皿尾城の空の下

久伊豆大雷神社。勧請八百年を超える忍領乾の守護神。現在の宮司で二十三代目。郷土史や日常生活を綴っています。

人の群れに義理を立て

2017-03-14 23:46:20 | 物と人の流れ
ホワイトデーはいつから始まったのでしょうか。閏年でなければ、バレンタインと同じ曜日周りになりますね。職場への贈り物は事前準備してありましたが、家族への感謝を込めて、イオンまで出掛けました。ホワイトデー当日、夜7時を回っていましたので、すでに売り場は縮小されています。ですが、近隣スーパーやコンビニでは既に売り場自体がないところが多く、さすが総合スーパーだけに最後まで品揃えがありました。売り場もかなり混雑していて、残り少ない商品を求めて多くの人で賑わっていました。
需要に対していかに品揃えして、尚且上手く売り切るか。こうした基本的なことに対して、地道に取り組みことが小売業の基本です。地方といえども購買時間が遅くなる平日に、売り場縮小しながら売り切る様子に感心しました。ただし、残ってしまっても:「遅れてごめん」のコメントをつけて翌日売るところもあります。あまりカッコよくありませんが……
やはりホワイトデーはクッキーが売れ筋なのでしょう。遅い時間でしたので、チョコレートが多く並んでいました。先日行った洋菓子店の店主に聞いたところ、バレンタインよりホワイトデーのほうが忙しいと言っていました。自分によりも人に贈り物する方にお金をかける。最近では自分へのご褒美などとメディアで伝えますが、実際はどうなのでしょうか。
明日からはお彼岸商戦の準備です。今度は和菓子屋さんが忙しくなります。
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人が集まるところには

2017-03-10 21:57:07 | 物と人の流れ

平日休みを活かして確定申告に行きました。被雇用者ゆえに年末調整にて税金は、源泉徴収されていますが、医療費控除を受けることができます。還付金はわずかですので、医療費自体を圧縮するほうが家計の上では重要なことは言うまでもありません。さりとて、夜な夜な医療費の合計額を計上し、書面を作り個人情報をさらけ出してまで税務署に行くことで、得るものもあると思います。損得よりも見聞も広がるからです。

 駐車場は警備員が出て、近くの蕎麦店も臨時駐車場です。また署内の相談窓口はまさに人でごったがえしていました。なぜか思い出されるのは私の職場の年末年始の状態です。人と同じことを同じ時にやる。仕組みとして仕方のない部分はありますが、やはりストレスを感じるところです。

 我が道を行く。常々そうありたいものですが、なかなかそうもいかないのが現実です。

実際に皆さん自営業の方が多いのか、または私のように控除の申請書類を出すだけなのかわかりません。また、固定資産税等源泉徴収されずに支払する部分もありますので、税についての意識は持たないといけないでしょう。

 使えるお金は本当に少ない!源泉徴収票をみて驚きます。がんばれ被雇用者!と自分を励ましたくなります。

 金曜日はソフトバンクスーパーフライデー。今月はファミリーマートフライドチキンです。先週はいけませんでしたが、やはりお店は若い人中心に混んでいて、無料でもらうのに30分以上かかっていたということでした。特に学生に対して販売促進効果は大きいでしょう。

販売の現場はやはりデータ管理がしっかりしていて今週はほぼ待たずに買えました。学生アルバイトはもちろん、本部スタッフらしき人まで

対応していました。販売予測ができればその後は売り場が高回転します。季節や販売企画にあわせて売り場を作ることは小売り業では当たり前です。税務署の混み方をみて余計にそう感じました。

