堀内徹夫(日本共産党福岡市議)の博多っ子ブログ

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「腐ったミカンの方程式」って知ってますか?

2019-02-18 21:34:41 | 日記
私は、中学生の頃、まだ博多そのものの味の出てた武田鉄矢が好きで、海援隊のコンサートに行ったり、映画「幸せの黄色いハンカチ」を観に行ったりしたものです。でも、だんだん博多弁は使ってはいるが博多の人のように思えなくなった鉄矢や海援隊から気持ちが離れ始めた高校時代になって、小山内美江子さんの脚本力というか、自分の気持ちを代弁しているような感じの「3年B組金八先生」にハマった時期があります。特に、加藤優の「腐ったミカンの方程式」(確か2回連続かなんか)は、衝撃的でした。みかん箱の中に腐ったミカンが一つあると、他のミカンも腐り始めるから、最初に見つけたらつまみ出さなきゃならないものだという教頭先生らの論理に、テレビを観ながら腹を立て、自分の生き方は教頭先生ではなく、加藤優の方だと思いました。
その時と同じ思いをしたのが、2001年の9・11アメリカ同時多発テロが起き、その犯人がビン=ラーディンで、彼を支援しているアフガニスタンへの攻撃を一ヶ月も経たない10月にアメリカ軍が開始した時でした。無差別にアフガニスタンを空爆するアメリカ軍の映像を観て、「そんな事して、何の解決になるのか?」と率直に疑問を感じるとともに、あらゆる武力による解決は許されないと強く思いました。あの時以来、「テロとの戦争」だとアメリカは言いましたが、それは、未だに終わるどころか、テロは広がり続けています。
結局、ミカンも、テロも、その「腐った」と支配者が断定した一部だけをつまみ出して、いくら処分したり、やっつけたりしても、それを生み出した原因を取り除かない限り、また、その問題を根っこから解決しない限り、いつまでも同じ事が起き続けるのです。
貧困と格差の拡大がいつまでも解決されないのには理由がある。私が、小山内美江子さんの脚本から読み取った高校時代の思い。それが、今の政治家としての原点かもしれません。

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