天国から来たチャンピオン

　ハーフタイムショーにマドンナが登場した第46回スーパーボウル。4Q残り1分でニューヨーク・ジャイアンツが逆転のTDで21対17。ニューイングランド・ペイトリオッツに残された時間はわずか57秒。自陣20ヤードからの攻撃も2度のパス失敗とQBサックで、4thダウン自陣14ヤードからの攻撃に変わります。残り時間、39秒。最後は自陣49ヤードからのロングパス。パスが通れば23年前の「モンタナ・マジック」の再現となったのですが、残念ながら失敗。21対17でNYの勝利となりました。

第23回スーパーボウルの「モンタナ・マジック」は→こちら

その「英雄」をこんなCMに使うなんて・・・
モンタナが日本語を理解していないことを祈るCM→こちら

　さて、このアメリカン・フットボールを描いたのが「天国から来たチャンピオン」です。L.A.ラムズ（現在、ラムズの本拠地はセントルイスに移っています）のQB・ジョー（ウォーレン・ビーティー）は、全米No.1を決めるスーパー・ボウルの直前に交通事故に遭い死亡してしまいます。ところが、これが「天使」の過失。本来なら死ななくてもよいジョーを殺してしまったのでした。天国のルールにしたがって、現世に戻れることになったジョーなのですが、すでに自分の身体は火葬されて戻れない。新しい身体をもとめてジョーの「旅」が始まります。果たしてジョーは現世に戻れるのか？？

　ストーリーもさることながら、70年代のラムズ全盛期のユニフォームが見られるのでアメフト・ファンにも必見です。この作品の公開は1978年。1973年以後、連続してNFC西地区で優勝していたラムズですが、スーパーボウル出場はできませんでした。ところが、映画公開の翌年、見事スーパーボウルに出場、それから20年後の1999年、ラムズは念願のスーパーボウル制覇を果たしました。

映画の主役、JOE PENDLETONです
Electronic ArtsのMADDEN NFL07でカスタマイズしてみました

にほんブログ村