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眩しい太陽・・美しい月・・そして世の中所詮金でちゅ

伝説の獅子たちが活躍する笑い泣き感動ありのアクションストーリー (c)2008hiyoko.現在原画製作中!

第弐百弐拾五話

2010-04-26 | 本編









石畳のリング中央にいる3人。
オムーとりんは審判員からルール説明を受けているようだ。


その様子を見守る変装男とファランは歓声にかき消されそうなか細い声で話し始めた。

変装男『しかしまたなぜこのような戦いを・・・我々伝説の獅子にはその種の特徴があります。その種なりの戦い方がある。そこであえて力量を測り、優劣をつけることに何の意義があるのか・・・。私には解せませぬ(■ω■.)』

 

二人の男の視線は依然りんとオムーたちへ向けられたまま。
興奮冷めやらぬ観客席の中、王様に変装しているその男は、偽名ファランを持つ真の王様へ問いかけた。すると暫く口をつむっていたファランは緩慢に返答した。


ファラン『桜梅桃李じゃーω■』

変装男『(■ω■.)?』

 






とその時。



 

ドゴーーーーーン!!!!

 

リング中央にて突如起きた爆発。
観覧席に座るトカマクらの体を後部座席に牽引させたのはその強い衝撃派だ。鼓膜が破れんばかりの爆音と共にリング一帯は一瞬にして白煙で包まれてしまっていた。

 

アメル『キャッノwノ』

クルス『なんだ(゜Д゜)何がおきた!?』

 

実況『何がおきたんだああぁぁぁ~!!!もう戦いははじまっているのかあああぁぁぁ~!!』


『わぁぁぁあああぁぁあぁぁ』

『おおおぉぉぉぉおおおぉぉ』


一気に歓声は高まっていく中、耳鳴りをそのままに目を細めながらリングの様子を見守る一同の鼻には、強い火薬の匂いがまとわりついている。

 


変装男『この爆発は・・・(■ω■.;)』

ファラン『この香り・・火薬じゃな・・・魔法爆発ではないーω■』

トカマク『りんだわ・・・りんは斧と弓の使い手であると同時に爆薬にも精通している』

 

爆発と同時、アメルの膝元に見覚えのある何かがリングから飛び散ってきていた。

 

ビタッ

 

アメル『・・・ん(・w・`)?』

 

やや湿気を伴ったその物はアメルの言葉を失わせた。

 


アメル(これは・・・オムさんにあげたブレスレットだ(>w<`;)!!)

 


爆発物の脅威。爆薬が爆轟現象を起こす化学反応。超音速で未反応部分へ伝播していき、この爆轟波は爆薬を急速に高圧・高温のガスへと変化させる。
 
内部から発生した爆轟波が爆薬の表面に達するとガスの急激な膨張を生じ、周囲の空気や構造物、人体へ強大な衝撃波を超音速で伝達し破壊していく。


その音速を超える物体の移動により発生された衝撃派は、ある物をアメルの膝に一瞬にして運んできていた。それはかつてアメルがオムー入隊時に譲ったブレスレットだ。その湿り気の正体はうっすらと滲んだオムーの血であることは間違いない。


アメル『オムさん(>w<`;)!!』

 


闘技場一帯、急激な熱膨張を起こした空気はまだ気圧が低く、周囲から空気を呼び込み、言い知れぬ風鳴りを起こさせている。

 


フヒューーーーーーーーーーーー・・・・・ヒューーーーーーーー・・・

 

石畳のリングと観客席の間に用意された実況席では、強い衝撃を間近に味わったと言わんばかりの乱れた髪の毛で実況者は鼻息荒く叫んだ。

 

実況『いまだ二人の姿が見えません!!煙がリングを覆っています!!』

 

 


風鳴りだけを残し、暫し訪れる静寂。

 


フヒューーーーーーーーーーーー・・・・・ヒューーーーーーーー・・・

 


クルス『りんも爆発の巻き添えを食らったんか(゜Д゜)?』

トカマク『いや、りんのスピードは獅子の中でも郡を抜いて早い・・・りんならあの距離でも避けているわ・・』

アメル『・・・・(>w<`;)』

エビちゅ『オムーは、まともに食らいまちたね( ̄ω ̄ )』

hanana『ボルケノさん><』

 

hananaは怖さのあまりリングを見ることもできず、ボルケノの太い腕に抱きつき、震えながら顔を埋めている。


ボルケノ『・・グフ・・』

 

 

そして徐々に煙が薄まり始めると、重苦しい音が場内に響き渡り始めるのだった。

 

 


ズ~~ウン!!ズンッ!!!!

