HIRO伝説

乃木坂46&欅坂46のこれからを見届けます!

(乃木坂46日々是勉強)若月佑美 大好きなお芝居 感じて、磨いて!

2014年11月28日 21時25分43秒 | Weblog

座右の銘は「自分で自分に後悔はするな」。物事に挑戦する上で、最高に全力を尽くせたらうれしい。ライブでも途中であきらめてしまって、あのときもっと努力していればと後悔はしたくありません。全力を尽くした上での結果なら納得ができます。

 小学生の時は勉強ができて、クラスで1番だったこともありました。ところが、高校ではすごくできる同級生がたくさんいました。生まれもった才能の違いだから私にはかなわないな。そう思いました。全力で勉強すればよかったのですが、その頃はあきらめてしまいました。

 乃木坂46にもすごい人がたくさんいました。ピアノやダンス、歌でトップレベルのメンバーがいて、高校時代と同じような感情にかられました。自分から入った道とはいえ、どうしようと。それでも高校生の時とは違った考えが浮かびました。学校は勉強の成績の競い合いだけど乃木坂46では、色々なジャンルで努力できると思い、気持ちを切り替えました。

 私が学びたいのはお芝居です。子供の頃、劇団四季や、学校にいらした劇団の俳優の演技を見て、わくわくした記憶があります。中学で演劇部に所属しました。舞台に立つ先輩たちがきらきらしていて、すてきだと思いました。私自身は兵士1や村人Aのような役ばかりでしたけど(笑い)。同じ舞台でも、見るたびに違う。生でこその楽しさがあります。

 昨年の5月、乃木坂46で、「プリンシパル公演」と呼ばれる舞台を経験しました。期間中に日替わりで、ひとり10役まで演じることができますが、希望が重なった場合は、観客の投票で配役が決められます。公演には、結果よりも過程を大事にしようと臨みました。舞台で本領が発揮できなかったり、相手の演技が上で、出られなかったりしても、そこでたくさん学べたなら後悔はしません。

 演出家のもとで演技指導を受け、一緒に作品づくりができたのは、うれしい経験でした。私はすごく演技力があるわけではないので、セリフの言い方を工夫したり、役柄を研究したり、自分にできることをしてがんばりました。10の役について、どのように演じるか考える作業が楽しかったです。それぞれしゃべり方やポジションも違うので、想像力を働かせました。最終的に私は10役を制覇。とてもいい経験になりました。

 今年の「ポリン姫」はコメディーだったので難しかったです。要所でぼけと突っ込みがあって、配役を決める審査もコントでした。乃木坂46には天性でポンとおもしろいことができるメンバーがいますが、私はそうではありません。どちらかと言えば、突っ込み的な立ち位置です。まとめたり、方向性を決めたりはできるのですが。

 「優等生発言が多い」と言われる時があります。言うことはちゃんとしているけど、当たり障りがない、と。でも自分は自分でしかありません。だから勉強するしかないと思いました。芸人さんのDVDやテレビを見てコントを勉強しました。「そういうのあるある」「そういう人がいたらおもしろいね」というものをたくさん見て吸収しました。

 そして審査。彼氏と不動産屋をたずねる女の子の役でした。台本はありますが、私は何にでも女の子な反応をする女の子を演じて、笑ってもらえました。

 日ごろから、感性を磨くように心がけています。自分に関係のない話題でも、自分に結びつけ、置き換えてみます。たとえば野球が好きなメンバー衛藤美彩の「甲子園は熱い」という話。甲子園にはドラマがあって、高校生の苦労や負けたときの思い、年ごとのスローガンがあると言います。それを乃木坂46での活動や自分の舞台への思いにつなげて、共感しています。

 いい映画はできるだけ2回は見ます。1回目は物語を楽しみながら、2回目は演技の勉強です。役者さんが状況によって、どのような感情を表現しようとしているのか、私が演じるならどうするか考えながら見ています。私は努力しかできない、必死で吸収するしかないと思っています。

 好きな美術鑑賞では、作者の絵のとらえ方に着目します。たとえばタイトルが「太陽」なのに女性がただ立っている絵だとすると、作者にとってその人が太陽なのか、と考えることができます。想像が楽しみになっています。

 乃木坂46で感性を磨いているうちに考えが成長しました。たとえば、「人間の共通のゴールは死」という言葉を聞いても、入る以前は「だったら、がんばっても意味がない」と冷めていましたが、今は「生きているうちにやりたいことを全部やってみよう」に変わりました。芝居をもっと学び、色々なものを感じ取り、届けたいと思っています。

     ◇

次回は「AKB的人生論」。AKB48の茂木忍さんです。


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