50代後半となってくると、若き頃の集中力や体力が懐かしくなる。また、昔しなかったようなミスも増え、時に愕然とする。
先日も、ちょっとした文章を書いた。翌朝にもう一度、文章を確認して提出しようかと思った。いざ、朝になって、もう一度読んでみると、愕然とするような誤植がいくつも・・・・。
ちょっとシチュエーションが違うが、啄木が誤植の詩を悲しき玩具に書いている。
みすぼらしき郷里《くに》の新聞ひろげつつ、
誤植《ごしよく》ひろへり。
今朝のかなしみ。
日常の中の、ほんの一瞬の感情をきちっと捉えて、表現する。啄木の凄さに感激。大病の中でも、感性が冴えわたっているのでしょう。そして、美しく短歌に。
ススキを観ると何となく寂しい感情が湧く。昔、かなり暗い「昭和かれすすき」という演歌がはやったけ・・・でも、平成のススキは時に輝くことも。
(「五感から」15/16)
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