花狂~偉大なる先人達の孫~

戦後食糧難の時代、魚沼に花を根付かせた先人達。60年もの時が流れ私達がその孫世代。今日も日々花を育てています。

農道の春。

2008-03-31 07:31:11 | 伝える
平成20年3月31日
いよいよ明日から4月だというのに、魚沼は湿った雪が降っています。
3月の春陽気で雪は順調に消えてきていて、農道が顔を出し始めています。
雪道には、びっしりと除雪トラクターや人の足跡が残っています。
冬の間、畑に通った農家の足跡が雪をさらに消しています。


地区座談会

2008-03-29 15:11:05 | 花を作り続ける若者たち
花卉組合の地区座談会です

毎年これが始まると昨年の農作業の風景が頭に浮かびます
昨年の地区座談会からこのブログに参加しました
伝えたい事を文字にする事の難しさを感じました
なるべくうまくなるべく多くブログとユリを作っていきたいですね

わがままな堀之内の若い衆でした


残雪。

2008-03-25 21:06:26 | 伝える
平成20年3月25日 魚沼快晴。
4月並みの暖かさだったそうです。
雪が少ないところは、80cm程度だと思われますが、多いところですと
まだ1mはあります。
除雪が終わり、土が顔を出しているところもチラホラありますが
一面真っ白なところも沢山あります。

今日は、雪が多い平にのぼり消雪剤である炭を散布して来ました。
汗ばむという懐かしい感じを思い出して、早く土を耕したいので
せっせと除雪作業です。

産地若い衆

ハウスの蒸気消毒

2008-03-20 23:20:55 | 花を作り続ける若者たち
 今「ほりのうち」ではハウス半促成作型のユリ球根の植え込みが2月末頃から順次行われています。
 前にもお伝えしましたが土は同じ作物を作り続けると痩せていきます。そこで休ませて緑肥を作ったり、堆肥を入れたりして土を養生します。しかしハウスはなかなか休ませているわけには行きません。そこでユリを植え込む前に堆肥等を入れ、その後蒸気消毒を行うやり方が増えています。そうするとユリは根の張も良くなり良い切花が出来るのです。



蒸気消毒機。結構でかいです。


土にビニールを張り、その中に蒸気を通すホースを通しそこから蒸気を噴出します。暑いです!

第2回冬季学習会

2008-03-14 23:31:44 | 花を作り続ける若者たち
確定申告の期限が迫る中、第2回冬季学習会が開催されました

今回は肥料農薬情勢と新しい資材と肥料の紹介でした
原油価格の高騰、バイオ燃料用需要などで価格の影響を受ける状況のよう
ですが各メーカーから保温性に優れた資材や施肥作業を省力化できる肥料
など多数紹介がありました
雪のある今の時期にこうしたらコストを抑えられるとかこうしたら品質の良い
安定した品質になるなど考えるのは結構好きです
最近いい天気が続いています
消雪材で雪景色が所々黒色になってきました
そんな作業風景を見ていた娘がせっかくの雪が汚くなると怒っていました
まだ小さいので説明してもなかなか理解してもらえません

全農、各メーカーの方々大変参考になりましたありがとうございました



説明の下手な堀之内の若い衆


べとまき

2008-03-13 22:56:13 | 花を作り続ける若者たち
今朝は晴れて気温がマイナスに下がりました。こういう朝は「べとまき」です。
この時期気温がマイナスに下がると雪が凍みて雪の上を歩けるようになります。
それを「凍み渡り」、「しんばい」と言い、そういう日は夜明け前から畑に消雪材をまきに行きます。それを「べとまき」と言います。「べと」とはこちらの方言で土の事です。雪の上に土をまくと雪消えが早くなります。2mの雪であれば1週間から10日、1.5mであれば4日から7日程度早く雪が消えます。豪雪地の当地で60年前の組合創立時から続けられてきた3月の大切な仕事です。昔は実際の雪に穴を堀り、畑の土を掘り出し畑にまきましたが、近年は消雪材(炭)をまきます。


今朝は晴れ、足は雪の上でもぬかりません。


去年の秋に消雪材を畑に1.5m位の高さの台の上に積んでおきます。
真っ白の雪が黒く染まります。