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(乃木坂46日々是勉強)秋元真夏 ダメな自分もチャンスに!

2014年11月01日 17時11分55秒 | Weblog

勉強は裏切らない。テストの点数がよければ自分のおかげで、悪ければ自分の責任。やればやるほど力になる。努力が報われるので、やりがいがあります。学んで得た知識が頭の中にたまることがうれしいですし、大人になれば子供に教えることができます。だから勉強は好きです。

 小学校の中学年の頃、成績がよかった時に先生からすごくほめられて、頑張ろうという気持ちになりました。まわりの人たちから認めてもらいたいという気持ちが強かったんです。

 自分から希望して受験塾に通いました。友達と遊べる時間がすごく減って、悩みつつも志望校を目指し、合格しました。

 中学時代は学年で1番を目指しました。目立ちたがり屋な性格なので、1番をとったら目立てる、という思いがありました。数学で苦戦しましたが、自分の弱いところを調べて、先生に質問をして、さらに自分で勉強しました。いつもではありませんが、学年1位の目標は達成でき、母に自慢しました。

 理数系は苦手でしたが、文系の科目は得意でした。国語では筆者や登場人物の感情の揺れ動きを読み取り、自分の感情と比べて勉強しました。日ごろから人を観察するようにもなりました。印象に残っているのは夏目漱石の「こころ」です。中3で読んだ時は内容を理解しきれなくて、高校でもう一度読み直して、こんな感情の動きがあったのかと発見しました。同じ本でも年齢によって感じ方は違うとわかりました。

 高校では、生徒会長を務めました。候補者は私1人だけでしたが、演説して投票の結果、当選しました。立候補したのは、目立ちたがり屋なのもありますが、人の役に立つ仕事を引き受けて、期待以上の結果を見せたいと思ったから。まわりの人から喜ばれたり、ほめられたりするとうれしいです。

 その頃は、大学で英語を学んで、将来はキャビンアテンダントになることを目指していました。幼稚園児の頃、家族で沖縄旅行をした時、飛行機の揺れが怖くて泣いていると、キャビンアテンダントのお姉さんが、おもちゃであやしてくれて、あこがれるようになりました。

 アイドルになるつもりはまったくありませんでしたが、転機となる出来事がありました。高2の時、体育祭の仮装ダンスでAKB48の「ヘビーローテーション」をしました。私は高橋みなみさんをまねて、きらきらの制服で頭にリボンをして最前列で踊りました。

 見ていた父が「すごくアイドルっぽかったよ」。母は「意外とアイドルに向いているね」と驚いていました。ほめられたことで、もしかしたら、私はアイドルができるのかも、と感じました。

 ある日、AKB48の公式ライバル「乃木坂46」のメンバー募集というニュースを見かけました。特に気にとめたつもりはなかったのですが、その後、急に応募したくなって、携帯で写真と履歴書を送りました。

 数週間後、すっかり忘れていると、1次審査合格の封筒が届きました。続く審査には歌とダンスがあります。私は勉強は好きですが、運動は苦手です。運動神経が良くないと気づいたのは小4の時。陸上部の体験入部で走ってみると、「ちょっとダメかな」と言われ、水泳部ではプールでおぼれました。吹奏楽部は肺活量がまったく足りなかった。結果として、好きだった料理の部活に入りました。

 歌もダンスも上手にできませんでしたが、「私は絶対に合格できる」と自信だけを武器に審査を通過していきました。受けると決めたからには最後まで行きたいと思って。最終審査で歌ったのは一青(ひとと)窈(よう)さんの「ハナミズキ」。序盤の10秒くらいで、「もう大丈夫」と止められてショックでしたが、合格できました。

 乃木坂46合格後まもなく学業で一時休業。復帰したのは4枚目のシングル「制服のマネキン」の時でした。仲のいいメンバーも特にいなくてひとりぼっち。メンバーとは想像以上に大きな差ができていました。選抜に入るチャンスをいただいたものの、撮影にはまったく慣れていなくて、緊張していました。「ここにいるのは私じゃないほうがいい」と落ち込んでいると、スタッフさんが「ピンチはチャンスと思って」と言われました。ピンチの時こそ踏ん張り時。ピンチの状況を突き詰めて、逆にそこで強くなればチャンスに変わる。とても勉強になりました。

 まわりのメンバーを観察し、自分のダメなところを見つけて学びました。ファンの方への接し方では、私なら好きなアイドルからどんな風にされたらうれしいか、考えました。

 私がファンならブログで質問に答えてもらえたらうれしいし、握手会でも笑顔でギュッと力強く握ってもらえたらうれしいだろうな、と実践しました。復帰して半年ほどで、私を知って下さるファンの方も増えました。

 勉強はした分だけ結果は出ますが、アイドルは努力したことが必ず結果につながるわけではありません。報われない努力が存在しますが、努力をしなければ報われないし、何も残りません。報われないことを前提として、がんばらないとのし上がれないと気づきました。

 私の理想のアイドル像は、いくちゃん(生田絵梨花)のような、おしとやかでかわいくて、歌もダンスも上手で、たまにおっちょこちょいなタイプ。完璧なアイドルに憧れていましたが、私の場合、気づくと、いじられキャラになっていました。バラエティー番組では、いろいろなことに挑戦させられて、メンバーやファンの方からもいじられています。たとえば、風邪で変な声をしていると、メンバーから「おかまの人が来た」と言われます。だけど、私はかまってもらえるのが好きなので、毎日、楽しくすごしています。

 まわりの人がつくってくれたキャラクターが広がり、好きといって下さるファンの方もいるので、いただいたものは拒まず受け入れています。アイドルになる前は、自分は色々とできるほうだと思っていましたが、今は色々とできないほうだと気がつきました。

 足りない部分を高めていく過程を見てもらえるのもアイドルの姿だと思います。ピンチはチャンス。あの子の笑顔を見ていると楽しくなる。そんな風にファンの方を楽しくさせるパフォーマンスがしたいです。私が転んでも、ファンの方が笑顔になってくれるならうれしいです。

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 次回はAKB的人生論。HKT48兼SKE48の田中菜津美さんです。


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