花狂~偉大なる先人達の孫~

戦後食糧難の時代、魚沼に花を根付かせた先人達。60年もの時が流れ私達がその孫世代。今日も日々花を育てています。

花組合市場視察へ

2007-10-04 21:26:39 | 産地魚沼
本日、平成19年10月4日~5日とほりのうちの花組合員市場視察
として京都生花さんへ。

参加する組合員は、4日夜8時にほりのうちを出発し深夜高速を走り
明日の早朝に京都生花に到着します。
当初、この京都生花訪問は平成16年に予定されていました。
しかしながら、その年に中越大震災が起こり無期延期に。

3年が過ぎましたが、ようやく実現しました。

京都生花

産地を守る為、今日もお湯が沸く~種苗温湯消毒施設~

2007-10-04 21:18:05 | 伝える
産地にある種苗温湯消毒施設を取材しました。

ほりのうちの花として欠かすことの出来ない品目に宿根草があります。
産地が出来て、ユリ切花の大産地になるまでは多くの品目が試されています。
その中で、種苗生産と切花生産の柱になってきたのが芍薬、鳴子ユリ、鈴蘭でした。
しかし、生産振興と拡大の行く手を阻んだのがセンチュウによる被害でした。
一時は、壊滅的被害になる年もあった様です。
その被害から種苗を守るために、このお湯で株を煮るという温湯消毒
(おんとうしょうどく)というものが昭和34年から試され昭和45年12月
ほりのうちの花を更に発展させてゆく為に建設されました。

それから、37年の間。
釜は毎年お湯を張られ、産地を守る為に秋になると湯気を出しています。

毎週水曜日、釜は火を入れられます。
いつもは生産の指導や調査に畑に出ているJAの内田さん 桑原さん
この時期は毎週水曜日、その作業を行っています。



2槽ある釜。
一つはお湯を沸かし株を煮ます。
もう1槽は煮た株を水で冷却するためにあります。


割られた芍薬の株

鳴子の株









この釜に負けないように、僕たちも産地を発展させて行かなければなりません。

ほりのうち若い衆