KISSYのひとりごと

日々感じたこと、ドライブ日記やDVDのレビューなど…徒然なるままに綴っています。

沖縄で守れないことが本土で守れるのか?

2013-03-06 19:18:05 | 在日米軍問題

 米軍から日本政府に通告のあったとおり、本日、午後、3機のオスプレイが沖縄普天間基地から岩国基地へと移動しました。愛媛県新居浜市や高知県本山町では、県職員が機影を確認したとのこと(「朝日」→こちら)。

 オスプレイの本土での訓練にあたっては、オスプレイが所属する「米海兵隊第265飛行中隊の副司令官、スティーブン・ピロッタ少佐は3日、日本の本土上空での訓練に関し、米軍機が飛ぶ既存のルートを使い『航空機に課せられた規則、制約にのっとって飛行させる』と述べた」とのこと(「産経」→こちら)。

 しかし沖縄本島上空の訓練飛行では、「人口密集地や学校上空は飛ばないなどとした日米合意もふみにじって、まさに傍若無人な飛行を繰り返しています」(「しんぶん赤旗」→こちら)。沖縄県内の自治体だけではなく、「飛行ルート直下の100を超える自治体がオスプレイの飛行訓練に反対し、沖縄配備の撤回を求める意見書や決議をあげている」(同前)理由も、本当に安全なのかという確証がないだけでなく、米軍が日米合意を反故にして訓練を繰り返してきたという背景もあるのではないでしょうか。

 ところで、沖縄に司令部をおいている海兵隊(第3海兵遠征軍。司令部=キャンプ・コートニー)には、いわゆる戦闘部隊と基地施設部隊があるようで(米海兵隊公式Websiteより)、戦闘部隊のうち航空部隊は第1海兵航空団に所属しています。

 岩国基地所属の戦闘攻撃機中心の第12海兵航空群と、ハワイ・カネオヘ基地所属の第24海兵航空群をのぞく3つの航空群は、いずれも普天間基地所属です。オスプレイを運用している第265飛行中隊が所属する第36海兵航空群もそのうちのひとつ。

 さて、いまでは米国議会も棚上げにしてしまった在沖海兵隊のグアム移転ですが、オスプレイを運用している第265海兵中ヘリ中隊もふくめ、普天間基地所属の2つのヘリコプター中隊は、グアム移転が決まっていた部隊です。本来ならグアムに移転するはずだった部隊が普天間に居座り、その部隊が沖縄をはじめ日本本土で危険な低空飛行訓練を行なっているのです。

 「沖縄の負担軽減」というなら、日本全国に危険を分散するのではなく、当初の計画通りグアムへ帰っていただくのがスジだと思うのですが。


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