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皿尾城の空の下

久伊豆大雷神社。勧請八百年を超える忍領乾の守護神。現在の宮司で二十三代目。郷土史や日常生活を綴っています。

初売りと単身赴任

2018-01-06 22:09:47 | 物と人の流れ
元日の新聞折り込みチラシはとても厚い。2日は休刊日のため、配達も大変だ。ここ数年元日の天候が穏やかなのが救いだが、販売店から新聞受けに入らないため、バケツを側に置くようにと案内が来る。正月休みも5日近く休むと子供も含め、暇をもて余してしまう人が多いのだろう。当然我々流通小売業にとっては正にかきいれ時だ。自分の業種も大晦日から元日にかけてはそれこそ常軌を逸した働き方になってしまうが、家電業界も同じらしい。
昨日チラシにつられて特価のエアコンを購入しに、某家電量販店へ。正月騒ぎが一段落し、店内も人はまばらだったが販促物は年末年始の賑わいのまま。エアコンに関しては、いつか付けねばと思っていたため、思いきって即決。但し工事費込みの価格だが、追加工事の可能性があるため、こと細かく商談しなければならない。配管は四メートル越えると追加費用がかかる、室外機の設置場所、配管のカバーはつけるのか等々。
関西の会社だけに、販売担当者は大阪の人だった。正に関西弁(大阪弁)。とても丁寧でつい、余計なことをこっちが聞いてしまう。「元日も休めませんよね」「私もです!」といった具合。よくよく話すと、自分の4つ年上。そして単身赴任。しかし今月半ばで大阪に戻れるとのこと。「良かったじゃないですか!」と笑うとでも最後まで、こっちで一生懸命やります!と言っている。行田のドラマ陸王は大阪でも反響が大きく、帰って話題にすると言う。エアコンよりも店員さんとの会話に心温められてしまい、自分の業界のことや働き方のことなどこちらも余計に話しこんでしまった。
働かされていると思うと忙しさに心が磨り減ってしまう。しかし本気で商売しようと思えば、その楽しさに心弾む事もあるだろ。金のやり取りよりも人とのやり取りだと思えるかどうかだ。
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