「オリックス・バファローズ」な日々

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3年目の「オリックス・バファローズ」も見守ってみます。

草野が決めた!楽天逆転サヨナラ(8.10 東北楽天7-6千葉ロッテ)

2007年08月10日 | プロ野球全般

今年もやってきました、仙台。


昼間は甲子園で高校野球を観戦。
夜は神戸で最近好調のオリックス戦を。
なんて、つい一昨日あたりまでは考えていたのだけれど。


しかし、やってきたのは仙台。
私は仙台の街が好きなのだ。
街の中を歩いていて、嫌な思いをしたことが一度もない。
街の雰囲気も、人の優しさも、空気も、すべてひっくるめて魅力的なのだ。


気まぐれ休暇が持ち味の我が職場。
とりあえずまたの機会に…
なんて悠長に構えていると、今年はフルスタに来ないまま終わってしまう可能性もある。
それに関西には、ゴールデンウィークに遠征した。
そしてひいきのオリックスは全敗だった。
ここにきてせっかく調子が上がってきているのに、私が観戦に行ったら、また負けが込んでしまうかもしれない。


1年目も2年目もフルスタには来たが、楽天のユニフォームジャージを着てくるファンは確実に増えている。
そしてこの球場のいいところは、そこかしこで交わされている知り合い同士のご挨拶。
「あら、どうもどうも」
「今日は先発マー君ですって」
「今年は調子いいですから」
「とりあえず、1杯」
東京ドームや神宮とはまったく違う。
そこら中にお馴染みさんがいるのだ。
こんなにアットホームな球場は他にない。


交通費だって宿泊費だってかかる。
最近マイホーム購入を口にしだした妻は、絶対にいい顔をしない。
私だって、手持ちのお金が減ってしまうのは痛い。
何のついでもなしに野球観戦のためだけに新幹線で出かけるなど、他人から見たら酔狂もいいところだろう。
しかしこういう行動と、出かけた先で過ごす時間によって、今の私は精神の均衡が保たれている自覚がある。
なんだか精神的に弱っているようだが、蓄積したストレスは、ある程度ゆったりとした時間を過ごさねば解消のベクトルに向かってくれない。


久しぶりにやってきたフルスタは、夏休みのナイターでしかも田中マー君が先発ということもあり、ほぼ満員。
無論大勢を占めるのは地元楽天のファンだが、ビジター側の外野自由席をしっかりと埋めて、統制のとれた応援を繰り広げるロッテファンも立派だ。


田中のコントロールが悪いというより、遠めに見ても球審のジャッジが厳しかった。
なかなかストライクをとってもらえず、3回一気に5失点。
ロッテファンの雄叫びが響く。


3回2点、6回にも2点と、楽天もしぶとく追い上げる。
オリックスともども、パリーグ2弱を形成している楽天だが、やはりオリックスと同じく8月は好調だ。


7回、フェルナンデスに2ランが飛び出してとうとう同点に。
今年はなかなか打率が上がらないが、パワーはありすぎるくらいある選手。
楽天ファンの大歓声で、球場がひとつになる。
ビールのカップを重ねて持っているサラリーマンが、周囲のリーダーシップをとって声援を送っていたりする。
ここでは、酔っ払いの姿すら好ましい。


メイド服でコロッケを売り歩く売り子がいたり、去年より雰囲気も若干変わった。
また来年も絶対に来るから、その時も適度な変化があって、でも温かい雰囲気だけは変わらない球場であって欲しい。


スコアはこちら

草野が打って、楽天が最大5点差を引っくり返してのサヨナラ勝ち。
大喜びで万歳を繰り返す、草野と楽天ファン。
仙台の夜は、暑かった。
いや、熱かった。