2016年のGWに喜多方にでかけた。喜多方と言えばラーメンである。さっそく喜多方でいちばん評価の高い『なまえ食堂』にいってみた。
時刻は12時45分。店の前には行列ができている。しかしこの前に見てきた坂内食堂や、喜多方ラーメンの元祖だという源来軒よりは短い。さっそく我々も並ぶことにしたが、ここに来る前に雑貨店をのぞいた折に、店主になまえ食堂にゆくと言うと、ふーん、という微妙な反応がかえってきたのが気がかりだ。
店の前と横に駐車場があるが、運がよくないととめられない。4・5台しかキャパがないからだ。それでこの先にある駐車場を皆さん借用しているようだった。
1時間10分待って店内に入れた。通されたのは2階の相席である。水はセルフだ。
私は中華そば550円。喜多方では安い価格設定だ。
家内は手打ちの太い麺の中華そば570円をえらんだ。因みにこの日は中華そばかチャーシューメンしかできないとのこと。ふだんはチャーハンなどもある。
席について3分でオーダーし、12分でラーメンはやってきた。厨房はよくまわっている。でも、相席の方はチャーシューメンをたのんだのに、ふつうの中華そばがきていた。
ラーメンはとてもきれいな仕上がりだ。喜多方でいちばん淡麗だとの評判のスープをのんでみると、薄くて淡い味つけだが、端麗というのではなく、ふつう系。複雑さや深みや滋味などがない単純なテイストだ。
麺は多く、太い手打ち麺よりも細いスタンダードな麺のほうがよい。チャーシューもメンマもふつう。総じてふつうな印象で、ここが喜多方でいちばん評価がたかいのが、私にはわからなかった。ただしいちばんリーズナブルではあった。
14時半に店を出たが行列はまだつづいていた。接客は親身。
食堂なまえ (定食・食堂 / 喜多方駅)
昼総合点★★★☆☆ 3.2