花狂~偉大なる先人達の孫~

戦後食糧難の時代、魚沼に花を根付かせた先人達。60年もの時が流れ私達がその孫世代。今日も日々花を育てています。

雪国の知恵をご紹介します。

2008-02-12 21:23:10 | 伝える
今日は雪国ならではのちょっと違うところをお伝えしようと思います。
ほりのうちから十日町へ向かう国道252号線を走ると写真で写っている宇宙船地球号のような異様なトンネルの様なものの下をくぐります。

“トンネルを越えるとそこは雪国だった”
群馬と新潟の県境の山を越えると一気に雪の国になります。
新幹線で新潟へお越しになられたことがある人は分かると思いますが
とても早い速度で走る新幹線も魚沼の豪雪地帯を走ります。
魚沼を縦断する殆どの場所が山の中を走り抜けるトンネルなのですが
このトンネルとトンネルを繋ぐ鉄製のトンネルがこの写真です。
こうやって屋根をかけることにより雪で線路が埋まってしまうことを防いでいます。

雪を克服して新幹線を走らせる知恵ですね、と言うには大掛かりな気はしますが。




日本中のある信号機。
雪国は縦信号機だって知っていましたか?
雪国は、全てのものに雪が積もります。
こういうところにも、雪で壊れることのないような配慮がされています。

画像クリックで拡大します。

産地広報

冬ナルコ

2008-02-12 13:43:41 | 花を作り続ける若者たち
先月紹介しました、1月19日に植え込まれたナルコ。
いよいよ芽を出し始めました。


植え込んだ後土をかけ、畝にした状態で水を十分にやり保温と保湿のためマルチをかけた状態


地温を測る温度計を抜いて見て見ると18℃ありました(ピンボケですみません!)。
ハウスの周りは雪原ですがハウスは春の地温です。



以前サンダーソニアのハウスでも紹介した地中暖房機。
地温を高く保たないとダメなんです。植え込み後はずっと稼働中です。



芽を出し始めたナルコ。


「この芽が出てきた時の喜びが農家の喜びなんだ」と嬉しそうに見せてくださった武藤さん。「油が高くて切ないけど、これがやめられないんだよね」と笑顔でした。ありがとうございました。
”ほりのうちの花”にはいろんな事に挑戦する農家がいるんです。

自分も挑戦せねばと思う
ほりのうち若い衆

日本花き生産者大会

2008-02-10 12:00:58 | 花を作り続ける若者たち
 7日と8日に埼玉県で行われた日本花き生産者全国大会に参加してきました。

 この大会は社団法人日本花き生産協会の主催のもと全国の花き生産者が一堂に会し、生産者相互の交流により生産技術や流通対策等の研鑽を深めるとともに生産意欲の高揚を図り、花き産業の振興と発展に資することが目的だそうです。

 第52回の今年の大会キャッチフレーズは、「フラワーハーモニー」~殻を打ち破れ!咲いたまの地から~

 ほりのうちからは今回9名の参加でした。過去には大型観光バスで乗りつけたこともあったそうですが・・・
 大会式典の内容は花き功労者の表彰、前大会の事業報告、決議事項の処理と経過報告、次期開催地の決定。その後フラワーコンサートと称して女性演奏家ユニット心花(~kokohana~)さんの演奏、キャスターでジャーナリストの須磨佳津江先生の講演、地元埼玉県出身の林家たい平師匠のトークショーといった非常に盛りだくさんの内容でした。

 特に印象に残ったのが、「花をめぐる時代の変化、花生産に望まれるもの」という須磨佳津江先生の講演。花と緑に関わる番組を担当してきた経験をもとにオープンガーデンの各地の動きを取材し、花と人との関わりの豊かさや効用、そして社会を変える可能性を模索し、発信しているステキな方。
 消費者が望むものと生産者が考えてるものとのかい離。そういった部分を掘り下げ、生産都合だけを考えるのではなく、本当に消費者が欲しい物を知り提案していけば、需要は伸びていくのではないかというお話でした。





埼玉県のマスコットキャラ、コバトン



受賞者の方



講演で紹介されていたオープンガーデン

結構面白かったです。
ほりのうち若い衆