KISSYのひとりごと

日々感じたこと、ドライブ日記やDVDのレビューなど…徒然なるままに綴っています。

平和の心を伝える紙芝居~伊豆市・佐治麻希さん

2010-08-02 23:47:00 | 教養・ドキュメンタリー

 録画してあった番組を帰宅後に早速視聴しました。民間放送教育協会制作のドキュメンタリー番組、「発見!人間力」(信越放送、2日放送)。今回は、記念すべき100回目でした。

 その第100回目は、「戦争の無い世界へ~紙芝居に込めた祈り~」。静岡県伊豆市の妙蔵寺の僧侶、佐治麻希さん(23)が主役です。

 佐治さんは小学6年生の頃から11年間、紙芝居で平和を訴え続け、原爆の悲惨さを伝える紙芝居の読み語りの上演回数は250回以上になるそうです。

 冒頭、ニューヨークの街角で「禎子ちゃんは生きたい思いを込めて鶴を折り続けたんです」と折鶴を見せ、「禎子ちゃんのことを知っていますか?」と問いかける彼女の姿をテレビカメラが追います。

「禎子ちゃん」とは、広島で2歳のときに被爆し、白血病で12年という短い生涯を終えた佐々木禎子さんのことです。小学校2年生の時に広島を訪れた佐治さんが、自分にも何かできないかと、思い当たったのが紙芝居の読み語りだったそうです。

 佐治さんは、今年の5月に国連本部で行なわれたNPT再検討会議に合わせた平和集会で紙芝居の上演を要請され、渡米したとのこと。佐治さんの紙芝居を見たお年寄りからも、「物語を伝えるだけでなく 心を伝えている」と絶賛されました。

 佐治さんは言います。「禎子さんは決して米軍を憎まなかった。憎しみあいは憎しみしか生まないけれども、許しあいの心からは、新たな希望が生まれる」。本当に、その通りだと思います。

 「ねたみ、自分勝手な気持ち どんどん大きくなって 戦争につながっていると思う。自分自身の心の戦争からなくしていくことで平和は始まっていく」・・・佐治さんの言葉です。

 番組の最後で彼女は、こう語りかけます。「平和を祈る心は国境を越えて たった一つ」。渡米しての実感でしょう。久しぶりに心が洗われる、そんな番組でした。

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2 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
みゆ様 (KSSY)
2010-08-11 18:47:26
こちらこそ訪問&コメありがとうございました。「4枚半」とは課題か何かだったのでしょうか。お役に立てて光栄です。
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■参考になりました (みゆ)
2010-08-09 22:25:44
ありがとうございます。
参考になりました。
これで、4枚半書けそうです。
本当にありがとうございました。
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