1944年7月20日の「狼の巣」でのヒトラー暗殺未遂事件を描いた作品。トム・クルーズが実行犯のシュタウフェンベルク大佐を演じています。
歴史を知っていれば、この暗殺計画が失敗することは明らかなのですが、それを知っていても十分、楽しめる作品となっています。
もちろん、このようなテロはどのような理由があっても許されるものではありません。たとえ「標的」が独裁者であってもです。
シュタウフェンベルクは「祖国に仕えるか、総統に仕えるか」と言います。しかし作中に登場する将軍たちは、「祖国のため」と言いながら、権力志向と保身しかないという印象が否めません。本当に「祖国のため」というならば、もっと違った手段もあったのではないか・・・とも考えさせられる作品でした。
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