KISSYのひとりごと

日々感じたこと、ドライブ日記やDVDのレビューなど…徒然なるままに綴っています。

命がけの方向が逆じゃないか?

2012-01-20 18:22:36 | 日記・雑感

 いま野田首相に見せてあげたいような動画が、ネットで大反響をよんでいることを、「しんぶん赤旗」日曜版(1月22日号)で知りました。投稿者は、おそらく私が思っているのとはまったく正反対の意図でこの動画を投稿されたと思うのですが、野田首相だけでなく、いまこそ多くの有権者に見て欲しい、そんな動画です。

 動画の舞台は2009年総選挙、大阪のある小選挙区です。候補者の応援演説に立ったのが、当時、民主党の幹事長代理だった野田首相です。

 「マニフェストにはルールがある」と切り出した野田氏は、「それがわかっていない政党がある」と当時与党だった自民党と公明党を批判します。野田氏曰く「(マニフェストに)書いてあることは命がけで実行する。書いていないことはやらない。これがルールです」と。

 さらに野田氏は、2005年総選挙が「郵政民営化○か×かだけで選挙の結果がでてしまいました」とし、郵政民営化の下には青いカーボンが敷かれていたかのように、後期高齢者医療制度、障がい者の自立を阻害する障害者自立支援法にも「○をつけて」しまったと、郵政民営化で2/3の多数を握った与党が「どんどん国民の負担に関わるような重要なテーマを強行採決」してきたことを批判。

 2005年総選挙の自民党、公明党のマニフェストに後期高齢者医療制度も障害者自立支援法も書かれていないとバッサリ斬った野田氏は、「書いてないことを平気でやる。これ、おかしいと思いませんか?」とも。

 本当に野田氏の言うとおりだと思います。

 ところで当のご本人はどうか。社会保障と税の一体改革を「政治生命をかけてやりぬく」。14日のテレビ東京系の番組で、野田首相がこのように語ったことをマスコミ各紙が報じました。「社会保障と税の一体改革」、つまり社会保障の削減と庶民増税を「命がけ」でやるという決意表明です。

 後期高齢者医療制度は廃止、米軍普天間基地は県外へ移設、消費税は4年間は上げない・・・これが2009年総選挙のときの民主党の公約だったはずです(「県外移設」は党の公約ではなかったと言い逃れをした元首相もいましたが・・・)。

 「税金のムダづかいを徹底的になくし、国民生活の立て直しに使う」(鳩山由紀夫代表=当時)と公約したのも民主党。ところが、ムダをなくすどころか、いったんは中止したムダまで復活、新たなムダもつくりながら、増税を押し付けようというのですから、あまりにひどいやり方です。もちろん、「社会保障と税の一体改革」なんて公約していません。

おかしいぞ 消費大増税 中止しかない「三つの大問題」(しんぶん赤旗)

 「(マニフェストに)書いてあることは命がけで実行する。書いていないことはやらない。これがルール」と言っていたのが野田首相。民主党政権になったら、「書いていないことは命がけで実行する。書いてあることはやらない」とルールが変わったとでもいうのでしょうか。

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