イキイキと生きる!

縄文小説家・森裕行のブログです。身近な縄文を楽しみ生き甲斐としています。「生き甲斐の心理学」の講師もしています!

感情生活を決める生活の質! 2/2 (宝の山10/10)

2010-08-26 | 第一章「意識と知覚」
日々の仕事の計画や反省はしても、自分の感情の流れを観察したり、その意味を思索する人は少ないと思う。そんなことをして、何の意味があるのか・・・私も、10年前はそんなふうに考える一人であった。

 朝起きてから寝るまでの自分の感情。それはどうか。そして、その意味は何だったか。意味を考えることで、実はかなりこころの生活の質を改善できるのだ。

 感情の意味を考えるとは、感情(暗い感情)を実感することからはじまる。そして、その感情を生み出す、自分の理想と現実を考察してみる。簡単に判るときもあるが判らない時もある。判らない時でも(無意識の世界に関係するのだろう)、その感情のことを時どき考えると、ふと気付くことがあったりする。あるいは、判らないまでも、例えば、ある環境でイライラするということに気付くだけでよいと思う。

 より深く勉強したい方は≪生き甲斐の心理学≫を読んだり、勉強会に参加すると良い。

 さて、日々のルーチン的な生活の中の感情の動きに気付き、意味を時どき思索する中で、つまらないことで感情生活が貧しくなっていることに気付いてくる。こころの仕組みには様々な防衛機制があるので、意外なことで悪循環を作りだしたりしているのだ。

 また、一人で生活しているならば、すぐ対応できるが、そうでない場合は、うまく感情を表現して、協力してもらったり、自己主張をすることも大切になる。ただ、人は変わらないものなので、多くの場合は自分ができることをやることが良いようだ。

 若いころの独身生活の気楽さの実現も、決して無理な話ではない。

 人それぞれのやり方で、生活の質を向上させればよいが、私の場合を少し参考に述べてみよう。
 ①マスメディアにはご用心。テレビをつけっぱなしにしていたり、長年の習慣で新聞を読むのは良いが、それが感情  生活を貧しくしてしまう。最近は、選んでメディアに接することで、随分乱されなくなった。
 ②家庭内のレイアウト、収納方法、良く使う食器やパソコン、携帯、時計、電話機などを感情を大切にして、快適に  していく。
 ③静かに祈ったり、瞑目する時間を作る。

 贅沢ではないが、自分を大切にする(身体、生育史、魂)視点を生活の中でもつと、何かが変わってくるようである。こころのQOL(生活の質)改善だと思う。

 宝の山 10/10(信じて見える世界 10/30)

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感情生活を決める生活の質! 1/2 (宝の山9/10)

2010-08-25 | 第一章「意識と知覚」
 7年前にサラリーマンを辞めて、福祉の勉強を始めた。その時、良く耳にしたのはQOL(Quolity Of Life 生活の質)であった。主に医療や福祉などで使う言葉であるが、簡単に言えば、例えば歩けなくなったら、寝たきりで何もできないと諦めるのではなく、車いすを使ったり、バリアフリーの施設をつかったりし、豊かな生活をエンジョイしましょう・・・ということだと思う。

 これは、これで大事なことだと思うが、最近こころの健康という面、生活の質はどんなものかと考えてる。

 人生はそれなりに、いつも不思議なほど課題に直面する。入試、就職、恋愛、結婚、人間関係、病気、事故、経済的問題、大切な人の問題、死・・・・。それはそれで大切であるが、その他に日々のルーチン的なことがある。食事をとる。トイレに行く。洗面やお風呂にはいったりする。テレビを見る。音楽を聴く。散歩に行く。ペットの世話をする。新聞を読む。趣味・・・

 このルーチン的な部分の生活の質を上げることは、意外にも大切だと最近つくづく想う。そして、この部分の底上げのノウハウは先に述べた大きな人生の課題に直面するときにも機能すると思う。生き甲斐の心理学を勉強していくと、自分の今の感情は何かを良く聞かれる。日々刻々移り変わる感情をどうとらえ、どう生活に活かしていくかは、極めて大切なノウハウなのである。

 若いころ、独身で関西に住んでいた。そのころのことを考えると、週末は頻繁に京都や奈良に行って神社仏閣を見学したり、小旅行をしたりした。また、神戸の気の聴いた場所にいったりもした。恐らく、それだけで随分こころの健康という面では役にたっていたと思う。

東京に住むと、京都・奈良というようにはいかないが、意識すれば、充実した旅行や優れた芸術鑑賞などはできる。この世で、天国を味わうことはできる(感情生活という面で)。

宝の山 9/10(信じて見える世界 9/30)

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愛を求めて!(宝の山8/10)