 

 

 

実況『・・・・?何だ・・何かが聞こえる・・何の音だ?』

 

 


ズ~~ウン!!ズンッ!!!!

 


ズ~ウン!!!・・・・・ズンッ!!

 

 

 

 

・・・・・・ドンッ!!!

 

 


白煙は呼び込まれた風に混じり、うっすらとリングの姿を出し始めた。それは爆破により破壊され、はげかかった石畳のリング。しかしそのリングには、二人の姿はなくなっているのだった。

 

 

クルス『いねぇ(゜Д゜)』

ファラン『はて・・・ーω■』

アメル『ほぇ(・w・´)りんとオムさんがいないよ!!』

エビちゅ『・・・・( ̄ω ̄ )』

変装男『どういうことじゃ(■ω■.;)』

 

 

煙が完全にリングを出し終えた頃、観客たち全員は辺りをキョロキョロと見回している。今そこにいた二人の姿はない。がしかし、異様な音は以前続いているのだった。

 

 

ズ~~ウン!!ズンッ!!!!

 


ズ~ウン!!!・・・・・ズンッ!!

 

 


実況『・・・これは・・これはどういうことだぁ~!!不気味な音だけが響いているぞぉ~!!!』

 

二人の姿はなくとも低く鈍い音が続く闘技場。
観客なども一体その音の主はどこなのかを見極めるため辺りを見回している。

 


エビちゅ『・・・( ̄ω ̄ )』

トカマク『これは伝説の獅子たちは見えているの!?これが超光速の戦いなの!?』

エビちゅ『違いまちゅ・・・これはスピードによる隠れ蓑ではありまちぇん( ̄ω ̄ )これは本当にここにはいないようでちゅね』

アメル『えぇ!?二人はどこ(・w・´;)!?』

hanana『どういうことなんでしか^0^;』

変装男『むむむ・・・私にもわかりませんぞ(■ω■.;)』

ファラン『未熟者めがーω■わかっておるのは一人だけか』

 


選手観覧席に座る中、その戦いに気づき始めたものが一人。
それは顔に冷や汗を流しているクルスだ。

 

 

クルス『・・やるじゃねぇか・・あいつら・・』

 


はげかかったリングの一部、石畳の一マスとなる正方形の分厚い石が震えている。

 

カタタ・・・カタカタカタカタ・・・

 


hanana『石が震えてるでし・・・』

 

 

すると、突如その石は遥か上空へ舞い上がり弾け飛ぶのだった。
それはまるで反重力により空へ落ちていくようにまっすぐと。


バココンッ!!!!!


アメル『ほぇ(・w・´;)?なんだあれ』

トカマク『どういうこと・・・石が弾け飛んだわ』

 

りんとオムーが見当たらない今。3万の観衆の目はそのたったひとつの震える石に目を向けていた。そして一瞬にして舞い上がる石。観衆は後頭部を背中に着かんばかりに折り曲げながら見上げ、今ある状況を読み取ろうとしている。

 

実況『リング石が突然舞い上がったぁ~!?これはどういうことだぁ~!!!』

 

肉眼で見え辛くなる程の高い位置へ飛ばされた石は一瞬止まったかに見えたが、次なる動きは引力に従い徐々に勢いをつけ地面に向かい落ちていく。

何が起きているかわからぬまま、その石の落下に合わせ首の角度を緩めていく選手たちも同じ疑問を抱いていた。そして地面まで到達した石は勢いよく叩きつけられ、

 

ガコンッ!!!


粉砕された破片はバウンドして再び地面に落ちている。

 

・・・ガララン!ガラン!!

 

実況『これは一体・・』

 

そしてまた隣の石が同じように空へまっすぐに飛び上がっていく。

 

バココンッ!!!

 


変装男『またじゃ・・(■ω■.;)』

トカマク『・・・超光速でもない?それじゃぁ・・りんとオムーはどこにいるっていうの?』

 

ズ~~ウン!!ズンッ!!!!

 


ズ~ウン!!!・・・・・ズンッ!!

 

 

エビちゅ『この音は・・・( ̄ω ̄ )』

アメル『オムさんは無事なの(>w<´;)!?』

クルス『心配すんなアメル(゜Д゜)奴らは戦っている』

ファラン『・・・・ーω■』

 

そして再び飛び上がった石がまだ落下しないとき、そのまた近くの石が弾け飛び空へ舞い上がっていくのだった。

 

バココンッ!!!!

