初夏の良い季節ではあるが、自分も含めストレスに満ちている今日この頃。コロナ禍の影響での身体的な問題や経済的な問題、自分だけではなく他者への心配などがあり心穏やかにはなかなかなれない。
こうした中、長く学んできたU先生の「生き甲斐の心理学」を読み返し、ストレスを整理し楽になるだけでなく、それを活かして人生を豊かにする方向について思索した。
まずは、自分のストレスに眼をつけることから始める。今日は何かイライラしているなとか、落ち着きがないかなと思ったとき、他者ではなく自分のストレスを見つめる。気になることがいくつあるかとか、その中でも何とかしたいものはどれかなど。絞り込んでいくだけで随分違う。次にストレス曲線(不安、怒り、身体症状、鬱、錯乱)は理想と現実のギャップから生じるという公式を思い出し、不安を生んでいる理想や現実の把握を点検すると簡単な問題はふっと解決することさえある。
理想と現実のギャップも、他者の行動を変えたいとか過去の失敗を何とかしたいということは泥沼に陥る問題であることが多いので、理想を変えるか、現実の把握の仕方を変えるのがコツかもしれない。逆に、自分を変えてギャップを解決するのは比較的簡単であり、あらたな地平を切り開く。
さて、心理学にもいろいろな学説があるが、ストレスも年相応に変化して時々の課題があるという人格形成論は役にたつように思う。今日は少年から青年、成人と成熟し人生の後半を迎えようとしている(迎えている人も)のストレスを考えてみたい。
仕事や家庭といった場で次世代の育成を考えなければならなくなるころ。先に挙げた他者との関係や管理者としての問題に遭遇することが多くなる。大切な人(自分を含め)の病や死、会社の倒産などの経済的問題、理不尽にもやりたいことができなくなるということもあるかもしれない。自分一人ではどうしようもない壁にぶつかる。
こうした時に乗り越えるコツは、既にこのブログを読んでいらっしゃる方の多くが独自に身につけられたものだと思うが、悩みが深い中で温かい恵みというようなものに出会ったり、ふとした時に悟りを得て考え方がきれいに整理されることで助かることもあるようだ。
私の場合でいえば、次の三つが直接的・間接的にストレスを幸福に転換してくれたように思う。
①自分は何のために生まれてきたのかといった自問自答を意識すること。当然回答はすぐ得られるものではないが、考え続けていくことで自分の背骨が見つかり、いつの間にか壁を乗り越えてしまうことも。考えていると人とか本、映画やテレビといったものから重大なメッセージをいただくこともある。意識は大事。
②こころをゆるして話せる人に自分の悩みを聴いてもらう。その時にアドバイスをしてもらうより、ただじっと聞いてもらうほうが良い。話しているうちに、自分の中から不思議にも回答が湧きだしてくる。ここまで書いていて、聴いてもらう相手が神仏ということもあると気づきました。
③真善美に触れることを意識してみる。私の場合は旅行や外出で真善美に触れて涙がでるほど助かった経験がある。
写真は調布市の京王フローラルガーデンANGEで撮影したもの。バラは観て美しいだけでなく素晴らしい香りをはなつものもあり五感をとおして癒される。
蛇足:
私は縄文時代の遺跡・遺構を愛しているが、これについては別に記したいと思っております。
1/10 真善美とストレス
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