昭和22年春、子どもたちを送り出すと同時に陽子も学校を去ります。恩師でもあり同僚でもある夏子先生は「日本一の女性教師になる」と宣言。陽子だけでなく、陽子の周りの人々にも、新しい出発が待っていました。親友の真知子は職場の同僚とつきあっていることを告白、育子は東京の出版社に就職が決まりました。
そして次兄・茂樹は「医者になる」と宣言しようとするも、父・良一が「医者になるんだろ」と一言。思えば予科練に志願するときは陽子が「そんなんじゃ海軍なんて無理」と口を滑らしましたね。「なんで、いっつもこうなんだ」と茂樹が嘆く気持ちもわかります。
学校を辞めた陽子は松本の食品会社に勤めることになります。仕事から帰ると「丸庵」の手伝い。身心ともに疲れているであろう陽子を心配する徳子の一言が思わぬ騒動に発展。
「陽子はいっつも他人行儀なんだよねぇ」と言う徳子。陽子も言い返します。
「お母さんだって大好きな家族の前で疲れた顔みせたくないって思うでしょ」
「本当に辛かったら家族に甘えるに決まっているじゃないですか」
和成との結婚前から仲の良かった陽子と徳子ですが、これで本当の親子になれたのかもしれませんね。それにしても、二人のケンカを見守る(?)串田さん。台詞はなくても、すばらしい存在感でした。
※コメント投稿者のブログIDはブログ作成者のみに通知されます