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縄文小説家・森裕行のブログです。身近な縄文を楽しみ生き甲斐としています。「生き甲斐の心理学」の講師もしています!

新しい環境になれていく鍵は?(心の健康度 ③ 10/10)

2014-05-12 | 第四章「愛とゆるし」

 新しい世界に飛び込むのは良いが、時にソフトランディングではなく、かなりハードランディングになることがある。右も左もわからない状態で、自分のやらねばならないことをやることは、本当に大変である。

 関わり始めた文化というかコミュニティには独特の常識もあるが、そんなことも知らない。いままでの自分の生育史上の正解の行動は、新しい環境では異常な行動に映ったりもする。新しい環境での違和感を点検しつつ、自分の理想や現実の基準を変えて行く、一致させていく作業と呼ぶべきか?それは、やはり本人だけが出来る作業なのである。周りの人は、当人と同じような生育史を持っているわけでもないので、あくまで支援する立場だ。

 学校でいえば、新入生、会社でいえば新入社員。4月からが多いと思うが、そろそろ新しい環境に適応していく時期なのだろう。自分の経験の中でも感じるのだが、適応の鍵は自分の現実に対する素直さかもしれない。判らないものを判らないと言い、知らないものを知らないという。好きなものは好きと感じ、嫌いなものは嫌いと感じる(言葉に出すことは、周りの過剰な反応もあるので、意外と難しい。)。その中で、祈りの時のような純粋さを持っていると、いつの間にか光が観えてくる。

 周りの人は、謙虚に支援する立場を貫いたほうがよいのだろう。そして、支援するカギは、人それぞれ個性があるのだろうが、やはり素直さが大切だと思う。誠実に判ることは判ると言い、知らないことは知らないという。カウンセリングでも、受容、共感とともに純粋と一致は大切にされているのだ。

 不一致からの脱失は、自分が変わることによってなされる。青虫がさなぎを経て蝶になったりするように、人も見えないどこかで変わっていく。

心の健康度 ③ 10/10

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