HIRO伝説

乃木坂46&欅坂46のこれからを見届けます!

(乃木坂46日々是勉強)齋藤飛鳥 ドラムのように みんなを支えたい!

2015年03月28日 08時23分28秒 | Weblog

 子供の頃から、好奇心が強くて、一つのことに興味をもつと、もっと深く知りたくなって調べていました。自宅でイヌを3匹飼っていました。シェットランドシープドック、ポメラニアン、アメリカンコッカースパニエル。それぞれ個性があります。シェットランドシープドッグは、おとなしくて真面目な子。おすわりやお手の基本からジャンプまで、技を教えると、素直に次々と覚えてくれました。ポメラニアンは小悪魔な女の子。いたずらをして母が怒ると、かわいい顔をして、前脚をトントンさせて、甘えます。かわいいから許してしまいますが、計算しているのかな、と思ってしまいます。

 アメリカンコッカースパニエルは目の病気で、視力がほとんどなかったのですが、そのためか嗅覚(きゅうかく)は優れていて、父が少し離れた場所を歩いていても、すぐわかるし、周囲に敏感でした。

 イヌが好きだったので、小学校の高学年の頃は、犬種をたくさん紹介した動物図鑑を持ち歩いて、それぞれのタイプを覚えていました。イヌは種類もたくさんあるし、人間が一人一人違うように、一匹一匹の性格が違うので、おもしろいです。

 色々なことに興味を持ちましたが、音楽は幼い頃から一貫して大好きでした。父が演歌、一番上の兄がロック、二番目の兄がJポップが好きで、まわりにはいつも音楽があって、影響を受けたのかもしれません。

 小学校のブラスバンド部にすごく打楽器の上手な先輩がいて、「私も先輩のようになりたい」と入部しました。たくさん楽器があって、どれもやってみたい気持ちがありましたが、その中でティンパニを選びました。

 音楽の先生がティンパニは目立たないけど、ブラスバンド全体の中で支えになっているんだよ、と教えて下さって、興味を持ちました。低音を聴くのが好きというのもあります。CDを聴いて、ティンパニの音を見つけると、うれしくなります。

 その後、クラブの発表会で、木琴がメインの楽曲が課題になりましたが、希望者がたくさんいてオーディションで選ぶことに。休み時間にも練習をして、選んでもらえました。

 中学校では吹奏楽部に入部。バスクラリネットを担当していました。大きくて楽器を床につけながら吹く姿が格好いい。そして、この時も「バスクラリネットは楽曲の支え」と言われて、心に響きました。

 それからまもなく中学1年生の夏に乃木坂46に合格。アイドルとして音楽に携わることになりました。その前からアイドルには興味がありました。AKB48は、小学生の時のダンスクラブの発表会で「ラッキーセブン」という曲を聴いて好きになり、もっと知りたくなりました。乃木坂46は、AKB48の公式ライバルとテレビで紹介されていたので、気になっていると、友人がすすめてくれて、オーディションを受けました。

 乃木坂46に入った時はメンバーで最年少でした。それまで年上の人に接する機会が少なかったので、年の差に緊張しました。地方出身のメンバーたちが何人もいて方言で話していました。聞いたことがなくて、「何だろう」と興味をもち、マネをしたくなりました。メンバーと親しくなる前だったので、目の前でマネするのは恥ずかしい。自宅で母に方言で話していました。関西弁が話しやすかったので、意味もなく「なんでやねん!」と言って喜んでいました。

 秋田県出身の生駒里奈ちゃんが「んだんだ」と言ってたので、「うん」「そうだ」という意味かな、と母と話し、一時期は我が家で「んだんだ」がはやっていました。

 乃木坂46での活動が始まっても、最初はまずアイドルとは何かを理解していませんでした。グループで、歌って踊るのが普通かと思っていましたが、昔のアイドルが気になりました。高山一実さんが「中森明菜さんが好き」と言っていたので、調べてみると、ひとりで歌って踊っていました。私はひとりで歌って踊るのは無理だな、と思い、昔のアイドルはすごいなと感心しました。

 最年少だったので、先輩たちから勉強やあいさつなどの世間の常識を教わり、刺激も受けました。まいやん(白石麻衣)はきれいで明るい。みんなに愛されている感じに見えて、私もそういう人になれるのかなと思いました。橋本奈々未は落ち着いていて、普段の言葉からも頭の良さが伝わるので、格好いいな、と思っています。

 能條愛未ちゃんはバラエティー担当で、私とは正反対のキャラ。ためらわず変な顔ができます。私にはできない、おもしろいことができるので、憧れと言いますか、うらやましく感じています。

 私自身は最初はアイドルらしく、かわいいキャラをつくろうとしていましたが、熱くなるときもあります。乃木坂46のアンダーライブで、お客さんをあおるときに普通なら「みなさん、盛り上がってますか」「楽しんでますか」と言うのですが、私は「おまえら! 盛り上がってるか!」と叫んだんです。「おまえら!」というロック歌手のようなせりふはどこで覚えたのか自分でもわかりませんが、ふと、頭の中で思い浮かびました。

 ファンの方は、今まで「おまえら」と言ったメンバーはいないのでいいね、とおっしゃってくれましたが、「反抗期」と呼ばれるようにもなりました。

 「ツンデレ」キャラでもあります。私はツンデレの女の子は好きなので、意味はわかっていると思いますが、自分自身ではあまり意識していません。いつも素の自分でいるからかもしれません。握手会で、かわいくしたり、ファンの方全員に好きだよと言ったりするのは恥ずかしくてできませんが、突っぱねるときがあるそうです。私が「やだ!」というのが好き、とおっしゃる方がいます。握手会で何かをしてむちゃなリクエストをいただいたときに、恥ずかしくて言うのですが、「それを待ってたんだよ」と喜ばれます。

 ファンの方が喜んで下さるので、ツンデレキャラも受け入れてます。

 昨年、乃木坂46と氣志團さんとの対バンライブがあり、私たち若手メンバーのバンドが一番最初の演奏をすることになりました。私たちのでき次第で、その日の盛り上がりが決まってしまうと思うと、強いプレッシャーに襲われました。私はドラムを担当しました。バックでバンドのリズムやテンポを引っ張る役割です。ドラムは未経験だったので、一生懸命に練習しました。音合わせで、みんなと音が合わず、「これじゃダメだよね」と落ち込んだ日もあります。本番当日、ライブで私がドラムの位置に座った瞬間、「飛鳥がドラム?」「えっ!」と驚いたファンの方から「ワーッ」と大歓声が起きました。その声は今も頭に残っています。

 2月、西武ドームであった3周年コンサートでも、バンドでドラムをやらせていただきました。実力はまだまだ未熟ですが、ファンの方が喜んで下さったので、達成感がありました。ドラムは続けていきたいです。

 乃木坂46が足並みをそろえて目標に進んでいく中で、好きな楽器のように支えとなる存在になりたいです。そのために、まわりも見られるように、しっかりした人になろうと思っています。

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 「乃木坂46 日々是勉強」は、今後は不定期に掲載します。


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