花狂~偉大なる先人達の孫~

戦後食糧難の時代、魚沼に花を根付かせた先人達。60年もの時が流れ私達がその孫世代。今日も日々花を育てています。

春を待つ 宿根、草花

2008-02-29 20:09:20 | 産地魚沼
宿根、草花部会の総会、反省検討会が開催されました。

                                 撮影は6月8日

今年60周年をむかえる組合ですが、歴史上最初に導入されたのは芍薬やスズランなどの宿根草でした。
部会員も多く、堀之内にとってはまさに産地に根を宿した重要な部会です。

19年度は芍薬、ナルコをはじめ26品目の共選出荷がありました。


宮島普及員さんから宿根類の損益計算の話がありました。

今年はなんか儲かりそうな気分になって、懇親会でも天神囃子(祝い歌)を歌って大変盛り上がりました。

首を長~くして春を待つ、宿根草花部会 

冬季ユリ学習会

2008-02-28 21:59:04 | 花を作り続ける若者たち
 2月の26日に冬季ユリ学習会が開催されました。
 都合三回開催される学習会の第一回目は、

  1) オランダ視察報告


  2) 07年産輸入球根の留意点について

     08年産輸入球根情勢報告

                という内容でした。

 昨年12月にオランダ産球根の掘り取り処理状況や球根情勢の視察が行われ、ほりのうちからも三名の生産者が参加しました。
 参加メンバーはほりのうち花き園芸組合の副組合長森山さん、青年部の森山さんと滝沢さんです。
 青年部の二人は、今回がはじめてのオランダということで、大規模経営によって生産される球根生産の現場や切花農家を目の当たりにして、
 大変驚いたようです。よい経験になったことでしょう。
 また、9年ぶりにオランダを訪れた森山副組合長は、球根や切花生産を取り巻く情勢の変化などに注目していました。

 そのあとで、(株)山喜農園の森山社長より07年産輸入球根(今年切花に使用する球根)と08年産輸入球根(来年使用する球根)について、
 お話いただきました。
 ユリ切花の原材料となる球根の話なので、みんな真剣に聞き入ってました。


 
 打ち合わせ中です

 
 
 オランダ視察に参加した三名の方々

 
 
 



 
 「まわりの情勢、状況は常に変化している。その変化に対応して
自分も変化し続けることで”普通”でいられる。」 山喜社長談



 また、オランダに行ってみたくなりました。
 ほりのうちの若い衆 滝沢洋介

高知は暖かかったです。

2008-02-24 22:13:29 | 花を作り続ける若者たち
21日、22日と高知の研修会に参加しました。
朝4時前に起床し湯沢から新幹線そして羽田から高知へ
何時間もしないうちに凍えるような温度から上着もいらない陽気
日本は結構広いです。

お世話になった中村農園さん


視察させていただいた地元の切花農家のシベリアとマルコポーロ
良い出来でした。


中村農園試験栽培温室
すばらしい設備。よい試験結果が期待されます。


講演いただいた中村農園社長様
興味深い内容でしたが、4時起きはキツく眠気がきびしかったです。
なにせもう梅が咲いているのです。魚沼では想像も出来ません。


高知といえば桂浜。やはりすばらしい景観です。


坂本竜馬像。はるかアメリカを見ているのだそうです。ロマンですね。

球根切花の将来を考えるべく、もう少し多くの切花生産農家が参加して欲しかったですね。

ほりのうちの花



春を呼ぶ空

2008-02-22 21:12:40 | 伝える
雪国は2月が一番雪が降ります。
小雪かと思われて始まった平成19年ですが、しっかりとした
冬になりました。
今までは、12月にどか雪が降ったり昨年のように雪が少ない様で
3月に遅い雪が降ったり異常な気象は雪がどれだけ降ったかよりも
雪がいつ降ったかにも影響を与えている様です。
今年の様に降るべき時に雪が降る冬は、実に雪国らしい冬だと思います。

近年のように、雪が少ないことが問題視されるようになってしまっていますが
今までの堀之内は何も言わなくとも“もういいよ”というほどの雪が降って
いました。
それは堀之内だけの事ではなく新潟県内他産地においても東北の産地においても
言える事で雪で苦しめられながらも春を待ち焦がれてきた訳です。

そして、雪が降らない地域での冬場のユリ切花生産というものがあってこそ
ユリが一年中流通し届けられています。
数年前から地球の反対側(南半球)での球根生産が開始されて今まで冷蔵でずっと
芽を止めておいた球根を生産する冬から鮮度の高い球根が用いられる生産に移行し
冬場のユリの品質が格段に向上しております。
この質があがった冬の生産に負けない様に真夏の畑で汗を流して少しでも質を高めて出荷したいと思う農家の気持ちは損得だけでなくユリという花を一年中届け続けたいと願う気持ちが軸にあっての事なんだと最近は思う様になりました。

冬場の産地では、この燃料費高騰の中での熱意あるユリ生産が行われ当地堀之内でもいち早くユリを届けたいとハウスの中でユリが育ち始めようとしています。

2月中旬を過ぎ、晴れた空を見ると一段と春が近づいていることを感じさせて
くれます。
3、4月と春の需要期に冬場の産地から良い品質のユリが届けられ、その後で
立派にそのタスキを受け取って夏の産地の出番になる様にあと少しで終わる学びの
冬を有意義に過ごしたいと思います。


