ようやく「ミケランジェロの暗号」を観ることができました。「ヒトラーの贋札」のスタッフが作ったということで楽しみにしていた作品です。
「・・・の暗号」というタイトルが、「ダヴィンチ・コード」のような推理・サスペンスを期待させますが、サスペンスとしてはお粗末です。何せ物語中盤でオチがわかってしまうのですから・・・。
もっとも、オチが分かって以後は、コメディとして十分楽しめる作品になっています。というか、ジャンルを分けるとすればサスペンスではなくコメディに入ると思います。
【ネタバレ】ユダヤ人画商の主人公と幼なじみのSS将校が、とある事故をきっかけに衣装をとりかえることになります。ユダヤ人がSS将校、SS将校がユダヤ人に・・・。周りの目をうまくごまかすことができるのか・・・。このあたりのつくりは、コメディ・タッチでありながらドキドキ感も味わえます。SS将校が終戦後、どのような末路をとったかは歴史が示すとおりですが、そのあたりを意識したドンデン返しも用意されています。娯楽作品として観る分には楽しめる作品です。
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