イキイキと生きる!

縄文小説家・森裕行のブログです。身近な縄文を楽しみ生き甲斐としています。「生き甲斐の心理学」の講師もしています!

定住の良さは?(引越し 3/10)

2016-10-24 | 第一章「意識と知覚」

 引越しのことを考えていると、反対に定住の良さを考えてしまう。私も14回引越しをしたが、この約20年は定住?している。定住していても、特にこの15年くらいは、サラリーマン時代の仕事に疲れて帰るねぐら的なものと住居の意味も随分変わった。

 かつては、海外旅行をしたいとか、奈良は良いなとか、まあ平凡で特徴のない地元をつまらなく思ったが(ストレス曲線)、その中で生き甲斐の心理学でいう、「ストレス曲線を考え方次第で幸福曲線にする」をなんとなく実践してきたのだろう。

 特に縄文時代など歴史に興味をもつと、見慣れている地元の景色も新鮮に味わえるようになってくる。月や太陽を縄文時代の人と同じように大切にすると、季節感が鋭くなってくる。太陽がのぼる位置、沈む位置、月がどのようにどの高さまで登るか。こんなことで、山や景色が違って見えてくる。多分、今の私は縄文時代の祖先に少し似てきて感性が鋭く?なってきているのだろう。

 歴史に興味をもつと、地元が違って輝いて見えるようになる。ボランティアやサークル活動をすると、自分の知らない地元の良さを教えてもらえるようになる。そして、楽しい話題が増えるといろいろなことが始まってくる。

 年をとってくると、病気の話題、年金の話題、・・・と意外に普段の日常への関心が狭まってくるようだ。自分もそうだが、その背景の感情にはエリクソンでいう停滞感、絶望感があったりする。年をとるのだから当然のように思うが、生き甲斐の心理学のU先生のお姿を見ていると決してそうではないことがわかる。考え方次第で世の中は変わるというのは真理だ。

引越し 3/10

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引越しは悲喜交々 (引越し 2/10)

2016-10-23 | 第三章「無意識の世界」

 昨日は新宿の勉強会で引越しの話題を中心に生き甲斐の心理学を勉強した。引越しにまつわる悲喜交々(こもごも)。なかなか奥深いテーマであった。

 さて、自分の過去の引越しをU先生の生き甲斐の心理学で考える場合、今現在の印象を中心に考えるのと、当時の自分の感情を振り返っての印象を中心に考えるのでは大きな違いがあることに気づいた。

 例えば、7歳の時に父のアラスカパルプ建設の仕事の関係で、シトカで約一年暮らした時は、6歳の時の友達の死の遠因もあり、ストレスからちょっとした身体症状まで出てしまった。その原因は今自己分析すると罪悪感の抑圧・抑制だったと思う。しかし、今の自分にとっては、罪悪感の問題はかなり解決しているので、疑惑・恥辱、自律性、意志力の印象が強い。

 アラスカに行く前に、父から「アラスカに行きたいか」と訊かれ、いろいろ諭されて「行きたい」と意志力を発揮して答えたことも大きかった。そして、英語しかわからない世界に一人飛び込む。今ではこんな乱暴なことは少ないようだが、1950年代では普通だったようだ。しかし、その中で人の暖かさに支えられ何とかやっていけたのは、疑惑・恥辱、自律性、意志力という観点から見れば私にとって実に貴重な体験だったように思う。

 青年時代の父の郷里でのブドウ畑の夏休みの手伝いは、このブログでも以前紹介したが、今考えると大きなポジティブな意味がある旅であった(引越しではないが)。そして、罪悪感(目的志向性、自発性、罪悪感)の問題をかなり解決してくれたように思う。しかし、当時はポジティブな面もあるもののネガティブな意味も感じていたはずだ。孤立感などは典型的だったかもしれない。・・・

 引越しをエリクソンの理論で考えると、とても多重的で、本当に悲喜交々(こもごも)だなと思う。 

引越し 2/10

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良い引越しと悪い引越し (引越し 1/10)

2016-10-21 | 第一章「意識と知覚」

 明日、新宿で勉強会があり、テーマが「引越し」なので、朝から引越しについて考えている。人生に良くも悪くも影響を与える引越し(転居)。数えてみると生まれてから今までに14回も引越しをしていた。

 そして、自分にとって良かった引越しと悪かった引越しについて考えてみた。純粋に一人で住むなら別なのだが、家族を持ったり仕事をもったりすると、いろいろなバランスを測る必要もでてくる。そして、考えた挙句にXXに引っ越すことになるのだが、主観的に良かった引越し、悪かった引越しがどういうわけかでてくる。このあたりはとても面白く、また大事なポイントだと思う。

 私の引越し人生も考えてみると、これから何回もあるとも思えない。ひょっとすると、このままあの世に引越しということもあるかも(笑)。おそらく、それが一番大事な引越しのように思うが、その時は身体一つ?で済むので、独身の時の引越し以上にシンプルなようだ。しかし、最も大事なので準備は必要なのだろう。

引越し 1/10

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こころの自由を得るために(3) (こころの自由 10/10)

2016-10-20 | 第十章「今ここでの恩寵」

 どんな本に感銘を受けたか。普段あまり考えないことを先日の勉強会で考えた。その時々にあった真善美の何かの知識に触れることは大事だなと思ったり、軽い本もいいが重い本(聖書などは重量も重い)も苦悩の中にいるときは良いなと思ったり、いろいろした。

 そして、先日の勉強会で話題の一つだった旧約聖書のヨブ記を、昨日から熟読した。まあ、これは重い本の典型であり、心理学でもよくでてくる本だ。ヨブのこれでもかこれでもかという苦悩が統御感、幸福感に変わる話だが、深い。私もそうだが、例えば3.11の時にこの本を読んだ人は多い。

 U先生の生き甲斐の心理学で考えれば、ストレス曲線を幸福曲線にどのように変えていくかというテーマに分類できるのだろうが、こころの領域の問題、身体の領域の問題、魂の領域の問題すべてが濃厚に詰まっている物語だ。

 苦悩(簡単に解決できない問題)に遭遇すると、こころはヨブ記を引用すると

 1.奴隷のように日の暮れるのを待ち焦がれ

 2.傭兵のように報酬を待ち望み

 こころの自由から遠のく。

 たぶん私もそうなる傾向は大いにある。そこを、こころの自由をなるべく得て、思考・感情・行動のバランスの良い組み合わせで自分を再構成・統合していく。その場合、問題が深刻であればあるほど、ヨブ記のような重い本は心の糧となるのだと思う。

こころの自由 10/10

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こころの自由を得るために(2) (こころの自由 9/10)

2016-10-18 | 第四章「愛とゆるし」

 先週末の町田での勉強会。「生き甲斐の心理学」の師匠と長年学んでいる学友の中で、実に普段の話とは異なる深いコミュニケーションができたように思います。

 これは、利害得失のあるこの世界では得難いもので、U先生や学友の皆さんに感謝・感謝でした。

 一般に、話しをしだすと批判されたり、忠告されたり、・・・それが普通なのですが、ロジャースの6条件を学んだ仲間うちでは、他者批判もなく受容、共感、純粋と一致で話しを受け止めてもらえます。それで、なんだということですが、それにより過度の防衛機制から解放され、自然体、心の自由が得られるようです。

 写真は、薬師池公園の万葉植物園で撮ったものです。落ち着いた仲間と自然を楽しむ。なかなか良いものです。

 そば畑

 

 

   

こころの自由 9/10

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