花狂~偉大なる先人達の孫~

戦後食糧難の時代、魚沼に花を根付かせた先人達。60年もの時が流れ私達がその孫世代。今日も日々花を育てています。

7.28豪雨 7.30水害

2011-07-30 22:45:42 | 花を作り続ける若者たち
7月27日夜の夕立から始まった雨は、その夜のうちに消防団が緊急出動するほどの大雨になり、28日朝には随所に土砂崩れを発生させるような豪雨となりました。
いったん穏やかになったかと思われましたが29日夜にはとどめを刺すような再びの豪雨となり、県内全域から福島県にかけて多くの土砂災害を発生させました。



山の上から見ると、増水した魚野川の土手の向こうにもう1本川が見えますがこれは田原です。
川の水位が上がったおかげで水路の水がはけずに湛水しています。
町内全域が床下浸水したところが市内随所に発生してしまいました。


増沢川があふれ、ついに花の集荷場も濁流を浴びてしまいました。


冷蔵庫内にも泥水が入ってしまいました。が、寸前のところで集荷済みの荷は何とか濡らさずに済みました。

毎年7月末の土曜日は荷の多いころです。今日も5000箱超の出荷が予定されていましたので組合員に緊急出動を要請しました。
夏休みの子供まで動員しての排水泥出し作業。




部署を超えて応援に駆け付けてくれたJA職員の皆さん、日本通運の作業員の皆さん、多くの組合員の協力で昼頃には何とか集荷場の機能を取り戻すことが出来ました。

午後からは普段通りの受付が出来ました。

夕方には晴れあがり、何もなかったように魚野川の水も引き、高速道路も動き始めました。

これで月曜のセリにはちゃんと荷が届けられます。
みなさんありがとうございました。           組合長  森山英昭

2011-07-28 23:35:27 | 花を作り続ける若者たち
お盆に向けたアラジンズデジール。

LAの定番品種ですが、実は我が家では初めてつくります。

アラジンズデジールには孫蕾が付きやすいそうで、これを取らないと蕾が暴れとのこと。

間を見つけては一本一本見て周り、孫もぎに通いました。

OHも孫が付くことがありますが、デジールはすごいですね。。。この作業は腰にきます。でも雨降りにはポロっと取れやすく作業が進みました。

梅雨明け以降待望の雨が降りましたが、さすがに7/28の雨は降り過ぎです。。。

家の前の池が溢れて冠水しました。。。こんなことは初めてでした。
幸い雨が止むとすぐに水が引いたので事なきを得ました。

佐藤

透かし百合を愛し育てた生産者とお別れ

2011-07-28 20:19:44 | 伝える
7月16日に、長屋地区の生産者 森山正さんが他界しました。
昨年の年末に病気を患い冬の期間は病気を治そうと懸命になっていた思いも
実らず62歳という若さでした。

森山正さんと言えば、透かし百合を一生懸命育てる優秀な生産者の一人で
雨の日も風の日も日々畑に通い、本当に花農家一筋の方でした。
また、冬期間の山菜うるい栽培にも早くから取り組み
奥さんと息子の正輝さんと家族力を合わせて周年の農業を確立させました。

春の頃は元気な姿で仕事に復帰され、みんなが良かった良かったと
声をかけていたのですが、病気には勝てず残念な結果となりました。

病床でも、早く百合を切りたいと言っていたそうです。

正さんとはもうお会いすることが出来ないとても残念な思いで一杯ですが
真剣に稼がんばだめだいや という心を広く若いものにも伝わっていると
思います。

気持ちのいい親父でした。
ただただ残念です。

心よりご冥福と安らかな眠りをお祈りします。

広報 すずき

元気な姿の写真をお借りしましたので掲載します。

カサブランカ開花の畑にて奥さまと


山菜うるいのハウスにて


盛夏

2011-07-28 20:08:34 | 花を作り続ける若者たち
ある日の早朝、眠い目をこすりながらユリの収穫に向かうと・・・。
セミが脱皮をしている最中でした。
何年も土の中で過ごし、今まさに真夏の数週間を賑やかに飛び回ろうとしていました。
ミーンミーンと夏の風物詩ですよね。

