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縄文小説家・森裕行のブログです。身近な縄文を楽しみ生き甲斐としています。「生き甲斐の心理学」の講師もしています!

アース・フィーリングを楽しむ!(心の健康度 ④ 8/10)

2014-05-20 | 第四章「愛とゆるし」

 昨年、U先生と所属するNPOの仲間たちと共に飛鳥や吉野、そして奈良に旅したことは忘れがたい思い出である。普通の旅行と違い、U先生の発案でアース・フォーリングを大事にした旅行だったのである。大和三山をこころゆくまで楽しみ、太極拳までしたり、日本の聖地の一つである吉野を訪れたりしたことは、普通の観光では味わえない実に貴重な経験だった。

 歴史的な地に立ち、そこで湧きあがる感情を気楽に語り合える相手がいることは実にすばらしいものである。都会の生活で忘れられていた。古代からの知恵を頂いた旅であった。

 そんなこともあり、昨年後半から、東京タワー周辺を旅したり、四谷界隈を旅したり、府中・国分寺を旅したりした。そのポイントは、訪問する土地に敬意を払うというか、大切なあなたと私の関係を築くようにすることだと思う。それには、ただ訪問するだけでなく、心から興味を持つことに通じて、その訪問の前後に歴史を楽しく調べたりすることに繋がる。

 さて、昨日は、いつも良く行く薬師池公園周辺に立ち寄った。期待していたアヤメや花ショウブは残念ながら時期を過ぎ、公園は閑散としていたが、行基和尚と縁の深い薬師堂はいつもの落ち付きを保っていたようだった。そして、そこからぼたん園に向かう。ほんの数分で行けたかと記憶していたが、実際は10分くらいの距離で戸惑った。こちらも、残念ながら、ぼたんの盛りは済んでいたが、殆どだれもいない園内は清々しかった。そして、以前何度か行った石坂家の跡のあずまやに向かう。

<写真はクリックすると拡大できます>

  

  

   

  

   

 何とも静かなたたずまいで、かつての多摩の魅力を残しているようだった。そして、石坂昌孝のお墓や北村透谷と石坂美奈子の出会いの場所に建てられた記念碑を拝見させていただいた。何とも言えないアース・フィーリング。そして、このアース・フィーリングを胸に、家に帰ってから石坂昌孝や北村透谷をWikipediaで調べたり、さらに北村透谷の詩集や島崎藤村の北村透谷や妻のことを無料のKindleで読んだりした。

 北村透谷が、25歳で亡くなったこととか、最終的に亡くなったのが芝公園であったこと、生れが小田原であったこと、あるいはキリスト教の洗礼を受けたことを知り、さまざまな想念が湧きたった(つまり妄想!)。そして、芝公園にある、私が所属するWAC(長寿社会文化協会)から、メールが届いたり・・・意味ある偶然の一致かとも。

 最後に、昨日、心に残ったトマス・アクィナスの言葉(この文章には直接関係ないものの、どこかで繋がる)を・・・

 「私の神よ、私があなたを忘れても あなたは私を忘れないでください。」 

心の健康度 ④ 8/10

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