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ニューヨークのブルックリンでバス・ジャック事件が発生。FBIのハバード捜査官(デンゼル・ワシントン)が現場に向かう途中、バスが爆発・・・。ところが負傷者はなし。テロリストの警告なのか・・・。
この事件を追うハバードの前に現れるCIAのエリース(アネット・ベニング)。CIAが追っているのは何か、テロとの関係は?。そして、新たな爆弾テロが発生。ついにはFBI本部までもが標的にされます。
エスカレートしていくテロに、ニューヨークには戒厳令(マーシャル・ロー)が発令されます。FBIのハバード、CIAのエリース、そして陸軍のデヴロー将軍(ブルース・ウィリス)、それぞれの思惑が絡み合うなか、ドラマはクライマックスを迎えます。
この映画の3年後、2001年9月11日。ニューヨークの世界貿易センタービルのツイン・タワー北棟に旅客機が衝突したというニュースが全世界に伝えられました。そして、その模様が伝えてられているさなかに、2機目が南棟に衝突。世界が「悪夢」を見た瞬間です。
「テロとの戦い」という「正義」をふりかざした戦争は、新たなテロを生むという泥沼に陥っています。この9年が示したのは、戦争ではテロはなくせないということではないでしょうか。
もちろん、どんな理由があるにせよテロは許されない犯罪です。だからこそ、軍事力ではなく政治と警察活動で対処することが求められていると思います。
ニューヨークを舞台にした映画にしばしば登場した「ツイン・タワー」
「マーシャル・ロー」でもその姿を見ることができます
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