KISSYのひとりごと

日々感じたこと、ドライブ日記やDVDのレビューなど…徒然なるままに綴っています。

キング ~Two Hearts

2016-02-01 13:37:07 | 韓流映画&ドラマ三昧

 韓国の俳優、イ・スンギが今日、入隊したとのこと。韓国には徴兵制度があり、19歳~29歳の間に2年間の兵役の義務があるようです。 

 そんなニュースを耳にしたので、イ・スンギが韓国の将校を演じた「キング~Two Hearts」(2012年、MBC)をあらためて視聴しました。全部で20話あるので、とりあえず第1話のみですが・・・。

 「キング」は現在まで韓国に王制が残っているという設定で、イ・スンギが演じるイ・ジェハは韓国国王の弟です。王室とは一線を画したいと気ままな暮らしをしていたチェハですが、世界将校大会(世界の軍人のワールドカップですね)で、韓国のチームリーダーにさせられてしまいます。

 韓国チームはこの「ワールドカップ」に北朝鮮との合同チームで出場することになるのですが、北朝鮮チームのチームリーダーのキム・ハンア(演:ハ・ジウォン)とは「犬猿の仲」だったチェハが次第に彼女に心惹かれていくようすが面白い。そんななかで印象的だったのが、兄の暗殺で国王となったチェハを慰労しようとハンアが画策したシーン。同じくハ・ジウォンが主演していた「シークレット・ガーデン」(2010年、SBS)のパロディには思わず吹き出してしまいました。

 さて、歴史を扱ったドラマをみると、その背景を知りたくなるのが、私の悪い癖。「キング」の舞台裏を想像してみたのは言うまでもありません。

 「Wikipedia」によると、チェハの兄のチェガンは「第3代大韓民国国王」で、兄の死でチェハが「第4代国王」になります。では、初代は誰なのだ?

 ドラマに登場する宮殿のなかには、李氏朝鮮の歴代国王の肖像が掲げられているので、李氏朝鮮の系統の王室だと推測できます(「キング」の王室も李氏ですし)。

 李氏朝鮮最後の国王は、現在ドラマを楽しんでいる「明成皇后」に出てくる高宗です。この高宗のときに大韓帝国と国号を改め、高宗が初代の皇帝になるのですが、その子の純宗の時代に大韓帝国は日本に併合されてしまいます。「キング」では、主人公のチェハの兄と父王がベルリンの壁崩壊を伝えるテレビをみているシーンがでてきます。この父王が第2代国王ですね。大韓帝国第2代皇帝の純宗は1926年に亡くなっているので、「キング」に出てくる韓国王室は戦後に再興された王室なのでしょう(国号も大韓民国ですし)。

 では、だれが初代「大韓民国」国王だったのか(共和制なのに王室が残っているあたりは目をつぶりましょう)。

 「明成皇后」の項にも書きましたが、純宗に子はありませんでした。純宗の皇太子は弟の李垠(英親王)です。「Wikipedia」によると李垠は高宗の第7子で1970年まで存命であったということなので、時間的な辻褄はあいそうです。もちろん、高宗にはそのほかにも男子がありましたし、「初代国王」が高宗の直系でなくても問題はないのですけど、こういう楽しみ方ができるのも「歴史フィクション」ドラマならではですね。

 

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