
3月16日。日曜日。道の駅みまきの朝。雨がふっている。スキー場は雪だろうか。風もつよい予報だ。用意をしていると雨は雪にかわった。
浅間サンラインからチェリーパークラインにはいってスキー場にのぼってゆくと、すぐに雪道になった。私のハイエースはスタッドレス・タイヤを装備しているが、FRで凍結路の上りにはからきし弱いので、チェーンをまいた。スキー場まで12キロの地点だった。2キロほど走行してチェーンがなじんだところで、チェーンを増し締めする。スキー場まではきびしい山道だった。走っていて不安になるほどの急坂だ。峠の手前は九十九折れのカーブが連続するが、1か所落差のあるヘアピン・カーブがあって、積雪路では毎度チェーンをまいた後輪が空転してとまりそうになる。この日も冷や汗ものであった。
スキー場につくとホッとした。天候は雪で風もつよい。
リフトはうごくのか心配だったが、時刻どおり稼働してくれた。2025年シーズン17日目のスキー。高峰マウンテンパークは今シーズン4日目。
スキー検定の申し込みをする。午前の事前講習と検定で料金は10000円だ。ゼッケン3をもらって集合時間まですべって体をあたためることにする。ゲレンデにはまさかの新雪がつもっていて、この時期にパウダーをたのしむことができた。おもわず検定をわすれてダイビング・コースを4本とアンテロープ・コースを1本滑走した。
定刻にスキー・スクール前に集合する。
吹雪の中で1級と2級の検定である。
事前講習がはじまり今日の新雪のゲレンデ状況でのすべりかたや、検定の勘所をおしえてもらう。パウダーが積もったコースはスキーヤーやスノーボーダーに踏まえてデコボコだ。
私はもっと荷重する、荷重感をだすようにと言われるが、急にはできない。さらに山回りでのエッジングをもっと早くやめる、というアドバイスをうけた。これは踏みすぎて次のターンへの動きがおくれる、踏んでいると後傾につながる、ということなのだとおもう。
昨日プライズに挑戦している方やスクールの先生の滑りを見たので、1級受験者のレベルが低く感じられてしまう。私も人のことは言えないのだが、目がこえてしまったのだ。最後にコブをすべったが、コースはガチガチに凍っていてむずかしかった。そこをバタつきながらも完走できたことがよかった。
昼はカップ麺と昨夜ナナーズで買っておいた巻き寿司などですませた。昼休みは1時間しかない。検定前にレストランで時間を気にしたくなかったので、自分のペースで昼食をたべたくて用意をしておいた。
午後、検定がはじまった。
総合滑降からスタートである。構成は決めていた。大回りからはじめて小回りをギルランデで2回いれるつもりが1回になってしまった。斜面はデコボコできびしく、板をたたかれてしまった。出だしから失敗である。
その後は思い切ってゆく。大回り。小回り。コブ斜面である。コブ斜面は完走することができた。1級検定は各種目70点が合格点で、4種目合計で280点以上が合格である。
結果は不合格。総合滑降、大回り、小回りが69点。コブ斜面だけが合格点の70点だった。コブは得意なので手ごたえはあった。荒っぽいすべりは得手なのだが、ターンの質がまだのようだ。足りないものはわかったので、そこをなおしてゆきたいとおもう。
いつもはリフト・ストップまですべるのだが、検定をうけるとつかれてしまった。結果をみてスクールの先生たちに挨拶をしてかえることにする。きびしい山道をチェーンをまいたままくだってゆく。上の画像は峠からかなり下って余裕がでてきたところで撮影した。高峰マウンテンパークの山道はきびしい。しかし検定は10000円で午前に講習をうけることができて、午後ひりひりするような気持で検定をうけることができる。ふだんはできない体験ができるので、ある意味とてもお値打ちだとおもう。
雪がなくなったところでチェーンをはずした。週末の冒険はおわった。63歳の挑戦は終了だ。今日の1級受験者では最高齢だろう。2025年シーズンのスキーの山場もこえた。しかし今年のスキー・シーズンはまだおわらない。4月いっぱいはすべるつもりだ。
帰路の埼玉県東松山IC近くのラーメン店、味噌屋蔵之介で夕食をとった。元祖味噌ラーメンの大盛りに、唐揚げライスセットの1375円だ。
濃厚な味噌スープにやわらかい麺。メンマやチャーシューもいい。
唐揚げもおいしかった。ハイエースの燃費は9K/L。私のスキーはかっ飛ばしとコブ中心のレジャー・スキーだ。でも最近ガチのほうこうにちかづいている気がする。
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