相場奥の細道 ~ 為替比較サイトもお勧めの本「先物罫線」「相場の張り方」の筆者、鏑木繁先生の連載コラム~

著者なりの相場観を綴ったもので、実際の投資および取引に関する最終決定は、お客様ご自身の判断で行われるようお願い致します。

盆が早よ来りゃ早よ戻る

2007-08-06 | Weblog

 蕪村の句に 『秋立つや何におどろく陰陽師』 というのがある。
 8月8日、立秋。暑さは、むしろ、ここから10日ほど厳しいという予報。
 立秋といっても空の色も雲の影も、なんら変わるところがないが、俳人たちは、身辺日常のなかに、やはり、なにかを感じている。
 夜は、いつの間にかチチロ虫(こおろぎ)が鳴いていたり。
 熊本の五木の子守唄
 おどが盆ぎり、盆ぎり、盆から先ゃおらんど。
 盆が早よ来りゃ、早よ戻る。
 おどま勧進かんじん、あんひとたちゃよか衆。
 よか衆よか帯、よか着もん。
 あすは山越えどこまで行こか
 鳴くは裏山蝉ばかり。
 おどんが打死だちゅうて誰が泣いてくりゅうきゃ。
 裏の松山、蝉が鳴く。
 蝉じゃござんせん妹でござる。いもと泣くなよ気にかかる。
 遠くで聞いていると、いい歌ですよ。

 

 

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『日に用いて知らず』

2007-08-06 | Weblog

 当社の、すべてのコンピュータが、つながらない。
 どこに、エラーがあるのか判らない。
 印刷所に原稿も送れない。相場情報も入らない。
 パソコン・レスキュー隊に電話した。パソコン救急車である。
 いつも[日に用いて知らず]と言っているのだが。毎日、日常、用いていて、ありがた味に感謝していないと、神様が、『どおじゃ』とコンピュータをお止めになる。
 われわれ日常生活でも、日に用いて(有りがた味を)知らずの事が多い。
 日々、感謝していても、[災難に逢う時は、逢うがよか候]。良寛さんは、『死ねときは死ぬが、よか候』と、おっしゃった。
 コンピュータも、つながらない時は、仕方ないです。
 便利は、不便。困った、困ったは過ぎたら忘れる。
 仕方ないのも、神様(天)のおぼし召しである。

 

 

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