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災い伝説一本木

2017-03-09 20:22:38 | 神社と歴史 忍領行田
当地区皿尾から上池守に向かうとすぐに、大きなケヤキの木が立っています。このけやきの木を「一本木」と言って、切ると祟りがあると言われています。子供の頃は「呪いの木」と読んでいました。明治時代には枝を切り落とした後に、切った人が死んでしまったと伝えられています。また、近くの農民が寒い晩秋の日に、麦の種蒔きをしていたところ、そこに子供たちが寒そうに通りかかったので、この木の小枝や葉を集めて焚き火をすると、その晩、農民の膝が腫れ上がってしまったそうです。これは一本木の祟りではないかと考えて、木の前でお詫びすると腫れがひいたとされています。
この蚊喰塚の災い伝説は何処からきているのかというと、その昔この木は罪人の「仕置き場」にされていたことにあるそうです。罪人が出ると、この木に仕置きとして、裸で吊るされたそうです。蚊が集まるように、頭から酒を浴びせたこともあったようです。一晩明けると、蚊に喰われむごたらしく死んでいる。それらの怨霊が、祟りとして伝わったとされています。昔の事ゆえ、罪もない人が罪人に仕立てあげられたこともあったと、押して知るべきでしょう。戦後区画整理事業が進められるなかで、この塚を移すことも試みられたようですが、実際に今日までこの地にたたずんでいます。平成7年に当時の地区団体等で、記念碑を建てています。20年以上が経過し、枝葉が伸び環境整備の観点から、水利組合の働きかけで、木の整備をするに当たり、お祓いをさせて頂きました。
昨年の星宮小学校開講130周年記念事業として、地区にまつわるカルタが作成されました。句のなかに、「蚊喰塚災い伝説一本木」と詠まれています。
木を切ると祟りがあるとの話は、行田市内に於てはこの蚊喰塚の他に、埼玉地区の小埼沼に残っているようです。地域の伝説として、大切に後世に伝えていきたいと考えています。
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旧暦の初午

2017-03-08 21:35:56 | 神社と歴史
旧暦の初午でした。稲荷神社は食物の神として、また商売繁盛を願い、日本中で信仰が厚い神様です。当社も境内末社として社殿を有し、 風神社と並んで祀られています。神社明細帳によると、延宝元年に勘請されたとあるため、江戸時代前期になるようです。毎年市内のあるお宅から、初午祭の祭祀を依頼されます。家内安全と商売繁盛を祈願しました。昨年秋に叙勲を受賞されており、遅くなりましたが、お祝いに胡蝶蘭をお持ちしたところ、大変喜んで頂きました。消防団長を務められ、瑞宝単光章を受賞されました。受賞当日、陛下のお近くでの様子や、皇居内のことなどお話しを伺うことが出来ました。
御返しに有田焼を頂きました。ご夫婦ともに、穏やかな方で祭祀を通して、ご縁をいただけたことをとてもありがたく感じています。
ところで初午と言えば、行田では稲荷社を敷地内でお祭りすることが盛んです。行田市史下巻によれば、弘化三年(1846)二月に市内で大火が起き、430軒以上が消失したと伝えられています。その年は丙午の年で、 初午の日に当たっため、行田の初午として大祭となったと言われています。自分が子供のこらには、初午には火を恐れて、風呂を焚かない風習も残っていました。
当時は市内の銭湯も休んでいたと思います。今では銭湯もほとんどなくなってしまいましたが……
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走ることが

2017-03-04 16:24:59 | 日記
鴻巣市のパンジーマラソン大会に参加しました。申し込みは昨年11月。年末前から少しずつランニングをするようにしていました。子供の頃から、走ることが好きでした。なぜか長距離ですが。20年程前に高校時代の友達と、何度かマラソン大会に出たことがありました。販売業務につくと日曜日が休みづらく、長い間走ることも諦めていました。大会会場は鴻巣の競技場で、免許センターに車を停めることができます。私は五キロのコースに参加です。ハーフを走ってみたいと思いますが、まだ完走する実力はありません。参加人数はよくわかりませんが、とにかくたくさんの人でした。ハーフは先頭から最後尾までスタートするのに、5分以上かかっていました。
5キロといえども、完走することを目標に、無理せず走るようにしていました。天気も良く沿道の歓声を耳にするたび、ペースオーバーになりかけますが、とにかく自分のペースを守りました。よく風避けとペースメーカーとして、前の人について行くと言いますが、ひたすらマイペースで走ります。前半飛ばす人、後半追い上げる人、歩いてしまう人など様々ですが、見える景色に変わりはなく、目指すゴールの場所も同じです。ならば時間を縮めるよりも目にする景色を楽しみたいと思いながら走っていました。無事に26分33秒でゴールしました。ゼッケンのタグで管理され、ゴールしてすぐに完走証も発行されます。着替え、ハーフ部門のゴールを見ていました。両手を挙げて喜ぶ様子や疲れて倒れる人。そのなかで、ゴール直後にコースに一礼する方がいました。
子供の野球でも、グラウンドに一礼するよう教えてもらいましたが、とても格好よく見えました。走ったコースに対して、大会を支えている人に対して感謝の気持ちを込めて。豚汁も頂きました。
走ることがやはり好きです。五キロのタイムに関しては、上位の記録は40代よりも50代のほうが早かったように思います。10年後、20年後も自分のペースで走って行けたらと願っています。
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