 

間髪入れずにその隣の石もまた飛び上がっていく。


バココンッ!!!

 

その三つ目の飛び上がりを合図に、リング上の石は順に空高く弾け飛び、まるで上空にて石の階段をつくるかのように綺麗に段差を作り舞い上がっていくのだった。

 

ババババババババババババババココンッ!!!!!!

 

もはや観衆も実況者も、そして選手たちも何が起きているのか把握できていない。

 

実況『・・・・これは・・・』

アメル『ほわわわわわぁ(・w・´)!!!なにあれなにあれ!!』

エビちゅ『・・・・( ̄ω ̄ )』

トカマク『いったい何が起きているの?』

クルス『・・・・(゜Д゜;)』

 


そしてまた最上部へ到達した石は順に落下体勢に入っていく。
落下状態では逆向きに階段を形成し、またも綺麗にリングへ落ちていく石。

 

バラバラバラバラバラバラバラッ!!!!


階段上に落ちていっていた石たちは激しい音を立て、元あったその場所へ戻ってきている。

 


そしてまた、

 

ババババババババババババココンッ!!!!!


バラバラバラバラバラバラバラバラバラッ!!!!

 

まるで見世物の噴水のように空中に石の階段を造り、芸術的、かつその不可思議な現象は立て続けに起こっていた。あの得たいの知れない音と共に。

 

ズ~~ウン!!ズンッ!!!!

 


ズ~ウン!!!・・・・・ズンッ!!

 


バババババババババババババココンッ!!!!


バラバラバラバラバラバラッ!!!

 

その石が壊されるラインは八角形のオクタゴンリングを二分するような直線を何本も作り、リングの石畳が全て弾け飛んでしまうほどに飛び跳ねては空から落下してきている。

 


実況『説明が・・・つきません!!!いったい何が起こっているのでしょう><!!!』

 


アメル『クルスくんはわかってるの(・w・´;)?おしえてよ!?どうなってるの?』

エビちゅ『・・・・超光速でもなく・・石が飛び散る衝撃・・・( ̄ω ̄ )』

トカマク『クルスは見えるの?』

クルス『あ(゜Д゜)?俺にだって見えねぇよ』

変装男『見えないじゃと(■ω■.;)ではわからんも同然ではないか』

クルス『見えていないが・・奴らのやってることはわかる(゜Д゜)』

hanana『みえなくても・・わかるんでしか?』

 

 


ファラン『桜は桜なりに桜の花を咲かせ、梅は梅なりに梅の花を咲かせる。
獅子たちもあてはまるーω■互いに強さを極めておる・・』

 

ファランは変装男に向かって呟いた。

 

 

変装男『・・・(■ω■.;)』

ファラン『種は違えど、強さを追求をする道は測り合いが筋道・・・それが獅子たちが戦う理由じゃーω■』

変装男『・・・交じり合うのが運命ということですかな(■ω■.;)』

ファラン『ほむーω■』

 

桜には桜の良さがあり、梅には梅の良さがある。
桜前線が列島を漸次北上し、人々に癒しを与えていく。桜ならではの癒しを。
桜以外では代替できない、桜ならではの癒しを。

 

 


ズ~~ウン!!ズンッ!!!!

 


ズ~ウン!!!・・・・・ズンッ!!

 


アメル『ねぇ教えてよ(>w<´)!なにがどうなってるんかさっぱりだよわたし!!』

エビちゅ『もしかして・・遥か上空で戦っているということでちゅか( ̄ω ̄ )?』


その声と共に空を見上げ、目を凝らしてみる一同。
しかし何も見えてこない。

 

 

クルス『まだわからねぇか!!上じゃねぇ・・・・下だ!!!!』

アメル『えぇ(・w・´)!!』

エビちゅ『下( ̄ω ̄;)!?』

hanana『!!』

変装男『なんじゃと(■ω■.;)!?』

 


ズ~ウン!!!・・・・・ズンッ!!


ドドンッ!!!

 


ファラン『桜梅桃李じゃ・・・だからこそ力を試しあう・・・最強は一人にのみ与えられる称号じゃからなーω■』

 

 

とその時。数百年という長い歴史をもつ闘技場にて、今だかつてない光景が観衆たちの目の前に現れるのだった。




ガゴーーーーーンッ!!!