セミの鳴き声、カエルの鳴き声、親父の怒鳴り声。
冷蔵庫にはスイカにキュウリにユリ!ユリ!ユリ!
雪国魚沼の燃えるような熱い夏です。

八木慎太朗

お客様

2011-07-27 08:25:13 | 花を作り続ける若者たち


連日、夏らしい暑い日と大量の出荷が続いている魚沼です。

お客様が見えられました。福岡花市場の船越さん。

「 ポーズをとって 」 とお願いしたら、なんだか厳しい顔を、、、


でもこの夏、ユリの相場は悪くないし、着荷、切前、品質面はまったくクレームなしで問題ないとか。

しかも、春から延期自粛を余儀なくされていたブライダル需要が秋には相当期待できると、うれしい言葉もいただきました。


その夜は待望の夕立と強い雨が。  船越さん、雨男だったのですね。

夏の雨男は歓迎しますよ。                 by森山英昭

球根養成

2011-07-22 21:12:20 | 花を作り続ける若者たち
球根の養成圃場で蕾もぎの作業が始まりました。

今年は季咲きが少ないので、かなり久しぶりに蕾もぎをしました。
子供の頃よくして(させられて)ました。

切花とは違って丈を伸ばす管理はしないので、大人には厳しい草丈です。。。
蒸し暑いなかボタボタと汗を流しながら頑張りました。

夕方に少し雨が降り、夕陽の中できれいな半円の虹が架かりました。
 


しばし疲れを忘れました。

佐藤

とても暑い夏が来ました。

2011-07-16 21:13:52 | 伝える
平成23年7月16日 今日も一日大変暑い日

暑いやら忙しいやらで更新がかなり遅れ気味ですいません。
7月7日の七夕の日の午後3時から雨が降って以降
急に魚沼にも夏が来たようです。
平年よりもかなり早い梅雨明けと共にやってきた夏。
ジメジメした気候はからっとした爽やかさ と言いたいところですが
30℃超しの猛暑になり花農家は水くれや遮光管理で大忙しな様子です。

雪融けが遅い春から、やはり季咲きも遅れ気味のようです。
7月も半ばを過ぎましたが、お盆前までぶっ通しの忙しさが
いつものようにやってきました。
従業員も家族も猛暑の中、一生懸命な球根植え。
遮光の中とは言え、汗を拭きながらの作業です。


さて、土掛けだと思いきや暑さと管理機も8年の寿命を全うしたようです。
新車が来ました。
妻と知り合った年に買った記念のマメトラ管理機とさよならだなと思いきや
全くモデルチェンジをしていないことにも驚いたり。

ようやく土をかけて稲藁をかけます。

父は、お手製のスプリンクラーを設置しました。
最高の仕上がりで即日に灌水が出来ました。


季咲きのオリエンタルの採花中ですが、すこしでもいいから珍しいものを
と思って植えた八重咲きオリエンタル。
つぼみを和紙で巻いたり前処理したりとこちらも大忙しで参りました。
が、とてもきれいな花が咲きました。


暑い中、頑張って球根植えして又投稿します。
すずき

あっという間に、、、

2011-07-14 20:31:43 | 花を作り続ける若者たち
やっとハウスのユリが6月下旬に始まった、と思ったら春植えと季咲きが後を追うように始まりました。
あっという間に7月の半ば、、、

でも、咲いたユリを見ると、やっぱりきれいだなと思います。


高く積まれた出荷用段ボール。

猫団地となっていますが、お盆頃には無くなるんでしょうね。

佐藤


山喜農園品種比較試験及び百合圃場巡回を開催しました。

2011-07-02 20:38:22 | 産地魚沼
平成23年6月28日 
山喜農園様で行われております春の品種比較試験視察と
春早植え込み露地栽培の百合、耐雪型ハウス栽培の百合の圃場巡回を開催しました。

当日は、東日本板橋花き市場様 同市場場内仲卸 渡辺商店様 フラワーロード様
小売店 加藤生花店様 からもお越し頂きました。

梅雨入りした魚沼は大変雨が長く続き、当日も雨天かと心配しておりましたが
雨はあがり多くの生産者やご婦人の方も集まり盛会に開催されました。

山喜農園様の試験栽培の状況は、早生系のオリエンタルが開花を始めた状況で
森山保課長より詳しい品種説明を頂きました。
その後、畑、ハウスへ移動し生産者が雪が多かった今年の気象条件の中で
丹精込めて育てた立派な百合を見ることが出来ました。