時には「こころの病気」のことを書こう

うつ病と診断されてからかれこれ20年程になり、随分と長い付き合いになった。

付き合い方もかなりうまくなったと思う。

ブログにはそれほど多くうつ病のことは書かない。

意識的に。

世間が「こころの病気」のことをどう思っているか知っているから。

偏見。誤解。怠け病。甘え。自分勝手。わがまま。足手まとい。あげればきりがない。

恐怖心もあるかもしれない。それは私もわかる。

実際のところ、この複雑な世の中だもの、カウンセリングを受けたり、心療内科や精神科を受診している人も多いんじゃないかな。ただし内緒で。

私はもっと心の問題のことをオープンにしたくなってきた。

私が自分の色々な思いを開放するツールとして、ブログを書き続けるとしたら、うつ病のことは避けて通れないのではないか。

歌舞伎にコンサートに旅行においしい食事、うつ病のくせによくそんなに遊べるもんだ…と、呆れられてもしょうがない。それは承知の上。

私は、頑張って前向きな考えを持ち、頑張って日々を楽しく過ごそうとしている。

私なりの行動療法だ。

うつは頑張っちゃいけないともいう。たしかに、ガソリンが無い状態でアクセルを踏むという危険な頑張りは禁物。

薬物療法と地道な認知療法によって、私は私なりの頑張り方と前向きに努力することを覚えた。まだまだ身に着かないし、一生無理かもだけど。

何も努力しなくても、前向きに明るく元気に過ごせる人だったら、わざわざブログに、前向きに考えよう！とか楽しまなくちゃ！なんてやたらと書かないんじゃないかな。私はそのへんの言葉をけっこう書いている気がする。

努力して思うというのも違和感があるかもしれないけれど、私は「人生は楽しむもの」と努力してでも思っていたい。

ただ、その努力がうまくいかない時も多々ある。

この数日間、うつの波がやってきている。

何をやろうとしても、頭の中がパニックになり、事が進まない。

叫びたくなったり、泣きそうになったりしながら、何もできない時間が過ぎていく。体がギシギシと固くなり、寝ころんでただ天井を見上げている。

こんなに心も体も苦しいならば、もう居なくなりたい。消えてらくになりたい。これはうつ病患者がよく思う事だ。

明日はどんな日になるだろう。

週末には予定があるから、それまでに楽しい気持ちを取り戻したい。

そうだ、明日は消化器内科の通院日だった。

いやだなー。病院なんて行きたくないな。

採血、栄養指導、診察。

最悪ー。でも頑張る。

　　

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