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眩しい太陽・・美しい月・・そして世の中所詮金でちゅ

伝説の獅子たちが活躍する笑い泣き感動ありのアクションストーリー (c)2008hiyoko.現在原画製作中!

第壱百七拾四話

2009-03-05 | ~回想の章(エビちゅ編)~
    ~回想の章(エビちゅ編)~



朝日を爪とぎの光に使っているその女は、黒々とした光沢のある座り心地の良いであろう皮椅子に座っていた。




編集員A『編集長!!』

『・・・・・( ̄ω ̄ )』



デスクの間の道へはみ出たわずかな書類とけたたましく走る編集員Aのスーツの裾がぶつかり、積み上げられた書類が雪崩のように落ちてきている。



ドドドドドーーーー!!
ガサガサガサガサ~!!!



編集員B『あぁー雪崩発生~><!!』



編集長のデスクは東向き窓に隣接して置かれており、その女は重役と呼ぶに相応しいその椅子に座りながらくるっと回転すると、足を組み爪とぎをしたまま編集員Aへ体を向けた。



『なんでちゅか騒々しい( ̄ω ̄ )』


朝日がまるで仏の後光のようにその女の背から明るい日を差し込んでいる。

その顎を上げたまま部下へしゃべる態度は、部下へ半強制的に畏怖と尊敬の念を込めさせていた。しかしその非常に高慢な態様には裏付ける理由があった。



『また・・・また月刊誌の定期購読を・・断られました・・・』

『またでちゅか・・・いいんでちゅよ・・・・読みたくない者には読ませないのがいいんでちゅ・・・( ̄ω ̄ )』




その理由とは、人並みはずれた世論への鋭い指摘のみならず、雑誌編集会社の取締役としてわずか数年でトップ企業へ君臨するほどの業績である。
この女の名はエビちゅ。




ところが、最近になりその業績も伸び悩み始めており、定期購読紙などの安定した収入を見込める仕事が次々に断られ始めていたのだ。


イライラを示す貧乏揺すりを続けたまま、タバコに火をつけているエビちゅの元へ、またも奥の営業部から慌てふためきながら編集長デスクへ駆けて来ている者がいる。




編集員C『エビちゅ編集長ぉ~><!!!』

エビちゅ『・・・・・( ̄ω ̄ )』



またも道へはみ出した書類とぶつかり、第二の雪崩が発生していた。




ドドドドドーーーー!!
ガサガサガサガサ~!!!




編集員D『あぁー何やってんだよ><!!!』




ぶつかるようにデスクへ到着するとまたしても同じ台詞飛ぶ。



編集員C『王室も・・・週刊雑誌・・エビちゅ編集長のぼやき・・定期購読・・辞めるそうです・・><』




看板雑誌として有名であった<エビちゅ編集長のぼやき>。
編集会社の要としてあったその雑誌は絶版を迎え、会社設立5年目にして傾くほどの打撃を受けてしまうのだった。



エビちゅ『・ふぅ・・この起業は・・・失敗でちたかね・・・( ̄ω ̄ )』