花狂~偉大なる先人達の孫~

戦後食糧難の時代、魚沼に花を根付かせた先人達。60年もの時が流れ私達がその孫世代。今日も日々花を育てています。

2011-07-28 23:35:27 | 花を作り続ける若者たち
お盆に向けたアラジンズデジール。

LAの定番品種ですが、実は我が家では初めてつくります。

アラジンズデジールには孫蕾が付きやすいそうで、これを取らないと蕾が暴れとのこと。

間を見つけては一本一本見て周り、孫もぎに通いました。

OHも孫が付くことがありますが、デジールはすごいですね。。。この作業は腰にきます。でも雨降りにはポロっと取れやすく作業が進みました。

梅雨明け以降待望の雨が降りましたが、さすがに7/28の雨は降り過ぎです。。。

家の前の池が溢れて冠水しました。。。こんなことは初めてでした。
幸い雨が止むとすぐに水が引いたので事なきを得ました。

佐藤

透かし百合を愛し育てた生産者とお別れ

2011-07-28 20:19:44 | 伝える
7月16日に、長屋地区の生産者 森山正さんが他界しました。
昨年の年末に病気を患い冬の期間は病気を治そうと懸命になっていた思いも
実らず62歳という若さでした。

森山正さんと言えば、透かし百合を一生懸命育てる優秀な生産者の一人で
雨の日も風の日も日々畑に通い、本当に花農家一筋の方でした。
また、冬期間の山菜うるい栽培にも早くから取り組み
奥さんと息子の正輝さんと家族力を合わせて周年の農業を確立させました。

春の頃は元気な姿で仕事に復帰され、みんなが良かった良かったと
声をかけていたのですが、病気には勝てず残念な結果となりました。

病床でも、早く百合を切りたいと言っていたそうです。

正さんとはもうお会いすることが出来ないとても残念な思いで一杯ですが
真剣に稼がんばだめだいや という心を広く若いものにも伝わっていると
思います。

気持ちのいい親父でした。
ただただ残念です。

心よりご冥福と安らかな眠りをお祈りします。

広報 すずき

元気な姿の写真をお借りしましたので掲載します。

カサブランカ開花の畑にて奥さまと


山菜うるいのハウスにて


盛夏

2011-07-28 20:08:34 | 花を作り続ける若者たち
ある日の早朝、眠い目をこすりながらユリの収穫に向かうと・・・。
セミが脱皮をしている最中でした。
何年も土の中で過ごし、今まさに真夏の数週間を賑やかに飛び回ろうとしていました。
ミーンミーンと夏の風物詩ですよね。

セミの鳴き声、カエルの鳴き声、親父の怒鳴り声。
冷蔵庫にはスイカにキュウリにユリ!ユリ!ユリ!
雪国魚沼の燃えるような熱い夏です。

八木慎太朗