「オリックス・バファローズ」な日々

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3年目の「オリックス・バファローズ」も見守ってみます。

英智一発!(6.29 中日6-4東京ヤクルト)

2006年06月29日 | プロ野球全般

最近帰宅が早い。
仕事のやりくりもうまくいっており、私にとってもちろんいいことなのであるが、会社にとってはどうなのかちょっと不安になる。
これも完全に飼い慣らされてしまった証拠か。
とりあえず、さっさと帰ってオリックスの試合の中継でも観ようと思ったのだが、今日は試合がなく、ならばと神宮まで出ることにした。


信濃町からの道中は暑かったが、球場に入ると案外涼しい。
スタンドの高いところに座ったせいもあるかもしれないが、風が心地いい。
このところ湿気が多く天気がはっきりしない日と、カンカン照りで外に出るとすぐさま日焼けしてしまうような日と両極端なので、こういう空気が懐かしい。
これだけで、来てよかったと感じた。


ヤクルトが1回に岩村の本塁打で先制したが、中日がすぐ井上の2ランで逆転。
それにしても、井上は昔から顔が変わらない選手だ。
そこをヤクルトが米野の本塁打で追いつくという、序盤から一発の応酬が展開される。


7時半近くになり、球場はようやく日が落ちてナイターらしい雰囲気になった。
3回以降は中日小笠原とヤクルトガトームソンの両先発が踏ん張って膠着状態が続いていたが、6回裏にヤクルトが宮出のタイムリーで2点を勝ち越す。
守備につく時、スタンドからのコールに対して控えめに、でも笑顔で応える宮出。
いったんコールに応えてからもう一度コールが起き、もう一度応える。
宮出もプロ入り11年目で、入団当初は投手だった選手。
一軍の野手としてレギュラーが視野に入ってきたのは、ようやく去年の後半あたりからである。
宮出とファンの温かなやりとりを見ながら、外野席でエビスビールをすすっているおっさんは、何だか涙が出そうになってしまった。


ブルペンで準備中の花田。
重心の低いオーソドックスなフォームで好みの投手なのだが、なかなか大事な場面を任せてもらえない。
こんな状態が、何年も続いている。
彼には一体、あと何が足りないのだろう。
そしてそれが満たされる日は来るのだろうか。


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さて、宮出のタイムリーで2点をリードしたヤクルトだが、その次の守りでさっそく追いつかれる。
こういう展開では、追っていって追いついたほうに分があるものだ。
延長10回、川相のヤクルトファンからすら拍手が沸く芸術的な送りバントは実らなかったが、11回に英智の一発が出た。
しかし私はその直前に球場をあとにしていた…