KISSYのひとりごと

日々感じたこと、ドライブ日記やDVDのレビューなど…徒然なるままに綴っています。

オスプレイ配備は沖縄だけの問題ではない

2012-06-25 21:36:57 | 在日米軍問題

 22日の「関西電力大飯原発の再稼動に対する抗議デモ」が終わった直後のNHK「ニュースウオッチ9」。抗議デモの報道をするかどうか注目していましたが、報道は一切なし。そのかわり貴重な映像をみることができました。

 ワシやタカの仲間(猛禽類)のミサゴを追った80日間の映像です。本来営巣する松林がマツクイムシなどの影響で巣づくりができず鉄塔に巣を作ったとのこと。

 このミサゴ、英語ではオスプレイと呼ばれています。

 オスプレイといえば沖縄の米軍普天間基地に配備される予定の米軍輸送機の愛称。試験飛行段階から墜落事故が相次ぎ、実戦配備されている今日でも事故が続いています。

 オスプレイに限らず航空機は離着陸時の事故が多いため、米軍は滑走路の両端から900mを「クリアゾーン」として土地利用を禁じています。ところが普天間基地の場合、「07年時点でクリアゾーンに小学校や保育園・公民館などが18カ所、住宅約800戸が存在し、約3600人が居住しています」(「しんぶん赤旗」25日付)。在日米軍基地がいかに無法で危険なものかがわかります。

 しかもオスプレイには、ふつうのヘリコプターに備わっているオートローテーション能力(ヘリコプターなど回転翼機のエンジンが飛行中に停止した場合、機体の落下で生まれる風の力で回転翼を空転させて揚力を生み出し、緊急着陸する方法)がありません(→こちら)。離着陸のときだけでなく、飛行中も危険な軍用機であることが明らかになっています。

 そこで、驚いたのが、オスプレイの訓練空域。普天間基地を抱える沖縄周辺はもちろん、私の住む長野県の上空まで訓練空域になっているではありませんか!!。

 これまでも北アルプスの谷筋で、米軍機の飛行訓練が繰り返されていましたが、このオスプレイも同様。21日付「信濃毎日新聞」によれば、「御岳山付近から始まり乗鞍岳―槍ケ岳―白馬岳と北上。直角に折れ妙高山、志賀高原から新潟方面へと向かう」とあります。

 「ブルー」と呼ばれるこのルートのほか、東北から奄美諸島まで「ピンク」「グリーン」「オレンジ」「イエロー」「パープル」とよばれるルートで訓練を行なうとのこと(「NHK」NewsWeb→こちら)。

 オスプレイの普天間基地への配備は、在沖米軍基地問題は沖縄だけの問題ではないということを改めて浮き彫りにしたと言えるのではないでしょうか。

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