ファンブルグ国騎馬団は警戒態勢に入っており、物音ひとつ出さない状態である。
そんな中、聞きなれない音が先頭集団である王様とトカマクの騎馬団に
響いてきたのだった。
ギ・・・・・ギッ・・・
トカマク『!?』
王様『・・・・・ーωー』
明らかにファンブルグ騎馬団とは異質の音の発生に一層の警戒態勢が続く。
先頭集団は静かにその音の鳴ったであろう方向へ目をやった。
トカマク『・・・・・。』
王様『・・・・・・ーωー』
衛兵『・・・・・。』
衛兵2『・・・・・・。』
時間が長く感じられる。
そしてまたその方角から音が響く。
・・・ギ・・・・・・・ギッ・・・・・
王様『・・・・あそこかーωー?』
トカマク『・・・・そのようです・・。』
トカマクは静かに左手の拳を後方の部隊へ見えるように高く挙げ、
部隊散開の合図である指を開く動作を出した。
それを確認した後方騎馬連隊は、物音を立てずに目標地点を中心に囲むように散開している。
・・・ギ・・・・・・ギギ・・・
トカマク『・・・・・・。』
王様『・・・・ーωー』
王様は目で無言の指示をし、衛兵は物音がした方向へ歩いていった。
徐々に衛兵は戦闘騎馬団から離れていき、
まだ残っている煙と銀光沢の鎧はすぐに同化し、
王様たちにはほとんどその姿が見えなくなってしまっている。
すると・・・
衛兵『!?』
衛兵『せ・・・生存者です!!生きてます!!生存者です!!!』
トカマク『!?』
王様『なんじゃと(゜Д゜#)』
その生存者はまだ身丈も少ない少女であった。
無数の瓦礫の下敷きになりながらも、なんとか体を動かし、物の残骸の擦れ合うわずかな音が先頭集団に聞こえていたのだった。
トカマクがすぐさま駆け寄り、その少女を抱きかかえた。
少女『・・・ケホッケホッケホッ』
その少女は泥だらけの顔で顔をしかめ咳込んでいる。
トカマク『すぐに救護班を!!』
衛兵2『はっ!!!!』
王様『傷口は深いかーωー?』
衛兵『・・・裂罅傷のみです』
トカマク『王様!まだ近くに生存者がいるかもしれません!!捜索活動に入らせて下さい!』
王様『うむ・・この分だと敵はもう離れておるじゃろーωー捜索隊結成じゃな』
トカマク『第七、八、九連隊!!!ファディール村一帯周囲8キロ!生存者捜索開始!!』
そんな中、聞きなれない音が先頭集団である王様とトカマクの騎馬団に
響いてきたのだった。
ギ・・・・・ギッ・・・
トカマク『!?』
王様『・・・・・ーωー』
明らかにファンブルグ騎馬団とは異質の音の発生に一層の警戒態勢が続く。
先頭集団は静かにその音の鳴ったであろう方向へ目をやった。
トカマク『・・・・・。』
王様『・・・・・・ーωー』
衛兵『・・・・・。』
衛兵2『・・・・・・。』
時間が長く感じられる。
そしてまたその方角から音が響く。
・・・ギ・・・・・・・ギッ・・・・・
王様『・・・・あそこかーωー?』
トカマク『・・・・そのようです・・。』
トカマクは静かに左手の拳を後方の部隊へ見えるように高く挙げ、
部隊散開の合図である指を開く動作を出した。
それを確認した後方騎馬連隊は、物音を立てずに目標地点を中心に囲むように散開している。
・・・ギ・・・・・・ギギ・・・
トカマク『・・・・・・。』
王様『・・・・ーωー』
王様は目で無言の指示をし、衛兵は物音がした方向へ歩いていった。
徐々に衛兵は戦闘騎馬団から離れていき、
まだ残っている煙と銀光沢の鎧はすぐに同化し、
王様たちにはほとんどその姿が見えなくなってしまっている。
すると・・・
衛兵『!?』
衛兵『せ・・・生存者です!!生きてます!!生存者です!!!』
トカマク『!?』
王様『なんじゃと(゜Д゜#)』
その生存者はまだ身丈も少ない少女であった。
無数の瓦礫の下敷きになりながらも、なんとか体を動かし、物の残骸の擦れ合うわずかな音が先頭集団に聞こえていたのだった。
トカマクがすぐさま駆け寄り、その少女を抱きかかえた。
少女『・・・ケホッケホッケホッ』
その少女は泥だらけの顔で顔をしかめ咳込んでいる。
トカマク『すぐに救護班を!!』
衛兵2『はっ!!!!』
王様『傷口は深いかーωー?』
衛兵『・・・裂罅傷のみです』
トカマク『王様!まだ近くに生存者がいるかもしれません!!捜索活動に入らせて下さい!』
王様『うむ・・この分だと敵はもう離れておるじゃろーωー捜索隊結成じゃな』
トカマク『第七、八、九連隊!!!ファディール村一帯周囲8キロ!生存者捜索開始!!』