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テーパリング(Tapering)とは次第に先が細くなって行くことを表し、「先細り」とも訳されるそうだ。ネット社会が広がりを果たし、金融も日々進化して行くなかで、平日の昼間市内の金融機関に直接足を運び、現金を下ろし、必要な振り込みをしている細々とした一般市民である私にとって先細りとはまさしく自分の生活のことではないかと心配になっている。
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金融用語に於いては「量的緩和」の縮小を意味する用語だそうだ。景気が悪化し、金融政策として金利を下げ、お金を借りやすくすることで経済活動活性化を図る。紙幣発行機関である中央銀行の基本政策の一つと言える。現在のように大量の通貨紙幣が出回り、中央銀行が株価を買い支える仕組みを官製相場と呼ぶそうだが、アメリカではすでに経済安定のため量的緩和の縮小時期を見定めているという。
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いっぺんに量的緩和をやめてしまうのではなく、段階的に縮小してゆき、金融の引き締めを図る方法がテーパリングと呼ばれる手法で、コロナワクチン普及後の経済回復を見込んで、そうした政策が注目され始めている。
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デフレ脱却によって2%の物価上昇を目指し始めたのはいつだったのだろうか。賃金が上がらぬまま、金融政策の反動で急激なインフレを起こしかねない局面を迎えてるといっても大袈裟ではないだろう。
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