KISSYのひとりごと

日々感じたこと、ドライブ日記やDVDのレビューなど…徒然なるままに綴っています。

バブルへGO

2012-02-01 22:22:08 | 映画・ドラマ

 今年8本目は「バブルへGo!!」。前回に引き続き日本のタイム・スリップ・コメディです。

 時は1990年3月。不動産への投機を目的とした銀行への取引融資の規制が発表されます。これにより地価が下がり手軽にマイ・ホームが建てられることになるという夢のような大改革。しかし、歴史が教えてくれるように、これがバブル崩壊を招きます。

 そして現在(2007年)。日本の抱える借金は800兆円、利子だけで毎日900億円負債が膨らむ危機的な状況。日本経済の崩壊まで残された時間は2年足らず。フリーターの真弓( 広末涼子)は、財務省の役人・下川路(阿部寛)から「過去へ行ってバブル崩壊を止めて欲しい」という依頼を受けます。

 「そんなことできるはずない」と思う真弓ですが、母・真理子(薬師丸ひろ子)が、同じ目的で過去へ旅立ち行方不明になったことを知らされ、母親を探すために17年前にタイム・スリップ。

 「17年前の俺は危険だ」と下川路に近づくことを禁じられた真弓ですが、17年前の下川路と「再会」。最初は「未来からきた」という真弓の話を信じなかった下川路も、やがて母親探しに協力することになります。

 「小さなチョウの羽ばたきが、地球の裏側で台風を起こすこともある」(バタフライ効果)くらい時の流れは微妙なもの。それが「バブル崩壊を止める」という小さいどころかばかデカイ修正をするわけですから、未来への影響ははかりしれないものがあります。

 さて、2007年はどのような日本になっているのでしょうか。そして「不動産への投機を目的とした銀行への取引融資の規制」が行なわれた背景にあった事実とは・・・。コメディなのですが、現実の日本経済の裏側までしっかりと描かれています。

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