産地若い衆

ヤバイ雪でした

2008-02-19 13:39:44 | 花を作り続ける若者たち
 先週の火曜日から降り出した雪、まるで一昨年の大雪を思わせる降りでした。
昨日まで降り続きあっという間に積雪は2mを超えました。
魚沼の冬は油断できません。結構恐ろしい降りかたでした。


地下水で雪を消すハウスなのですが、ちょうどこの時期水量が減りヤバイくらい雪が溜まりました。


今年に入って1回雪下ろしをした屋根もあっという間に積もりました。これから雪下ろしです。


屋根に上がってスノーダンプで掘り始めると積雪深1.5mくらいありました。


「かんじき」です。これで踏んで雪道を歩けるように「雪道つけ」をします


雪道つけをした道です。でも上手に歩かないとぬかります。昔は毎日の朝の仕事だったんだそうです。


除雪車もフル稼働です。

津南では3mを超えたそうです。お互い被害が出なければ良いですが。

日本花き生産者大会4

2008-02-19 13:15:11 | 花を作り続ける若者たち
第52回日本花き生産者大会に参加してきました。
ほりのうちからの参加は十数年ぶりになるそうで、昔は冬場の観光を兼ねた視察交流会としてよく参加していたそうです。
しかし、最近は冬仕事も忙しくなり、また見たい産地には自分たちで行くないし各団体でJAを通して行くなどの理由から徐々に参加しなくなっていたそうです。
今回は開催地が埼玉であることと、ユリ、チューリプが産地視察に含まれていることなど、日ごろから交流もありお世話にもなっている産地なのでぜひ参加しなければと思い参加しました。


受付の花飾り


深谷市 渋沢栄一記念館入り口


渋沢栄一記念館(昼食会場)
ここでは武州煮ぼうとう研究会と、ふかや農協藤沢支店ユリ部会女性部の方より作っていただいた昼食をご馳走になりました。


ほりのうちではあまり見られなくなったマルコポーロ


この黒いので自動潅水


すごく綺麗に並べられています


蘭です


作業中にお邪魔します


心花(ここはな)CDを買いました、はじめてサインをもらいました


参加して感じたこと
まずは、観光として老若男女問わず参加しても楽しめそうでした、実際はおじさん方がほとんどでしたがもっと女性の方が参加しても良いとおもいます。
また生産者が全国から集まるので若者が参加すれば、各産地ごとの良い繋がりが持てると思います。
さらには生産物の見学と作るものは違えど各産地の取り組みなどが聞けるわけですので大変勉強にもなります。
次回の大会も日が合えばぜひ参加したい、そう思わせる大会でした。


ほりのうち若い衆
井上 陽一

日本花き生産者大会3

2008-02-16 03:58:45 | 花を作り続ける若者たち
 第52回に本花き生産者大会二日目

 埼玉県北部の産地視察
ユリ・チューリップ切花生産農家と、鉢物生産農家を巡りました。


出荷待ちの洋蘭


母の日用アジサイ


埼玉県の開発した、香りのあるシクラメン「芳香シクラメン」



まじめに勉強中の青年部

生産者それぞれの、消費者ニーズに応えるための創意工夫が見え学べたと思います。

「豪雪は花のゆりかご」更新しました

2008-02-15 19:29:03 | 花を作り続ける若者たち
 ホームページ「豪雪は花のゆりかご」更新しました。
 今回は切花販売に農協が係り体制の強化が始まる話です。現在、農産物の販売に農協が係って行く事は当たり前のようですが、ほりのうちでの花卉組合の設立は、なんと農協設立と同じ年でした。花狂たちの親の世代、祖父母の世代である江戸期から始まる杉苗の販売、明治期から始まる桑苗の販売は農家自身が行ってきた販売でした。そして昭和39年花の販売に始めて農協が係る事になり、物流の整備も始まり販売体制の強化が始まったのです。・・・
ご覧下さい。

ほりのうちの花ホームページ


日本中に雪をもたらした”爆弾低気圧?”
ほりのうちでも「えらい雪です」

日本花き生産者大会2

2008-02-15 06:24:45 | 花を作り続ける若者たち
第52回に本花き生産者大会後レセプションに参加させていただきました。
会場は浦和パインズホテル4回のロイヤルクラウンでした。
各県生産者との交流を行いながら、埼玉のおいしい肉や料理をふんだんに使用した料理を堪能しました。
他に埼玉の地酒や狭山茶がありました。
アトラクションで見沼太鼓の演奏があり会場全体に響き渡り、地鳴りのようでした。


心花(~kokohana~)のふたりとほりのうち花き園芸組合長の写真です。

ほりのうち若い衆

雪中花水祝

2008-02-13 20:13:07 | 産地魚沼

この写真は2月11日にほりのうちで行われた雪中花水祝というお祭りの水祝いの儀です。
還暦を迎えた人たちが今年結婚したばかりの新婿に花水をかけて子宝祈願をするという神事です。
ありがたい花水とはいえ、かけられているのは冬なのに水です。
中には悲鳴に近い叫び声をあげている人もいました。
青年部からも1名参加がありました。
おめでとう!!

会場までは、天狗や巫女、山伏達が先導する中、写真には写っていませんが新婿たちは、上半身裸で、男性シンボルをかたどったお神輿を担いで練り歩きます。

雪道の中、天狗のゲタは大変そうですね。


青年部もこの日、チューリップの販売という形で、お祭りに参加しました。

毎年参加しているのですが、今年は天候にも恵まれ、大盛況でした。