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日本の子どもたちの学力が改善傾向

2010年12月09日 | 社会
    


             
 




 世界の15歳を対象にした国際学力調査で、日本の子どもたちの学力が改善傾向にあることが明らかになった。

 経済協力開発機構(OECD)が2009年に実施した学習到達度調査(PISA)のことである。
日本は無作為に抽出された高校生約6千人が参加した。
参加65カ国・地域の中で、読解力が8位と前回06年調査(57カ国・地域参加)の15位から大幅にアップしたほか、科学的応用力が6位から5位へ、数学的応用力も10位から9位へ順位を上げたのだ。

 PISAは2000年に始まったが、この調査は、教育関係者には04年の「PISAショック」という言葉で記憶されているだろう。
前々回03年の調査結果が公表され、初回1位だった数学的応用力が6位になるなど、成績が軒並みダウンしたことが判明したときである。
 文部科学省は「わが国の学力は世界トップレベルとは言えない」と危機感を強めていただけに、今回、胸をなで下ろしているという。
自治体や学校現場の努力の結果であり、素直に評価したい。

≪中略≫

 まず、読解力である。これは単なる「文章の内容を読み取る力」ではない。
資料やデータの分析力や論理的な思考力まで含んでいる。
今回、日本の子どもは文章から必要な情報を見つけるのは得意だが、知識や経験と関連付けて考え判断するのが苦手という結果も出ている。
 また、記述式設問で相変わらず無解答率が高いのも気掛かりである。

 さらに、はっきりしているのは低学力層の多さだ。
得点分布を8段階に分けた読解力では、上位2段階の割合は成績上位の国・地域と同程度だが、下位2段階ではそうした国・地域より割合が多い。ほかの2分野も同じ傾向という。

 今回、地域として初参加した中国の上海がいきなり3分野ともトップに立つなど、アジア勢の躍進が目立ち、日本はその中で地位が低下している。
これも気になるところだが、まずは地に着いた実践を真摯(しんし)に続けることが大切だ。 



国際学力調査 地道に育むことが大切だ
西日本新聞





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