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縄文小説家・森裕行のブログです。身近な縄文を楽しみ生き甲斐としています。「生き甲斐の心理学」の講師もしています!

湧きおこる感情を大切にして健康的に‥今も縄文時代も (4/10 年末年始に理想と現実を考える)

2022-01-01 | 第二章「五感と体感」

縄文沼に入ってしまった年末。多分、今年いっぱい頭の中は「縄文」だらけ。不健全な精神状態になるのはいけないと、元旦の今日早朝に寒い大栗川に沿って散策をした。水鳥もあ元気に餌を探している姿を見つつ、感情の大切さを振り返った。健全な現実吟味力、アイデンティティの統合、防衛機制はこころの安定と自己実現への道には大事なのだが、今の世の中感情の処理の仕方を誰も教えてくれないため、結構辛い目に陥ってしまう。

感情を大切にするとはなにか。U先生に教えていただいたことで一番印象深いのは好き嫌い、怖い怖くないという原初感情を時々意識することだった。それを機に感情の大切さに近づいていく。もちろん湧きおこる感情を他人にそのまま伝えることではないし、湧きおこる感情を倫理道徳や常識で裁くことではない。学生時代、私は数学や統計が好きであったが、よく独立変数とか従属変数など独立とか従属ということを考えたものだ。この考えからすると、感情と理性との関係は従属的ではなく独立的であり、独立性を意識して対応すべきということだろう。ある状況で喜んではいけないのに嬉しいという感情が湧いたりする。あるいは、親や他者の期待を裏切るかのように嫌いという感情が湧く。このようなことは結構あるが、湧きおこる感情を抑圧したりすると、こころの健康を損ね、大事な決定に禍根を残すことになりかねない。ああ自分は今嫌っているとか、喜んでいるとか・・・それをいったん感情の真実を認めることが大事。それから感情は変わるものということを理解していた方が良い。覆水盆に返らずは事実のことを言っているだけで、感情は返ることがある。夫婦の関係や子弟の関係でも好きだったりきらいだったりいろいろ変化するものだ。基本的にはどんな感情が湧いても良いとし、行動としては自分も他者も大事にするというスタンス・構えが大事。ビックワードを使う危険があるが、が愛は感情ではないというのはまんざら間違っていないかもしれない。

さて、昨年は縄文時代の土器や土偶などを良く見に行った。江戸博の縄文2021は5回も行ってしまった。そんな中で五感でじっくり味わううちに自分なりの湧きおこる感情が良く見えるようになってきた。縄文後期の土器や土偶にドキドキするようになったり。世の中の評価とか言説に振り回されず私は私と湧きおこる感情を楽しむ。そんな中で必要な判断力や創造性のスイッチが入っていくのでは。

巻頭の写真は大栗川から丹沢の最高峰の蛭ケ岳と富士山を見た写真。縄文時代の人は神奈備形の山を神聖視していたようだが、正月・元旦に見ると何とも言えない感情が湧きおこってくる。私の家は大栗川下流域の小高い尾根近くにあるが、そこから富士山は見えないがこの蛭ケ岳の頂上がのぞける場所にある。何年か前に調べたら、近くに縄文早期~後期の遺跡がある。きっと縄文時代の人はウキウキする場所だったのではないだろうかと想像してしまう。ウキウキする景観、ウキウキする土器や土偶・・。真善美に対して湧きおこる感情。それは今も縄文時代も変わらず生きる力に直結しているのだろう。昨年は大栗川の上流や境川の上流に関心を持って調べたり見に行ったりしたが、最近大栗川の下流域(多摩市、日野市)にも美しい土器を見て興味が湧くようになってきた。忘れられない美。それは大きな原動力(縄文小説への)になるように思う。 

4/10 年末年始に理想と現実を考える

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