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やっと止まった!

2010年07月20日 | 社会
        



                                                 
   


 米ルイジアナ州沖のメキシコ湾での原油流出事故で、英石油大手BPは15日、水深約1500メートルの海底にある、油井の噴出口に設置した新しいふたの開閉弁を閉じた結果、原油の流出が止まったと発表した

 4月20日の事故発生以来、約3か月たつが、海中への原油流出が完全停止したのは初めて。

 BPは、この状態で、今後48時間にわたって原油が海底の地層に漏れないかどうかを実験で確認する。
油井内の圧力変化によっては、三つの弁を開いて一部原油を逃がすが、漏れがなければ、弁を閉めたままにする可能性もある。

 オバマ大統領は15日、原油流出停止の発表を受け、「前向きな兆候」と述べながらも、「まだテスト段階だ」として、最終的な成否を見極める必要があるとの考えを示した。

 今回の流出食い止めの成功は、とりあえず油井の海底への出口を重さ約75トンのふたで止めたに過ぎず、根本的な解決策ではない。
いわば、ホースから噴き出る水を指でふさいで止めた状態で、ホース全体に強い圧力がかかっており、どこから新たな漏れが始まるかは分からない。

 「元栓」にあたる蛇口を確実に閉めるには、横から掘り進めた作業井戸から、問題の油井の根元にセメントを流し込み、油井を完全閉鎖してしまう必要がある。
この作業は8月中旬になるため、原油流出をくい止めた現状が約1か月もつかどうかが焦点となる。

 ただ、BPはこれまで、原油回収船3隻を現場海域に送り込み、原油回収能力を強化している。今後、油井に漏れなどが見つかった場合でも、ふたの開閉弁を再び開けば原油を海中に逃さず、パイプを経由してすべての原油を海上に吸い上げることができる見通しだ。

 AP通信によると、米政府は事故発生以来、これまでに流出した原油の総量を最大約70万キロ・リットルと推計している。
これは、東京ドームの容積の6割弱に当たる量。米史上最悪の環境被害となったのは疑いなく、流出した原油は、メキシコ湾の広い範囲で海の生態系を脅かすとともに、深刻な漁業被害を引き起こした。


メキシコ湾の原油流出、新型ふたで停止
国際 YOMIURI ONLINE(読売新聞)






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