2019シーズン9日目・10日目のスキーにホワイトワールド尾瀬岩鞍にでかけた。当日は2月の三連休だったので、混雑を警戒して前日から沼田の道の駅・白沢でとまることにする。夜は牡蠣鍋で一杯だ。
2月9日土曜日の朝。道の駅には観光バスがきていた。早朝にバスがいるのははじめて見たが時間調整のようだ。気温は-5℃。当日は都内でも雪の予報がでていたが群馬は曇りだった。
スキー場までの路上に雪はなかった。シニア2日券(7600円+デポジット料500円の8100円)を買ってゴンドラの営業開始時間の8時15分をまつ。
ゴンドラの行列は長いほうだが、いつものように5分前にオープンしてくれた。まず初心者コースで3キロのロング・コースのミルキー・ウェイをすべるが、硬い雪だ。思うように飛ばせないのでチャンピオン・コースに移動して3本、国体女子西沢を3本、コブ斜面のぶなの木4本とすべる。コブ斜面は先週まったく歯がたたず、はじき飛ばされてばかりいたので滑り方を変えた。これまではコブの溝の底を滑っていたのだが、これでは減速ができず、どんどんスピードが上がってしまって破綻するので、コブの肩から底へとゆくラインにしたのだ。これは木の葉落としとか、ズルドン、と呼ばれるすべりかたである。しかし深くで大きなコブはズルドンでもなかなかうまくゆかなかった。
午前中から雪が降りだしたが三連休なのに空いていた。都内が大雪になるとTVで大騒ぎをしていたからスキーヤーはこの日を敬遠したようだ。それでいつもは混雑しているレストランのオクタをのぞいてみると、席があるので利用することにした。11時だったのでタイミングもよかったようだ。
看板メニューの焼きカレー1200円を注文すると、ラッキーナンバーがでてドリンクかポテトがもらえるとのこと。そこでポテトをいただいた。缶ビールは400円。
焼きカレーは5分ほどかかってやってきた。カレーはチーズがとろけて美味しく、ボリュームもあった。6人掛けのテーブルにひとりですわっていたのだが、すぐに50くらいの男性二人組がやってきて、さらに65くらいのスキーヤーも加わった。そのスキーヤーはポケットからおにぎりをとりだして食べている。なにも飲まずに握り飯を2個とあんぱんまでたいらげてしまったから、彼のことを、あんぱんじいさんと名前をつけておいた。オクタはそのころから満席となった。
オクタの下にはラーメン屋のベルグがある。こちらは席に余裕があった。ラーメン一杯1000円だからだろうか。
12時にオクタをでて国体女子沢コースをすべると足にきている。そこでチャレンジ・コースに移動して調子をととのえた。Aを3本、Bを1本。雪がつもりだしてスキーが重い。踏んでもかえってこないのだ。粉雪がずっと降りつづけていた。
コース整備がはいり13時に再オープンするチャンピオン・コースにゆく。リフトも閉鎖されていて圧雪車が作業中である。
リフトでチャンピオン・コースの入口に上り、オープンをまつ。チャンピオンでは大回りをしてスピードをたのしんだ。
コブ斜面のぶなの木に移動して4本すべると疲れてしまったので、レストラン・ホルンでやすむ。コブ斜面ではズルドンの練習をつづけた。すると深くて大きなコブも連続してこなせるようになり、手ごたえを感じた。
エキスパート・コースの下部。
エキスパート・コースの上部は雪崩防止のため閉鎖されていた。
国体女子西沢を16時10分のリフト終了までに3本、チャンピオンをラストのリフトで1本、その後はエキスパート下部にゆくと霧がわきだした。
2日券はナイターも滑れるので引き続きエキスパート下部を滑走するが、濃霧で前がみえない。
そこでもう帰ろうかと思ったが、コースの状況は頭にはいっているし、誰もすべっていないので、ショートターンで真っ直ぐに滑走した。
ほとんど誰もすべっていない。エキスパート下部は私の貸し切りだ。
7本目で霧が晴れてきたので8本すべって上がった。スキー・スノボ・アプリのスノーウェイのよると、リフト乗車37回、滑走37回、滑走距離46、5キロ、最高速69キロ、消費カロリー1175キロカロリーと記録されている。
車にもどるとフロント・ガラスに雪が積もり、ワイパーが凍り付いている。都内ではほとんど雪は降らなくて、天気予報ははずれたが、片品は大雪だった。スキー場からの雪のつもった急坂を下ってゆく。国道にでても吹雪のように雪が降り、視界がわるくて速度はあげられない。スタッドレス・タイヤを装着しているが、雪道を走ることはシーズンでもほとんどないのである。後方から車が追いついてくると道をゆずってすすんだ。
道の駅かたしなで水を汲ませてもらう。ここで車中泊をしようとしている人たちがたくさんいるが、現在-7℃のこの地に泊まりたくない。昨晩も利用した沼田の道の駅・白沢にもどってゆくが、暗くて吹雪いている視界のわるい雪道を緊張してはしる。沼田まで下っても降雪がつづいていた。道の駅では温泉の望郷の湯につかって身体をほぐす。2日券を買ってしまったが、明日岩鞍にゆくのが億劫に感じられる。チェーンを巻かなければならないと予想されるからだ。それはそのときに考えることにして、焼き鳥で一杯やって眠りについた。
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