認可であっても、ブラックな職場で、内容もいい加減な
ところもあります。


高い授業料で経営している俗にいう「セレブ的」なところも
同じように無償化するのが公平化どうか、

認可保育所に入れた人だけ無償化するのが公平化どうか

しかし、質の確認できない無認可保育所を無償化するのが
よいのかどうか


ならば、教育クーポンで、という人もいるでしょう。
ご存知の方が多いと思いますが、教育機関なら何でも使える
切符みたいなものです。それを国が発行するわけです。

この場合も、それが使える教育機関の認証みたいなものは
必要でしょうし、その監督・監視は必要になります。

それは内容というより、安全性の確保などということになる
でしょう。

もっとも、こうなってくると、良い幼児教育に誘導しようという
政策的な意図は弱まることになります。


小中学校ならできているではないか、という人もいるでしょうが、
小中学校はずいぶんと枠にはまっています。


幼児教育・保育ほど多様性はありません。

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