今週は、特に関西では地蔵盆ウィークである。
関西以外の皆様には馴染みがないかもしれないが、地蔵盆とは子どもが主人公になり、町内単位で読経・お供え分け・福引き・レクリエーションなど1日をかけて親睦を深めるしきたりである。
私が生まれた京都市北区の上賀茂では、大広間に町内の子どもらが車座になり直径数㍍の数珠を読経とともに皆で回す「数珠回し」を行った。
合間におやつやスイカなどをもらい、午後は一同でプールに行っていた。
今住んでいる宇治市内でも似たようなものだが、大人達による夜の茶話会の方が圧倒的にメインである事に驚いた。
持ち回りの町内会長宅に集まり、酒やドリンク、つまみなどを持ち寄って延々と世間話に興じるのが今の町内の地蔵盆なのだ。
たまに集まるのは楽しいし、生存確認としても機能していた。
ところが地蔵盆というのは、子どもが居ない事には出来ない。
我が町内16世帯の中で、最年少は我が息子でそれも今は大学1年の学年だ。
当然、我が町内の地蔵盆も息子の中学進学と共になくなったので、この6年ほどは地蔵盆の週はお供え分けだけとなっていた。
お供え分けは決まって鰻の蒲焼きで、鰻大好きな息子は地蔵盆の鰻を心待ちにしていた。
買えば高い鰻だが、年間の町内会費から賄われるのでタダみたいなものであり、トクした気分になったものだ。
さて今年。
町内会長によると、なんと毎年懇意にしていた鰻屋さんが潰れたので、お供え分けの鰻はもう無理だと。
代わりに何かを配るのも、何を買えば喜んでもらえるか分からないというので今年はこんなふうになってしまった。
商品券と、あられの吹き寄せ(笑)。
まぁ、この商品券を使ってどこかで鰻を買えばシマイなのだが、何とも言えず味気ない。
地蔵盆が開けないどころか若者そのものが居ない我が町内は、もはや限界集落のような様相を呈しているのである(泣)…
関西以外の皆様には馴染みがないかもしれないが、地蔵盆とは子どもが主人公になり、町内単位で読経・お供え分け・福引き・レクリエーションなど1日をかけて親睦を深めるしきたりである。
私が生まれた京都市北区の上賀茂では、大広間に町内の子どもらが車座になり直径数㍍の数珠を読経とともに皆で回す「数珠回し」を行った。
合間におやつやスイカなどをもらい、午後は一同でプールに行っていた。
今住んでいる宇治市内でも似たようなものだが、大人達による夜の茶話会の方が圧倒的にメインである事に驚いた。
持ち回りの町内会長宅に集まり、酒やドリンク、つまみなどを持ち寄って延々と世間話に興じるのが今の町内の地蔵盆なのだ。
たまに集まるのは楽しいし、生存確認としても機能していた。
ところが地蔵盆というのは、子どもが居ない事には出来ない。
我が町内16世帯の中で、最年少は我が息子でそれも今は大学1年の学年だ。
当然、我が町内の地蔵盆も息子の中学進学と共になくなったので、この6年ほどは地蔵盆の週はお供え分けだけとなっていた。
お供え分けは決まって鰻の蒲焼きで、鰻大好きな息子は地蔵盆の鰻を心待ちにしていた。
買えば高い鰻だが、年間の町内会費から賄われるのでタダみたいなものであり、トクした気分になったものだ。
さて今年。
町内会長によると、なんと毎年懇意にしていた鰻屋さんが潰れたので、お供え分けの鰻はもう無理だと。
代わりに何かを配るのも、何を買えば喜んでもらえるか分からないというので今年はこんなふうになってしまった。
商品券と、あられの吹き寄せ(笑)。
まぁ、この商品券を使ってどこかで鰻を買えばシマイなのだが、何とも言えず味気ない。
地蔵盆が開けないどころか若者そのものが居ない我が町内は、もはや限界集落のような様相を呈しているのである(泣)…