2010-08-24 | 第一章「意識と知覚」
 知人の薦めもあり、昨晩3Dの映画「ヒックとドラゴン」を見た。3D映画は初めてで、眼鏡の上に3D用の眼鏡がうまく付けられるか心配であったが、問題なく映画を楽しめた。

 非常に良くできた映画で、和解とは何か、愛とは何かなど考えさせられ、時に胸が熱くなる映画であった。また、3Dの映像はとても美しく、また迫力があり、極めて心地よく劇場を後にできた(ただ、ちょっと眼が疲れた)。空を飛ぶシーンなど、圧巻であった。先に観た、「借りぐらしのアリエッティ」と今回の「ヒックとドラゴン」が劇場で見られ、本当に私は幸せ者だ。

 さて、先日見つけた、写真の束(10代後半から、30歳くらいまで)を眺めていると、結婚式関係の写真も多い。高校、大学、職場の学友、同僚も同じ青春期であり、エリクソンの分類でいうと、23歳から34歳ごろの愛が主要テーマの時期だ。このころ、親密性と孤立感を様々な形で知覚し味わう時期だ。

 私も、このころ結婚したり、仕事も覚え充実してきたが、当時はどのように愛を捉えていただろうか。

 カトリックの平和への祈りに次の一節がある。昨晩観た「ヒックとドラゴン」にも通じる。また、青春期の成長にも関係がありそうだ。

 ・・・
 神よ、わたしに、慰められるよりも慰めることを
 理解されるよりも、理解することを
 愛されるよりも、愛することを望ませてください。
 ・・・
 (ドンボスコ社の「祈りの手帖」より

宝の山 8/10(信じて見える世界 8/30)

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かろやかに、小人の視点で!(宝の山7/10)

2010-08-23 | 第一章「意識と知覚」
 この年になって、生活の質を最近考え、細かいことを大切にし始めている。発端は「借りぐらしのアリエッティ」を見てからだ。些細なもの、例えば角砂糖一個でも、小人の世界では命をかけて求める貴重品になる。ちょっと知覚が変わると、同じものが全く違って見えるのだ。

 聖書の創世記1-31に次の言葉がある。「神はお造りになったすべてのものをご覧になった。見よ、それは極めて良かった。・・・」この感性は、日本の古代からの感性に極めて近く、自然体で平安に暮らせる大切な宝物のように思えてならない。

 さて、先日の棚からボタモチではないが、昔の写真の束の中で、就職して5-6年経った頃の自分の写真を見ると、とても厳しい表情が多い。日々、結構厳しい仕事で、余暇の時間すら仕事を思い出し、余暇を心から楽しんでいないように見える。

 例えば妻とお茶を飲んでいても、こころは別の世界で仕事のことを考えている。そんな感じである。

 こんな状態も長い人生の中で必要とも思えるが、不安感が解決されず継続すると、簡単に感謝のこころを忘れ、殺伐とした心境になっていく。時には、日々の感情が不安から怒り、身体症状、そして鬱と教科書どおり悪化する。こころの健康に良くないと思う

 今の自分を振り返っておても、毎日の猛暑と日々の生活のストレスでこころの健康ももう一つのようだ。

 そんな日。朝のベランダの水やりのあとに、携帯で小さな植物の写真をとり拡大してみた。小人の視点の写真のようで、新鮮な気持ちになる。

 今日もかろやかに暮らそう。

宝の山 7/10(信じて見える世界 7/30)

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驚きのある暮らしとコンピュータ技術!(宝の山6/10)

2010-08-22 | 第一章「意識と知覚」
 何十年ぶりかの写真と対面して、若いころの好奇心とか興味範囲とか、そういうものにハッと気がついた。私の基本的な関心は元々創造性とか、心理学方面であったが、進んだ学科がコンピュータ技術で燃えていた。
 就職先も、その延長で始めての仕事は、殆ど毎日研究所や技術者相手でコンピュータ(商用コンピュータではない)の技術営業であった。そんなことから、若いころはコンピュータ技術に熱中したものだ。

 それは自分にとって何だったのだろう。生育史からの文脈で説明できるところがあるが(例えば、父親との関係からの反動形成や補償のような)、さまざまな不思議な出会いを考えると、それ以上のものも感じる。

 時が経ち、今は第2、第3の人生を歩んでいるが、何か極端に振れ、かつての人生を否定してしまうような心理的傾向がでてきたりする。それも決して悪いわけでないが(必要なので)、時に無理のない範囲で肯定的に過去を見直すと思わぬ発見があるようだ。

 例えば、今の私にとって、生き甲斐の心理学の普及やボランティアでパソコンやインターネットは役だっているが、もっと違う技術もあるかもしれない。驚きのある暮らしの為に。

宝の山 6/10(信じて見える世界 6/30)

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