りん『エビちゅはその暗黒魔法をできるのですか?』
りんの強い口調での質疑がニコシアに飛ぶ。
ニコシア『間違いない(`Д´;)!!あの詠唱はマティルトウェイトじゃ!!』
クルス『ボルケノの攻撃よりもエビちゅの詠唱が早く終わっちまう(゜Д゜;)やべーぞ!』
トカマク『りん!!射って!!』
りん『弓は控え室におきっぱです(*/ー\*)』
トカマク『ORZ』
エビちゅの頭上に地球上のものとは思えない音と共に、ブラックホールのような亜空間が出来上がり、異空間同士の摩擦からか周囲には不快な電気混在している。
ブワーーーーーーーーーーーーーン!!!
ビビッビビビッ!!!
エビちゅ『・・フッ・・フフッ・・・エビちゅに敗北の文字は・・・ないんでちゅ\( ̄ー ̄; )/』
りん『オムー攻撃魔法を><!!』
オムー『わかった≫ω≪.;!!でもこの距離じゃ間に合わねーぞ!!』
クルス『くそっ(゜Д゜;)!!』
りん達の座る観客席からリングまではかなりの距離があり間に合わないこともわかっていたが、クルスは客席からリングへ走り出している。と同時、オムーは鞘から剣を取り出し、最も詠唱時間の短いスペッナズボルトを唱えだした。
オムー『間に合ってくれ≫ω≪.;!!!』
王様『もうだめじゃ(゜Д゜♯;)』
すると突如hananaも両手を挙げ、詠唱をし始めている。
hanana『・・・raokooo・・risuvurukasa・・・\(-_- )/』
hananaの頭上には今までの青い光沢をもった空中魔方陣ではない。それは真っ赤な陣を形成している。
アメル『なにあれ(・w・´;)真っ赤だよ!』
攻撃魔法の象徴ともなる真っ赤な光沢を持つ魔方陣が空中に形成されていた。
トカマク『クレリックじゃないの?あの子・・』
王様『なんじゃあれは(゜Д゜♯;)古文書と違うぞぃ!!』
りん『攻撃型・・・』
ニコシア『・・クレリック(`ω´;)』
王様『・・・・じゃと(゜Д゜♯;)?』
hanana『これでお仕舞いだぁ~><!!!』
エビちゅ『マティルト\( ̄◇ ̄ )/!!!』
hananaの挙げられた両腕は詠唱が終わると共に、胸元にて交差され、弓を射るように
肘を引き、
hanana『サイッ!!!!』
最後の放出詠唱。
渾身の力を込められた手を前へ差し出すhanana。
その方向はしっかりとエビちゅへ向けられている。
りん『サイアロー!?』
客席を走っているクルスも突如hananaの頭上に現れた赤い魔方陣を確認した。
クルス『あのガキ・・攻撃魔法も唱えれるのか(゜Д゜;)』
hanana『アローーーーーーー><!!!』
エビちゅ『ウェイ・・・\( ̄◇ ̄ )/?』
サイアロー。無属性魔法のひとつ。
空気中に存在する分子を離れさせ、一挙に気圧を低くし、尋常ではない分子操作から真空状態を作り上げ、鋭い切り口を持って敵を斬り裂く攻撃魔法。
誰よりも早く、どの攻撃よりもエビちゅに到達するであろうスピードで少女の両手の平から放出された真空刀はエビちゅへ向かう。
ザザザザザザーーーーーーーーーーーーー!!!
オムーのスペッナズボルトの詠唱よりも早く。
片足が石畳のリングに入り、リングインしたクルスの目の前を。
エビちゅへ突進していたボルケノ股の下を。
hananaの放った真空刀はエビちゅの目前まで迫っている。
エビちゅ『・・・・攻撃型・・クレリック( ̄◇ ̄; )?』
hanana『あたれぇ~><!!!!』
エビちゅは咄嗟の判断で詠唱を止め、ジャンプしてサイアローをかわした。
シュパッ!!!
エビちゅ『危なかったでちゅ( ̄◇ ̄ ;)』
真空刀はリングへ際立った音もなく減り込んでいく。
スッスササササ~!!!!
トカマク『避けられた><!!』
王様『あのスピードを避けたか(゜Д゜♯;)』
hanana『ボルケノさん><!!今だああああぁぁぁぁ!!!』
ジャンプして避けたエビちゅは着地までは回避ができない。その隙をみて、hananaはボルケノへ攻撃指示を飛ばした。
エビちゅのいる場所へやっと到達したボルケノは、大きな拳をもった右腕を大袈裟に後ろへ振りかぶる。体を傾け、全身全霊の力を込めた拳が作り上げられている。
エビちゅ『ちょ・・待つでちゅ!話せばわかるでちゅ( ̄◇ ̄;)!!!』
ボルケノ『グワンゴオオオォォ!!!』
人を2,3人は飲み込んでしまうほどの大きな手をもったボルケノの拳は固く握られ、振りかぶられた拳の最高到達スピードとなるそのポイントにて、エビちゅを捉えた。
バコーーーーーーーーーーーン!!!
エビちゅ『ぎぇぇぇぇぇええええぇぇぇぇぇ!!!!』
ボルケノのパンチによりエビちゅは弾き飛ばされ、空の彼方へ消えていく。
ピカーン・・・・
アナウンス『ボルケノのパンチがあたったぁ~!!場外だぁ~!!hananaの選手二回戦進出ぅ~!!』
下馬評を覆した意外性と迫力、互いに助け合うペットと少女の健闘ぶりから、歓声は怒涛のごとくリングを覆っている。
『わぁぁぁあああああああああああぁぁぁぁ』
『おおおおおおおおおおおおおぉぉぉぉぉぉ』
hanana『へへv(^0^ )勝ったでしっ!!ピースピースッ』
ボルケノ『グッフッ!!!』
クルス『ふぅ・・間に合ったか(゜Д゜;)』
オムー『危なかったぉ≫ω≪.』
りん『あの子の潜在能力は計り知れないわね・・』
王様『なんともまぁ・・すごい少女登場じゃな(゜Д゜♯;)』
トカマク『また第一連隊の仲間が増えたんじゃない?』
りん『はい・・強力な・・・』
アメル『あの・・もしかして・・次あの子と戦うの・・アメさん(ーwー´;)?』
オムー『がんばれぉw』
アメル『こぇぇぇす(>w<´;)』
アメルvsファラン(王様)。
トカマクvsクルス。
りんvsオムー。
hananavsエビちゅ。
こうしてトーナメント第一回戦は終わった。第二回戦もまた、群雄割拠をにおわせる激しい戦いは避けられない。
アメルvshanana。
クルスvsオムー。
果たして決勝まで誰が勝ち進み、最強という称号を手にするのは誰なのであろうか。
・・・・・・
・・・・
・・
闘技場から何十キロも離れたジャングルに落下したエビちゅは、かろうじて息をしていた。
エビちゅ『・・不覚でちゅ・・負けてちまいまちた・・・みんな死ねばいんでちゅ(パタッ)』