母が生きていれば、今日は母の67回目の誕生日だ。母が亡くなったのが2000年の7月11日。いまでも時々、夢枕に立ってくれる。「親孝行したいときに親はなし」というが、今にして思うと、もっと親孝行がしたかった。せめて孫をその手に抱かせてあげたかった。
亡くなる直前に、病院へお見舞いへ行ったが、病室に掛けられていたスーツのことを思い出すたびに涙が出てくる。父はもちろん、息子の私も、母が生きてこの病室をでることができないことは知らされていた。自分の仕事に誇りをもっていた母だから、きっとあのスーツを再び着ることができる日を楽しみにしていたに違いない。
母はいま江ノ島を一望できる高台に眠っている。今年の7月は仕事が忙しいので命日には墓参できませんが、久々に母の墓前で近況を報告したいと、改めて感じています。
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