5月4日。土曜日。道の駅あぐり栗東の朝。天候は晴れ。GWの4連休はずっと晴天の予報である。
朝食はカップ麺だ。
ピエリ守山の駐車場は7時半からなので時間調整をして、給油もした。燃費は10、1K/L。
7時15分にピエリにつくと駐車場はもうあいていた。気温は16℃。日中はまた25℃を上回る予報だ。
準備をととのえて7時半すぎに出発する。
まず12キロ走行して野洲駅に到着した。足は快調でついついペダルを踏みこんでしまうが、今日は長丁場になるから自重する。しかし不安だった右膝も痛まないから気持ちがかるかった。
野洲駅前で自転車を分解する。
サドルだけ袋におさまらない。輪行袋のショルダー・ベルトを肩にかけて、サドルをもってホームにあるいた。8時30分の電車にのる。
弾丸電車で田園地帯をはしりぬけ8時50分に彦根駅についた。
自転車を組み立てて9時5分にスタートする。まず米原駅にいこうとおもうがビワイチのコースは駅に近づかない。
湖沿いをゆくのだ。時速15キロのマイペースですすんでいると、私よりも年上のサイクリストにぬかれた。その方は時速30キロくらいで走っていたから、速いなと感心した。サイクル・ジャージを着た方だ。私は長袖Tシャツに短パンのサイクリング・スタイルである。
長浜の入ると大仏がたっていた。
初心者コースは長浜城公園の中をゆく。
城址公園をぬけるとまた湖の横をゆくようになった。
さきほど抜かれた早い方が後ろからやってきた。どこかで休んでおられたようだ。その方に「トーエイ・ロード、いいですね」、と声をかけられた。自転車をとめて話すと、石山に住んでいらっしゃるHさんとおっしゃる方で、私よりも6つ上の68歳とのこと。トーエイ・ロードは40年前に組んでずっと乗っていますと話すと、それはすごい、とおっしゃっていた。Hさんはクロモリ・フレームのロードに心酔していて、オークションなどで古い自転車を買いあつめ、10台も所有されているとのこと。この日の自転車は『クリバラ』というハンドメイドのものだそうだ。10台も自転車を購入するのもすごいが、置いておけるスペースがあるのも家がひろくないと不可能だ。こんどは私が、それはすごい、と言う番だった。10台のうちの8台がビワイチ用なのだそうだ。私の自転車のカンパなどの部品を見て、20代のころにこれを買われたのはだいぶ気張りましたな、とおっしゃる。たしかに何か月もかけて、少しずつ部品を手に入れて完成させたのである。そのおかげで60代になっても乗っていられます、と言うと、元をとらはりましたな、と笑った。関西の方は気さくで人懐こい。関東の人間はシャイでかまえてしまうから、こうはいかない。だから東京の人はつめたいなどと言われるのだろう。そうでもないんだけどね。
H氏は先にいかれた。湖北の木之元にむかう。
事前に情報を得ていた、右側の歩道を通行する狭小トンネルについた。右側にしか歩道がないのだ。
右側の歩道を通行してトンネルをぬける。この後は左側通行にもどって木之元にはいってゆく。木之元では食事をしたいとおもっていたし、サイクリストに人気のパン屋ものぞいてみたいとかんがえていた。しかしコースにしたがってすすむと、旧道に誘導されて、木之元の町にはゆかずに、賤ケ岳への登坂にはいってしまう。この上りがきつい。私のオールド・レーサーは昔の流行でギヤ比が高い。いちばん低いギヤは40×21なのだ。このギヤでは坂でペダルを踏み込めない。足をつきそうになるが、我慢してねばっていった。
上り坂はきつかったが距離はみじかかった。トンネルをぬけるとピークだ。
ここにはビュースポットがあった。
峠からくだって琵琶湖の北部をゆくと、湖にたちこんで釣りをしている人がいる。ビワマスをねらっているのだろうか。琵琶湖には鳥がたくさんいる。水鳥やサギにヨシキリなど。見たことのない黒い水鳥もたくさんいて、なんという名前なのだろうかとかえってからしらべてみると、オオバンという名だった。オオバンは琵琶湖ではふえているそうだが、関東では絶滅危惧種とのことで、どうりで見たことがないわけである。
木之元でちゃんぽんをたべるつもりだったので空腹だった。どこかに店はないかとおもっていると、湖北ほくほく亭をみつけた。たすかった。
ほくほく亭でラーメンとチャーハンのセットをオーダーした。なつかしい感じの、毎日食べられるラーメンとチャーハンだ。980円。
私は、フォーク抜前後タイヤ外し、前輪のみ外しケースにより分けていました。ペダルは外すです。
必要にせまられてやったのですが、じつに簡単で便利でした。
私のケースではフロント・タイヤをはずしただけで、フォークもぬかず、ペダルもそのままでした。